おさわり勇者さま

可愛いセクシーな美少女キャラが登場する、お色気系の RPGですね。DMMからリリースされているということで、とてもDMMらしいセクシーな路線がいい。キャラクター自体は可愛い女の子が多いが、モデリングというか女の子たちの質感はあまりクオリティの高さがなくて少し質素な感じがしますね。バトルは普通のコマンドバトル RPGっぽいかんじではなく、スキルカードを使った戦い方が特徴的なバトルで、単調なバトルではない感じでそこそこ楽しめました。

まぁこんなもんですかねえといったところ。ゆるく遊ぶ分には楽しめるゲームではありそうだが、ブラウザゲーム特有の取り回しの悪さやロード時間などはどうしてもついてまわる。
レアリティ問わず全キャラに大人のシーンがあるのは高評価。これは全キャラか知らないが、それなりに自然に動くのでここ数年での技術革新を思わせる。チュートリアルの1キャラを除いて、好感度最大まで上げないとシーンが見られないのはちょっと大変かな。

超デフォルメされたキャラの背中を眺めながらのバトルはまるでSFC全盛期のRPGを彷彿とさせます。これは懐古主義なのか、それとも、スペックを無視してグラフィックの美しさを追い求め続けるスマホゲーム業界へ打ち鳴らす警鐘か………、いやどっちでもないなたぶん。
ダンジョンの探索はフルオートで、宝箱を取ったりトラップをかわしたりするのも編成と運次第。バトルもスキルの使用順がキャラごとに固定されているためとても不自由。なんというか、その辺の「もどかしさを楽しむ」だけの心の余裕がないとキツいかもしれません。正直なところ、バトルは楽しいとは思えませんでした。突き詰めれば奥は深そうなのですが、なんか面倒くささが先に立ってしまいました。
「おさわり」を冠として掲げているぐらいなのだから、もう少し、今までにない触感を体験させて欲しかったと思うのは贅沢でしょうか。残念なことに「おさわり」した時の感触にそれほど新鮮さは感じませんでした。
ちなみにR18版もありますが、アレのシーンの画質があまり良くなかったです。セリフがウインドウではなくて吹き出しで表示されるのは少し新鮮でした。