Shadowhavens(シャドウヘブン)

Shadowhavens(シャドウヘブン)

パブリッシャー Samurai Dinosaur

ジャンル RPG

価格 基本プレイ無料

重厚・美麗なカードアートが想像力を刺激!カードを左右にフリックするだけで物語が進むライトなRPG

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左右にスワイプすることで物語を進行。護符の獲得を目指せ。

カードを左右にフリックすることで冒険を進行するライトなシステムで本格ファンタジーを描いたRPG

「Shadowhavens(シャドウヘブン)」は、カードを左右にフリックすることで冒険を進めていくライトなRPG。

基本的なゲームシステムは「Reigns」シリーズに近い。カードを左右どちらにフリックするかによって、パラメーターが増減。

パラメーターはAmulets(護符)Health(健康)Strength(力)Valor(勇気)の4つ。プレイヤーの目的はこのうちのAmulets(護符)を10集めること。その前に他のパラメーターがどれか1つでも0になってしまうとゲームオーバー

ゲームシステムはこの上ないほどシンプルだけど、極上のビジュアルが想像力を刺激し、本格ファンタジーの世界を体験させてくれる

カードを左右にフリック!冒険を進めよう

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これが目的の、護符。こいつを10集めなければならない。

ゲームを始めると、カードが出現する。

「Reigns」シリーズと違って本作にテキストによる情景描写は存在せず、「ENEMY(敵)」「ITEM(アイテム)」といったカード名と、ビジュアル表現のみ。このため、日本語未対応だがまったく支障なくプレイできるぞ。

カードの下部には、フリックした際にどのパラメーターがどう変化するかも記載されている。この欄を見て左右どちらにフリックするか決めればOK。

広告なし課金なし!現在のところ完全無料

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すげえカッコいいのに、音楽や効果音がない。これはちょっと残念…。

本作は無料でダウンロード可能で、ゲーム内課金や広告表示も行われない。すくなくとも2023年3月現在、完全無料でプレイできる模様

ただ個人的には、有料にしてもいいから、BGMやSEなどの演出面を強化してほしい。気軽にRPGの世界観を味わえて結構気に入っているんだけど、ちょっと演出が乏しすぎる部分がある。なので、お金を払ってもイイから、ぜひともアップデートしてほしいところ!

「Shadowhavens」の魅力は想像力を刺激するカードのアートワーク

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スケルトンたちとどう戦うのか?…演出はすべてプレイヤーの想像力にかかっている。

最近のゲームはスマホゲームであっても3DCGバリバリ、演出も超ド派手でカッコいい。

ただゲームには、あえて演出を抑えることで想像力を刺激するという方向性もある。

たとえば、「ウィザードリィ」シリーズに代表される3DダンジョンRPG系の演出がそうだろう。アニメーションやビジュアル演出は最低限。

けど、だからこそプレイヤーのイメージが壊されない。ゲーム側から「これがこの世界の現実ですよ」と正解を押し付けられないから、プレイヤーに想像の余地が残されるのだ。本作も、そんな魅力を持った作品といえるだろう。

情景描写は絵だけ!…でも極上

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静止画なんだけど、手抜き感はゼロ。どのカードも超カッコいい…!

本作の描写はカードに描かれた静止画のみ。最近はLive2Dなどの技術により、静止画であってもアニメーションさせることが可能だが、本作のビジュアルは完全な静止画!

でもだからこそ、敵と実際にどんな戦いを繰り広げているのか、出会った仲間とどんなやりとりをしているのか…など、プレイヤーが自由に想像できる

ただここで、人によっては「えっ、プレイヤーがいちいち想像しなきゃいけないの?それってただ単に手抜きをごまかしているだけじゃ…」と思うかもしれない。筆者も本作をプレイしてなかったら、そう思ったろう。

だがそれは違う。というのも本作のビジュアルは静止画であっても極上。手抜きだから想像力でごまかさなきゃいけないのではなく、ビジュアルクオリティが極上だから、見たら思わず冒険の情景を想像してしまう…。これは…アナログのカードゲームとしても是非リリースしてほしい

