Lovecraft’s Mythos Run(ラブクラフト・ミトス・ラン)

Lovecraft’s Mythos Run(ラブクラフト・ミトス・ラン)

パブリッシャー LLC Blini Games

ジャンル 横スクロールアクションゲーム

価格 基本プレイ無料

飛行するポリプから逃げろ!クトゥルフ神話の世界で永遠に逃げ続ける悪夢のようなランアクションゲーム

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Lovecraft’s Mythos Run のレビュー画像

飛行するポリプから逃げ続けろ!敵を倒し障害物を避け続ける永遠の逃避行。

クトゥルフ神話の異形や狂信者たちから逃げ続ける横スクロールアクション型のエンドレス・ランアクションゲーム

「Lovecraft’s Mythos Run(ラブクラフト・ミトス・ラン)」は、クトゥルフ神話の世界を扱ったゲーム「Lovecrafts Untold Stories(ラブクラフト・アントールドストーリーズ)」の世界が舞台のエンドレス・ランアクションゲーム。

「Lovecrafts Untold Stories(ラブクラフト・アントールドストーリーズ)」は見下ろし型の探索アクションゲームだったが、本作は障害物をひたすら回避し続ける横スクロールのラン・アクションゲームとして作られている。

ゲームの目的はクトゥルフ神話の異形の一体である飛行するポリプから逃げること。襲い来る小型の異形狂信者を倒しつつ、障害物を回避しつつひた走ろう。

とはいえエンドレスなので、永久に逃げ続けなければならない。この悪夢のような世界感、まさしくクトゥルフ…!

ショットで敵を攻撃!障害物はドッジで回避しよう

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敵はショットで倒す!障害物はぶつかる前にドッジで回避しよう。

本作は強制横スクロール。なので、移動はオートで行われる。

プレイヤーが行うアクションはショットドッジの2つ。

ショットは画面をタップすることで行える。画面の左側と右側、タップした方向へショットを放つぞ。

異形や狂信者といった敵はショットで倒すことができるが、触手といった障害物はショットでは倒せない。なので、ドッジで回避しよう。ドッジは、下方向へのフリックで繰り出せるぞ。

ドルで装備を購入!主人公を強化しよう

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アイテムを購入して能力を底上げしよう。徐々にスコアアップしていくのが楽しい。

敵をショットで倒すと、ゲーム内のお金であるドル($)を獲得できる。

ドルを使えば、準備画面で装備を購入可能。装備によってプレイヤーのHPを増やしたり、特定の障害物への耐性を持ったりすることができるぞ。

なお、ドルは課金で手に入れることもできる。

「Lovecraft’s Mythos Run」の魅力はクトゥルフ神話の持つ悪夢のような世界観

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後ろから迫りくる羽虫のような異形は、外なる神の幼生だろうか…?

本作のタイトルに刻まれているラブクラフトミトスとは、怪奇小説家・HPラブクラフトが記した神話のこと。要するにクトゥルフ神話のことなのだが、あえてラブクラフト神話という言葉を使う場合、クトゥルフ神話と区別する意図が含まれる。

クトゥルフ神話はラブクラフトの死後、友人の作家・オーガスト・ダーレスによってシェアされる世界観…シェアードワールドとなった。要するに二次創作可能な世界となったわけで、世界に参加する作家それぞれの価値観が許容されている。たとえば、異形の神々が善悪の思想に分かれているだとか、四大元素が絡んでくるだとか、はたまたニャルラトホテプが美少女だったりとか…。

これに対しラブクラフトの書いたクトゥルフ神話は、この宇宙に潜む超自然的恐怖=コズミックホラーを描いている。この宇宙には人知の及ばぬ超越的な存在がおり、そうした存在に人間が触れた際、到底正気ではいられない。だから、怖い。

人知が及ばないということは、すなわち人間にとって理不尽な存在ということ。悪夢のように説明ができないということ。この理不尽さを端的に表しているのが、「クトゥルフ」という名前だろう。

クトゥルフというのは正式な神の名ではない。そもそも人間には発音することができないのだ。クトゥルフ、クトゥルー、ク・リトル・リトルなど様々な表現があるのもこのため。

そして、そんなラブクラフト神話の持つ悪夢のように理不尽な世界観こそ、本作の魅力だろう。

難易度が理不尽!悪夢のように難しい

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移動速度が速く、前後から敵が出てくるため激ムズ!死にゲーと呼べる難易度。

エンドレスに走り続ける世界観や、プレイの度に変化する舞台など、本作は悪夢のようなラブクラフト神話の世界観をまずビジュアルで表現している。

そこに加えて本作は激ムズ難易度も理不尽なのだ。

これは、敵や障害物がランダム生成されているため。組み合わせによっては、「今のどう対応すりゃいいんだよ!」的なシチュエーションになってしまう。

これがフツーのゲームだったら「理不尽だからつまらない…」となるかもしれない。しかし本作の世界観はラブクラフト神話。人知の及ばぬ理不尽はむしろテイストといえるだろう。

