Tainted Treasure(テインテッド・トレジャー)
Wardius
2DアクションRPG
Android:140円 iOS:100円
スワイプのみというシンプルさとモノクロビジュアルが懐かし×楽しい!ゲームボーイ風アクションRPGダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
スワイプのみのシンプル操作でスリリングな冒険を楽しめるゲームボーイ風モノクロ・アクションRPG
「Tainted Treasure(テインテッド・トレジャー)」は、スワイプのみのシンプル操作でスリリングな冒険が味わえるゲームボーイ風のモノクロ・アクションRPG。
2人のキャラクターを操り敵を攻撃!バトルを繰り返してダンジョンを攻略しよう。
特徴は、ゲームボーイ世代のゲームを連想させるモノクロビジュアル。見た目のみならずシンプルなゲーム性もゲームボーイライク。加えて、シンプルなんだけど決して底が浅いわけじゃないという点もゲームボーイ風といえるだろう。
少年(ゲームボーイ)時代の記憶を呼び覚まし、胸を熱くしてくれる一本だと思う。
左右スワイプで選択!上フリックで攻撃
本作はあらゆる操作を上下左右のスワイプにまとめている。
基本的にプレイヤーが操作するのはバトルだけ。そのバトルは、ターン制のコマンド選択型となっており、攻撃や回避といった行動パートにタイミングアクションが取り入れられている。
攻撃ターンでは、左右スワイプで攻撃手段とターゲットを選択。するとキャラクターが攻撃の準備モーションに入るので、頭の上が光ったタイミングで上スワイプ!
また、回避ターンでは敵の攻撃モーションに合わせて左右スワイプ。敵が右のキャラクターを攻撃すると思ったら右へ、左のキャラクターを攻撃すると思ったら左へスワイプしよう。入力した方向と敵の攻撃対象が見事に一致すれば回避成功!
なお、回避成功後すぐに上方向へスワイプすると、敵の攻撃対象にならなかった側のキャラクターがカウンター攻撃を行ってくれるぞ。
コスパはバツグン!でももうちょっと収集要素が欲しい
本作は買い切り型で、価格はiOS版が100円、Android版が140円。これは各ストアでアプリに設定できる最低価格で、これ以下の価格は無料しか存在しない。
とはいえゲームそのものがつまらなければ、100円でも割高というもの。だが本作は、シンプルでありながらおもしろい作品に仕上がっており、買って損のない作品となっている。
ゲームボーイ世代ドンピシャな筆者は内容に加えて懐かしさまで味わったので、エンタメとしてのコスパはバツグンだと感じた。
ただ個人的にちょっと残念なのが、収集要素に乏しいこと。本作のドット絵は懐かしい上にカッコいいし、アクションバトルも楽しいしで「もっと仲間キャラクターが沢山いてもよくない!?」と正直思う。追加課金払うから仲間キャラ配信してほしい…。
「Tainted Treasure」の魅力はシンプルながらスリリングなバトルシステム
キャラの頭上の光や敵の攻撃モーションに合わせてスワイプするだけ?なんか、一昔流行って酷評されたQTE(クイックタイムイベント)みたい…。
そう。本作のシステムは、QTE的な底の浅いシステムにパッと見思える。ただ逆に言えば、それだけシンプルにまとまっているということ。
そして、本作においてシンプルなのは、スワイプのみという操作系であってゲームルールそのものではない。ゲームルール部分では、複数の種類の異なる判断を盛り込んでいて、底が浅くなることを防いでいる。
どの武器を使うか?いつ回避するか?
