風雲黙示録 ~格闘創世~ アケアカNEOGEO
SNK CORPORATION
格闘ゲーム
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風雲拳とは、実践空手道とブーメランを組み合わせた全く新しい格闘技!SNKが放った格闘「奇」ゲー!ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
空手×ブーメランは新しすぎた!?SNKとしては濃すぎる内容に、当時の格ゲーファンも驚愕した伝説の奇ゲー!
「風雲黙示録 ~格闘創世~ アケアカNEOGEO」は、ある意味SNKの集大成ともいうべき格闘「奇」ゲーで、ライン制・拡縮・武器の要素などを取り入れた全く新しい何か。
アーケードでの発売時期は1995年で格闘ゲーム全盛期だったのだが、日本ではそのキャラの濃さや珍妙な設定などもあり人気作にはならなかった。
中身を見てみると「餓狼伝説」シリーズの2ライン制や、「龍虎の拳」シリーズの拡縮演出、「サムスピ」シリーズの武器格闘要素などなど、正にSNK格闘の集大成ともいうべきシステムだったのだ。
海外(特に中国や韓国)では、受け入れられ続編まで制作されたSNKの奇ゲーともいえる作品を是非とも触ってみてほしい!
素手の攻撃と武器攻撃、そして武器投げがある格闘アクション!
基本的には8方向レバーによるキャラ移動とジャンプ、そして4ボタンでの攻撃や特殊アクションといったスタンダードな格ゲーだ。
全員が素手の格闘術に加えて、何かしらの武器を所持しているのが特徴的。
ボタンは弱攻撃(A)・強攻撃(B)・武器攻撃(C)・ラインアタックの4つで、レバーとの組み合わせで各キャラごとの必殺技が使える。
また、B+Cで「武器投げ」ができるため、全てのキャラが飛び道具を完備しているのも面白いところ。
ステージにもギミックがあり、普通に立てる足場ではなく鉄棒にぶら下がるラインや、上空から何かが降ってくる場合があるなど、一癖ある対戦になるぞ。
ダッシュやラインアタックなど、コマンドで出せる豊富な特殊アクション!
本タイトルはとにかく全キャラが使える特殊な操作で出せるアクションが豊富で、少々覚えるのが大変ではある。
ダッシュは基本的に→→や←←で出すが、↙→→や↘←←での超ダッシュというものもあって、移動に変化を持たせることが可能。
特にラインアタックは豊富で、コマンドは割愛するが通常の「ラインアタック」のほか、「大ジャンプラインアタック」「ステップインアタック」「スーパーラインアタック」といったものが用意されているぞ。
それぞれ移動方法が違っていて使い分けるのは大変だが、状況に応じた攻撃ができるので是非とも利用したい。
このほかにも、「避け攻撃」や「殴り返し」、「投げ返し」、「武器跳ね返し」といったシステムもあって、何でもありといった感じ。
「風雲黙示録 ~格闘創世~ アケアカNEOGEO」の魅力は、詰め込み過ぎのシステムにカオスな世界観・設定!
後に製作スタッフ自身が「あの時は、どうかしていた」と語るほどに、内容的にはカオスだったのが本タイトルだ。
実践空手道×ブーメランやプロレス×アックス、ボクシング×ソードなどなど、とにかく素手の格闘に武器を掛け合わせた全く新しい格闘技を使うキャラばかり。
各キャラの必殺技や武器の使い方などに、当時も多くのツッコミが入ったことは言うまでもない。
それだけでもカオスな感じだが、設定的に「餓狼伝説」や「龍虎の拳」などの未来の世界観だったり、同じSNK作品の「ファイヤースープレックス」ともつながりがあるなどやりたい放題。
本当に「どうかしている」作品でコアなファンは多いものの、他のSNK作品とは違い色物系とみられることがほとんどだろう。
※SNK作品というより、A〇Kやデー〇イーストのタイトルといった方がしっくりくる人が多い。
2ライン制に拡縮演出、ステージギミックなど、NEOGEO格ゲーの集大成!?
上記しているように、全キャラクターが使える特殊アクションが非常に多く、そこに更に多彩なシステムが加わっていく。
「餓狼伝説」シリーズのような2ライン制であったり、「龍虎の拳」シリーズのような拡大縮小演出が取り入れられていたり、「ワールドヒーローズ」シリーズのデスマッチモード的なステージギミックが盛り込まれていたりする。
言ってしまえば武器要素も「サムスピ」シリーズと同様だ。
とにかく、当時のNEOGEO格闘ゲーに取り入れられていたシステムを、可能な限り色々と盛りまくった・・・、そんな印象。
色んな事ができて楽しいゲームなのだが、全部使いこなすのは難しいだろう。
当時のゲームとしては良好だった対戦バランス!
前述してきた通り、笑える内容ではあるものの、実は対戦のバランスは当時のゲームとしてはなかなかに良好だった。
どのキャラを使っていても、しっかりと対戦になるようなバランスになっていたのは本当に珍しい。
だが、キャラクターの濃さやアクションの多さで初心者はとっつきにくかったり、ダメージモーションの前半が無敵になっている(サムスピなどでは後半が無敵)ために繋がらないコンボが多く上級者たちも追及を諦めてしまったりと、対戦が流行らない状況が多かったのが残念だ。
続編である「風雲スーパータッグバトル」ではシステムから別物になってしまったが、本タイトル自体は決して悪くない作品だったと個人的には思う。
ゲームの流れ
キャラは10人からセレクト。
どれも濃いうえ、巨漢だらけ。
一癖ある技だらけだが、動かしてみると面白い。
色物ゲー好きにはたまらないものがある。
各キャラたちの掛け合いもあるぞ。
それぞれの性格や関係が描かれていく。
ちなみに脱衣KOもある・・・、男性キャラのみ全員。
誰トク?(マジで唯一の女性キャラ、キャロルは脱げない)
濃すぎるキャラたち、多彩なシステム&アクションを使いこなせ!
「獣神武闘会」を勝ち残るのは誰だ!
「風雲黙示録 ~格闘創世~ アケアカNEOGEO」の序盤攻略のコツ
コントローラーでのプレイ推奨なのはもちろんだが、頻繁に使うB+Cを設定でどこかに割り振っておくのが大事。
武器投げと武器投げ必殺技は必須ともいえるので、これを設定しておくかどうかで扱いやすさが全く違ってくる。
ステージギミックを使ってみよう!
ステージに配置されているギミックを使いこなすと、戦い方が少し違ってくる。
特にぶら下がり状態になるラインには、攻撃することで飛び道具になるギミックが設置されていたりするので、まず戦闘スタート時にライン移動してガンガン落としていこう。