慣れるとおもしろい!理不尽を克服する楽しさ

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徐々に移動距離が延び、ボス戦へ到達!理不尽を腕前で越えるのが楽しい。

ところで、本作の前身である「Lovecrafts Untold Stories(ラブクラフト・アントールドストーリーズ)」も、かなり難易度が高い作品だった。その理由も本作と同じで、マップや敵がランダム生成されるため。

そして前作も今作も、操作に慣れてくると理不尽に抗えるようになっていく。これがおもしろい。

今作については一般のランゲームのように回避を重視するのではなく、敵を倒すことを意識するとスコアが伸びて楽しくなってくる。バトル重視でマップを進んでいくこの感覚は、前作が持っていた楽しさに近い

そういう意味で本作は、ラブクラフト神話の精神性のみならず、前作のイズムもキッチリ引き継いだ作品といっていいだろう。

ゲームの流れ

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「PLAY」をタップするとゲームスタートできるぞ。OPTIONでは各種設定が可能。

残念なことに前作同様、日本語には対応していない。ただストーリーはないので、ゲームを楽しむ上で困ることはないだろう。

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本作にチュートリアルはない。操作方法の確認は、OPTION内で行えるぞ。ただし、日本語対応はしていないけど…。

基本的に、画面タップのショットで敵を倒し、障害物は下フリックのドッジで回避ということさえ知っていればOK。あとは、後ろから飛行するポリプに迫られているってことを押さえておけばストーリー面でも問題ナシ!

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タイトル画面で「PLAY」をタップするとこの画面へ。アイテムの購入と装備画面になっているぞ。スマートフォンの画面サイズによっては文字サイズが小さく読みにくいのが残念…。

画面右下にある「PLAY」をタップすると、アクションパートがスタート!

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主人公を操作して飛行するポリプから逃げよう。画面上中央のゲージが飛行するポリプと主人公との距離を示している。

また、画面左上にある3つの四角形が主人公のライフ。これがゼロになるとゲームオーバーだぞ。

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たいていの敵は近距離攻撃型なので、接触する距離まで近寄られなければ問題ない。けど、中には銃などの遠距離武器を持つ敵も存在するぞ。

回避しないとダメージを受けてしまうため、しっかりドッジで回避しよう。

「Lovecraft’s Mythos Run」の攻略のコツは視線の位置と後方攻撃重視の立ち回り

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コツを掴むまでに何度も死ぬ。ただそれがラブクラフト神話の世界観。

一般的なランアクションゲームでは、主人公にとって前方向から敵や障害物が迫ってくる。なので、主人公の前方を見るのがコツ。前向きな姿勢が、リスクのない立ち回りに繋がるわけだ。

だが本作はラブクラフト神話の世界観。この理不尽な世界に、前向きな姿勢やらポジティブシンキングといった人類の朝知恵が通じるはずもない。となると、当然姿勢は後ろ向き

だがこの、後ろ向きな姿勢こそ攻略のコツ。なぜなら、本作の敵は主人公の後方から出てくることの方が多いから!

後ろから出てくる敵に備えよう!左へショット

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基本姿勢は後ろ向き。後方から出てくる敵をショットでシバこう。

敵は主人公後方に出現することの方が多いため、基本的に画面左側をタップして後方へのショットを行い続ける…というのがポイント。

ただ、後方に出現することの方が多いというだけで、前方から出現しないというわけではないので前方への注意は必要

とはいえ、前方からの敵と接触してすぐにダメージを受けるわけではない。敵は主人公と接触後に攻撃モーションを取り始めるため、数秒ほどの時間的余裕がある。

なので、基本的には後方にショットを撃っておき、前方からの敵によって主人公の動きが止められたら、前方をショットするという立ち回りがオススメだぞ。

ちなみに何故敵が後方から追ってくるのかといえば、飛行するポリプが後方にいるからだろう。

撃つのは後方!視線は前方

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障害物はドッジで回避するしかない。いち早く反応するために視線は前方へ。

画面後方へ向けてショットし続けるという立ち回りに慣れたら、操作はそのままに自分自身視線を主人公前方へ向けようプレイ中、見るべき場所は主人公前方がいい

というのも、前方には敵以外に障害物も出現するから。敵と違って障害物は接触すると即座にダメージを受けてしまう。

なので、主人公後方へショットを撃ちつつ前方を見ておき、障害物が出現したら即座にドッジ…というのが立ち回りの基本となる。

これをマスターすると一気にスコアが伸びるハズ。