サクサクプレイできる!トランプのソリティア感覚

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ビジュアル的には超重厚。でもプレイ進行はテンポよくサクサク進む。

また、テキストによる説明やアニメーション演出がないことで、テンポよくサクサクプレイできる点も本作の魅力だろう。

あまりにテンポがいいから、ゲームオーバーになってもつい再プレイしてしまう。この感覚は、トランプのソリティア」に近い。

余談だが、PCに「ソリティア」というタイトルでインストールされているゲームの本来の名称は「クロンダイク」という。では「ソリティア」とは何かというと、一人でプレイすることを前提に作られたトランプゲーム全般を指す。

本作は「Reigns」シリーズからテキストや演出、アイテム管理といった要素が除外されたことでアナログのカードゲームとしても成立するシステムとなっている。このことを踏まえると、本作はもともとアナログの「ソリティア」ゲームを目指して作られたのかもしれない。

…もしそうだとしたら、繰り返しになるがアナログ版をリリースしてほしい。いや、このカードのカッコよさ、ぜひとも手元に持っておきたいでしょ!

ゲームの流れ

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タイトル画面には英語でプレイ方法が書かれている。本作において理解が必要なテキストはこの部分くらいだろう。

ちなみに内容は、護符を10枚集めたら勝ち、健康、力、勇気のうちいずれか1つでもゼロになったらゲームオーバーというもの。これさえ理解しておけば十分プレイ可能だぞ。

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タイトル画面をフリックしたら、既にゲームははじまっているぞ。ランダムで表示されるカードを左右にフリックし、冒険を進めよう。

たとえばこのカードなら、左にフリックすると力が+1され右にフリックすると健康が+1される。ITEMという名称で鎧が書かれているところを見ると、この鎧を発見し、装備することでパラメーターが増えるということだろう。

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ENEMY…すなわち敵が出現した!カードの効果は左フリックで力-1、右フリックで健康+1。

敵との戦闘によって、いずれかのパラメーターが失われるということだろう。どちらの選択をすべきかが問題だ…。

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アイテムを発見!しかしこのアイテムは、健康か勇気のどちらかを失ってしまう模様。

Wispers Of Serpents(蛇のささやき)という名称からすると、書物に書かれていたのは悪しき存在がそそのかすようなないようだったのかもしれない。…そう考えるとなんとなく「クトゥルフ」っぽくもあるね。

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またまた敵が出現!今度の敵はドラゴンのような姿。強そうでカッコいいぜ。

強そうなんだけど、効果は健康-1or勇気-1なので、さほど脅威ではない。とはいえ勇気のパラメーターが6まで減っているので、ピンチに陥りつつある。なんとか回復しなくては…!

「Shadowhavens」の攻略のコツはパラメーターのバランスを取ること

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-4!一気にパラメーターが減るけどどれを減らすべきか?判断のコツはバランスだぞ。

本作の攻略のコツは、3つのパラメーターのバランスを取ること。

どれか1つゼロになってしまうとゲームオーバーなので、減らすときも増やすときも全体のバランスを取ることがポイントだぞ。

バランスよく減らす!バランスよく増やす

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力と勇気、より少ない方を増やすことで数値のバランスを取る。

バランスを取るのはそんなに難しいことじゃない。

パラメーターが減るイベントではHealth(健康)、Strength(力)、Valor(勇気)の内、一番多いものを減らすようにする。この逆に増やすイベントでは一番少ないパラメーターを増やすようにすればOK。

なお、パラメーターの上限は10。このため、10以上増えることはないぞ。

Amulets獲得は例外!危険を冒すべき時

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護符が減るだけイベント!なんと、こんな凶悪イベントもあるのだ…。

冒険の目的であるAmulets(護符)の増加イベントも、カードイベントとして登場する。

でもなかなか出現しないし、しかもAmulets(護符)マイナスイベントも多いので、増やしていくのはかなり難しい。

なので、Amulets(護符)の獲得と、他のパラメーターの減少イベントが重なった場合、たとえ危険を冒してでもAmulets(護符)獲得を優先したほうがいいだろう。