実は本作の武器にはコストが存在している。キャラクターのHPの下には武器を使うためのリソースが表示されており、攻撃すると武器コストに応じて減っていく。
このため攻撃時には、強力だが高コストな武器を使うのか?それとも威力は弱いが低コストな武器を使うのか…という判断が求められる。
また武器は2つまで装備でき、ショップで装備交換が可能。このため、リソース不足時に備えて低コスト武器と高コスト武器の両方を用意しておく…だとか、高コストで構わないから単体用高火力武器と範囲攻撃武器を持ってガンガン攻める…だとかいった戦略的判断も必要になってくる。
こんな風に本作は、シーンごとに異なるタイプの判断が求められる。一見単純にスワイプだけで進むだけのゲームに見えて、実は考えることが重要。だから底の浅い作品にはなっていないのだ。
敵のモーションがおもしろい!スリリングな判断
ちなみに、リソースは回避成功時に回復していく。このため、回避に自信があるなら、高コスト武器だけで進むことも可能なのだ。
つまり本作は回避の重要性が高い。なおこれは筆者の推測だが、開発者自身このことを理解していると思う。だからこそ、回避時の敵モーションが豊富。そして回避モーションの豊富さが、バトルのおもしろさを最大限高めている。
敵が右側にジャンプしたから右のキャラクターを狙うのか…と思いきや、角度を変化させて左のキャラクターを狙う…。こんな風に、こちらの心理を見透かしたかのようなモーションが多い。だからこそ、まるで作者とコミュニケーションしているような感覚になる。「そうくると思ってたよ!」「あちゃー!そう来たか!今回は騙されたー」みたいに。
ちなみに敵がどのモーションを繰り出すかはランダムだが、モーション途中で他のモーションへ変化することはない。このため、どのモーションが出るかというスリルはありつつも、理不尽さを感じないものになっている。
どのモーションで来る?どっちに避ける?…とギリギリまで考えるリアルタイムの判断。この要素もまた、本作が持つ異なるタイプの「判断」のひとつといっていいだろう。
ゲームの流れ
この上なくシンプルなタイトル画面。ちなみにTaintedとは日本語で「汚れた」という意味。なので、タイトルの意味は「汚れたお宝」になる。主人公はガンマンとニンジャっぽいので、盗賊的な活動を行っているんだろうか。
画面下に書かれている通り、上方向にスワイプするとゲームがはじまるぞ。
本作は日本語対応していないが、テキストはほとんどないのでプレイに支障はないだろう。ストーリー要素は皆無で、テキストが出てくるのはチュートリアルくらい。
そして、チュートリアルで書いてあることが分からずとも、矢印の方向へスワイプするということが分かっていればプレイ可能。超シンプルルール!
戦闘で敵を倒したタイミングで選択が出現することもある。宝を手に入れるか、それともショップで武器を交換するか。
ローグライト的な判断がおもしろい。
選択でハートが出た場合、体力回復が行えるぞ。
個人的にはアイテムの獲得より回復を優先したほうが攻略しやすいように感じた。
2人のキャラクターのHPがどちらもゼロになるとゲームオーバー。
それまでの戦績に応じてゲーム内要素がアンロックされるぞ。
「Tainted Treasure」の攻略のコツはカウンター重視の立ち回り
本作でカウンターを繰り出すためには回避を成功させなければならない。ということは、回避でダメージを0に抑えた上で敵へダメージを与えることになる。
当然といえば当然だが、これは強力!カウンターをモノにすることが本作攻略の肝といえるだろう。
とりあえず避ける!そして覚える
カウンターをモノにする上でまず重要なのが、覚えること。
本作で敵が左右どちらに攻撃するかはモーションによって固定。なので、覚えてしまえばモーションが出た瞬間に回避方向を判断できる。
覚えるためには、モーションを見たら必ず意識的に回避しよう。意識的に回避というのは、左右どちらに避けるか決めた上で回避するということ。
初見のモーションは絶対右に回避する…みたいな決め打ち回避や、何も考えずに出たとこ勝負で避けるというのはNG。
何故かというと、左右どちらに避けるか決めた上で回避すると、体験が強化されるから。成功したら「よし、自分の推測は正しかった!」という形で記憶に残るし、失敗しても「自分の推測の裏をかかれた!次は気を付けよう」という形で記憶に残る。…つまり、覚えやすい。
上手くいかない?ならタイミングをズラしてみよう
敵のモーションは覚えたのに、なかなか回避が上手く決まらない…。
もしそんな状況に陥ったら、タイミングをズラしてみよう。回避方向が合っていても、回避のタイミングが早すぎたり遅すぎたりすると、ダメージを受けてしまう。
この時意識するのは、敵がどんなポーズの時にスワイプするべきか。タイミングを敵ポーズとして覚えることで、回避のタイミングを覚えやすくなるぞ。