Dominion(ドミニオン)
Temple Gates Games LLC
オンラインボードゲーム
基本プレイ無料
対戦中にデッキを構築し放つコンボが爽快!デッキ構築型というジャンルを生み出した伝説のカードゲームダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
デッキ構築の楽しさをゲームシステムそのものに取り込んだデッキ構築型アナログゲームのスマホ版
「Dominion(ドミニオン)」は、デッキ構築型カードゲームというジャンルを生み出した同名の傑作アナログゲームのスマホ版。
デッキ構築といえば、「Magic: The Gathering」や「ポケモンカードゲーム」、「遊戯王」といったトレーディングカードゲーム(TCG)が持つ要素で、それ自体が魅力を持っている。けど、TCGではあらかじめデッキ構築しておくことが前提。ゲームのメインである対戦とデッキ構築は切り離されている。
そんなデッキ構築を、対戦そのものに組み込んでしまおう…という大胆な試みを実現したのがアナログゲームである「Dominion(ドミニオン)」だった。その試みは大成功し、ドイツ年間ゲーム大賞をはじめ様々な賞を受賞。本作がなければ、「Slay the Spire」のようなデッキ構築型ローグライクゲームさえ、出てくることはなかったかもしれない。
カードゲームの金字塔にして、デッキ構築型カードゲームの元祖。あの「Dominion」がスマホで遊べちゃう。コンボの爽快感と、デッキを作り上げていく戦略性がもたらす中毒性が、いつでもどこでも一人で味わえちゃうのだ。しかも無料!ダウンロードしない理由がない…。
領土の多いものが勝つ!財宝を手に領土獲得を目指せ
タイトルである「Dominion(ドミニオン)」とは、日本語で「領土」のこと。その名の通り本作では、「領土」の大きさが勝利条件となっている。
本作に登場するカードは3種。「屋敷」や「属州」といった領土が書かれた勝利点カード、カードを獲得するための原資となる財宝カード、そして様々な効果を発動できるアクションカード。
ゲームは場に積まれた勝利点カードの山がなくなるまで行われ、山がなくなった時点で勝利点カードの多いプレイヤーの勝ちとなる。
プレイヤーは毎ターン、手札から財宝カードを使用し、場に積まれたカードを手に入れることができる。財宝カードの金額分、カードを購入する…というイメージで、手に入れたカードはデッキに入るぞ。
手札にアクションカードがあれば、財宝カードの前に使用することが可能。効果の内容はアクションカードによって異なるが、手札にカードを追加ドローしたり、カードの購入回数を増やしたり…といったことが行えるぞ。
基本プレイは無料!課金で追加パックをゲット可能
本作は、初期カードでプレイするだけなら無料。追加パックが有料となっている。
一般的なTCGと違い、デッキ構築型カードゲームはデッキ構築=対戦というスタイル。自分も対戦相手も、同じカードを使って対戦することになるので、追加パックを購入しないとデッキ強化ができないということはない。初期カードのみでプレイする場合は自分も相手も初期カードのみで対戦することになるし、自分が追加パックを使うなら、相手も追加パックを使うことになる。
つまり、あくまで追加パックはゲームルールを拡張するためだけのもの。
なので、初期カードだけでもゲームの楽しさをフルに味わえるぞ。プレイを繰り返して、ルールに変化をもたらしたくなったら、追加パックの課金を検討しよう。
「Dominion」の魅力は爽快なコンボと奥深いデッキ構築がもたらす圧倒的中毒性
カードの効果に別のカードの効果を上乗せすることで一気に有利な状況を作り上げるコンボ。そして、コンボのためにどんなカードを手に入れるべきか…と悩むデッキ構築。この2つの要素はTCGの醍醐味といっていい。
そんなコンボとデッキ構築が、同時に味わえちゃう…というのが本作の魅力!
コンボを狙いつつカードを集め、「ここぞ!」という場面で仕掛け、見事コンボがさく裂!…この気持ちよさと、スリルがたまらない。脳汁が溢れるのを止められず、ずっとプレイしていたくなる。
ボードゲームの賞を総ナメにするのも納得のおもしろさなのだ。
ずっとアクション!ずっと購入!ずっと俺のターン
本作では手札の枚数、アクションカードの使用枚数、カードの購入回数といった要素に制限が設けられている。ただしこれらの制限は、アクションカードの効果によって突破が可能!
たとえば「商人」カードは、アクションカードの使用枚数を1回追加する上、手札から1枚追加ドローできる。追加ドローによって「商人」カードを引くことができれば、理論上えんえんアクション可能!ずっとずっとず~っと俺のターン!
カードを4枚もドローできる「議事堂」カードなど、他のアクションカードの効果と絡めれば「ぶっ壊れ」レベルの効果を発動することだってできる。
コンボ次第でいくらでも効果を強化可能という爽快感は、間違いなく本作の魅力だろう。
デッキ構築をゲーム化!?その魅力とは
コンボは確かに本作の魅力だが、コンボが爽快なだけなら別にTCGでも構わない。しかし本作には独自の魅力である、ゲーム化されたデッキ構築がある!
一般的なTCGのデッキ構築と本作のデッキ構築の大きな違いのひとつは、デッキ変更の結果がすぐ確認できる点だろう。対戦中にデッキにカードを加えるので、その結果が対戦中即座に確認できる。
また、カード追加をめぐる悩ましさも大きな魅力。限られた金額と購入回数の中で、今どのカードを獲得すべきか?
アクションカードを追加すれば、勝利点カードによって勝利に近づくことはできなくなる。一方、勝利点カードは一切効果を持たないカードなので、手札内に増やし過ぎると、ドロー状況によっては満足に行動できなくなってしまう…。この選択の悩ましさがメチャクチャ楽しい!
ゲームの流れ
タイトル画面からメニューを選ぶことで、オンライン対戦やAIとのオフラインゲームをプレイできるぞ。
なおこの画面は英語表記になっているが、本作は日本語に完全対応している。英語表記になっていたら、画面右下のハンバーガ―ボタン(漢数字の三に似たマーク)をタップしよう。
オプションメニューから言語設定の部分を日本語に切り替えれば、すべてのテキストが日本語化される。
ストーリー性があるゲームではないけど、アクションカードの効果がわからないとプレイしにくいので、可能な限り日本語化した方がいい。
オフラインでは、AIの難易度を選べるぞ。まずは入門用のAIと戦ってみよう。
入門用のAIはとにかくアクションカードを集めるという傾向を持っているので、あまり有効なコンボを出すことができず、かなり弱い。
財宝カードを場に繰り出し、金額分のカードを場の山から獲得しよう。中央に配置されている大きなカードの山はすべてアクションカード。中央左に置かれた小さなカードの山は、左が勝利点カードで右が財宝カードだぞ。
「財宝カードの金額で財宝カードそのものも購入できる」という点は重要なポイントなので、押さえておこう。
オンライン対戦プレイでは順番待ちの列に参加し、マッチングを行う。
AIとの対戦を繰り返し、ルールを把握できたらオンラインにチャレンジしてみよう。
「Dominion」の攻略のコツはドロー確率を意識すること
本作に慣れていないと、アクションカードの効果に目がくらんで、ついつい色んなアクションカードをデッキに組み入れてしまう。しかしこれは悪手。
毎ターン開始時にデッキからドローできる手札の枚数は5枚と決まっている。つまり、デッキからカードを引く確率は5/n(エヌ分の5)。分母である5は、ゲームスタート直後の初期状態では10だが、カードを増やせば増やすほど大きくなっていく。5/10、5/11、5/12、5/13…といった具合に。
…ということは、ゲームが進んでデッキ内のカードが増えれば増えるほど、特定のカードを引ける可能性が減っていくということ。まずこの点を押さえておこう。
使用するアクションを特定!まずは金貨をゲット
では、どうすればいいか?その答えは、使用するアクションカードを特定すること。
あれもこれもと色んなアクションカードを増やすのではなく、1つか2つのカードに絞り込んでおく。
その上で、いきなりアクションカードを購入するのではなく、まずは財宝カードの銀貨を手に入れよう。本当は金貨を手に入れたいところだが、銅貨しか持っていない初期状態だと、金貨を手に入れるため金額に届かない。
手札に銀貨を増やしていき、金貨が手に入るよう金額に届いたら金貨をゲット。金貨が数枚手に入ったらアクションカード獲得に乗り出そう。
序盤に獲得するカードを財宝カードに限定することで、必然的に手札に財宝カードを揃えることができ、いちはやく高額アクションカードや高額勝利点カードを購入できるようになるぞ。
廃棄は超重要!圧縮戦術
可能であれば、最優先で手に入れたいアクションカードは「礼拝堂」のように、廃棄の効果を持ったカード。廃棄とは、デッキからカードを永久に除外するという効果のこと。
「エッ、せっかく強化したデッキが弱くなっちゃうじゃん!」と思うかもしれないが、そんなことはない。先ほど書いた通り、基本的にデッキ内のカードが増えれば増えるほど、特定のカードを引ける可能性が減っていくわけなので、デッキ内のカードが減れば減るほど、特定のカードを引ける可能性はアップする。
たとえばデッキにカードが15枚あり、金貨5枚、銀貨5枚、銅貨5枚という内容だった場合、ドローできるカードは金貨、銀貨、銅貨が混在するだろう。
しかし、デッキにカードが金貨5枚しかなければ、毎ターン確実に金貨5枚引けるということになる。
これを狙ってデッキ内のカードをガンガン減らしていく立ち回りを圧縮戦術という。
ただ極端にカードを限定してしまうと、デッキに勝利点カードが増えてきたタイミングで、手札に勝利点カードをドローする確率が増えてしまう。手札すべてが勝利点カード…という状況になると何も行動できなくなってしまうので、ある程度バランスを見ながらカードを廃棄しよう。