時効1分の世界
ScreenPocket
推理アドベンチャーゲーム
基本プレイ無料
1分で犯人を指摘せよ!どこまで証拠の精度を高めるかという駆け引きと消去法パズルが楽しい推理ゲームダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
1分で時効が成立する世界を舞台に1分間で真犯人を指摘するの推理アドベンチャー
「時効1分の世界」は、1分間で真犯人を指摘するという推理ゲーム。
舞台となるのは、警察関与以降、1分間で時効…という加害者過保護法が施工されてしまった世界。
事件を捜査する警察は、当然1分以内に事件を解決しなければならない。そう、この警察というのが他でもないプレイヤー!
1分間で犯人特定できるわけないだろ、トンデモね―法律だしトンデモね―ゲームだぜ…と思いきや、これがおもしろい。
ゲームは調査中に獲得した証拠を基準として容疑者を絞り込んでいく、消去法パズルとして巧妙に設計されている。
証拠をたくさん獲得すれば正解率はアップするものの、その分時間を消耗。一方、時間を優先して少ない証拠で犯人当てに臨めば、正解率はダウンしてしまう…。このリスク&リターンの駆け引きと、消去法パズルの融合が本作ならではのおもしろさを生み出している。
Google Play インディー ゲーム フェスティバル 2022 最終選考トップ10に入るのも頷ける楽しさだぞ!
タップで探索!証拠を獲得し犯人指摘に挑め
ゲームは探索パートと犯人指摘パートに大きく分かれている。
探索パートではマップ上のマスをタップして探索し、証拠を入手していく。探索すればするほど証拠を獲得できるが、その分時間がかかることに注意が必要。
スイッチボタンをタップすると犯人指摘パートに切り替わる。証拠と犯人の特徴を見比べて真犯人を指摘しよう。犯人指摘パートでは時間がストップするので、落ち着いて推理することができる。
たとえば「犯人の性別は男性」という証拠があれば、女性の容疑者はシロ…といった具合に消去法で真犯人を推理していく。ただ、証拠には捜査率が設定されており、100%以下の場合情報が誤っていることもあるので気を付けよう。
他でプレイできない魅力!プレイする価値のある一作
本作は広告収益型の無料アプリとして提供されており、バナー広告や動画広告が挿入される。このこと自体は何も問題ないのだがバナー広告の位置が悪く、残り時間やマップ上のタップポイントなどを隠してしまうことがあるのは気になった。
ただ、本作のおもしろさに比べれば大した問題ではない。
本作のような消去法パズル的なゲームというのは、アナログゲームの「クルード」やインディゲームの「蛇女X」など他にもあるが、1分という制限時間内に効率よく調査する本作のスリルと知的興奮は他では味わえない。
推理モノが好きなら、確実にプレイする価値のある一作だと思う。
「時効1分の世界」の魅力は時間と戦う知的興奮と消去法パズルの楽しさ
本作は「脳トレ」的な魅力を持っている。ここでいう「脳トレ」とは「パズル的なもの全般」という一般的な意味ではなく、ニンテンドーDSでリリースされていた「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の持っていた特性を指している。
「脳を鍛える大人のDSトレーニング」は、1桁の足し算・引き算といった簡単な問題を、数十秒程度の短時間で解かせるというかたちになっていた。
1桁の足し算・引き算といった問題は、小学1年生にでも解けるほど簡単。正直、1桁の足し算・引き算に対して「おもしろそう!」と感じる人は少ないだろう。
だが、これが制限時間と組み合わさった瞬間、化ける。簡単な問題のハズなのに、「あれ…なんだっけ?」とつまづく瞬間が訪れ焦ったり、「もっと早く解けるハズだ!」と急いてしまったりするのだ。そして、アドレナリンがドバドバ出て気持ちイイ。
最初に書いた通り、本作もこの「脳を鍛える大人のDSトレーニング」に近い魅力を持っている。アドレナリンがドバドバ出るのが気持ちイイぜ…!
真犯人特定は意外と簡単?消去法パズル
本作の消去法パズル自体は、それほど難しくない。…というより、簡単といっても間違いではないだろう。
なにせ、証拠によって性別が男性と確定していれば、女性容疑者はすべて外すことができる。1つの証拠だけでかなり範囲を絞り込めるので、実は真犯人を当てるだけならそれほど多くの証拠は必要ない。
これが巧い!それほど多くの証拠が必要ないからこそ、1分という短い制限時間が活きてくる。
と同時に、どこまで少ない証拠で正解できるのか?というタイムアタック的・チキンレース的な楽しさが生まれている。
どこまで証拠を少なくできる?捜査率がもたらす楽しさ
さらにタイムアタック&チキンレースの楽しさを深めているのが、証拠の捜査率。
捜査率は高ければ高いほど正確だが、その分時間を消費してしまう。本音としては、なるべく捜査率の高い証拠をたくさん欲しい。だが、時間も気になる…。
数を取るのか?捜査率を取るのか?はたまた時間を取るのか?
まさにチキンレースならではのこうした駆け引きが1分という短時間に行われる結果、アドレナリンがドバドバ出てしまう…!
ゲームの流れ
たとえば小学校のころに「借りパク」されたものを30年後に返されても逆に困ってしまう。今さら俺の「ファイナルファンタジー4」を返してもらっても困るんですよ先輩!…つまり、一定の年数が経過してしまうと、むしろ捜査を継続することが平穏な日々の破壊に繋がってしまうということも少なくないわけで、そうした事態を防ぐために時効が存在する。…と法律の本で読んだ。
まあ数十年同じ状況が続いたら、いまさら蒸し返すなよ…ということも多いもんねで。でも、本作の場合1分!カップラーメンすら完成しないよ!?…でも愚痴をこぼしていても始まらない、「ノーマル」という部分をタップして事件解決に挑もうじゃないか。
推理モノアドベンチャーゲームというくくりではあるけど、かなり他のゲームと異なっているので、チュートリアルは経験しておこう。「見る」をタップ!
操作方法とルールについて、丁寧に解説してくれるぞ。
探索パートスタート!マップをタップして証拠品を入手しよう。
マップによっては椅子やベッドなどの障害物が配置されている。障害物の配置されているところは探索できないので、まずは障害物を移動させよう。スワイプで移動できるぞ。
ある程度証拠が手に入った…と感じたら、いざ犯人指摘パートへ。リストにある容疑者の特徴と証拠品とを見比べて、1人1人シロかクロか判断していく。事件によっては共犯という場合もあるぞ。
犯人指摘パートでは時間の流れが止まるので、じっくり考えよう。ちなみに、「ある程度証拠が手に入った」の「ある程度」ってどの程度と思った人は、この記事の攻略のコツをチェック!
バッチリ正解!刑事モノ、探偵モノが大好きな筆者としては、日本海の崖で真犯人相手に「あなたが死んだって何の解決にもならない!」だとか「死んだ〇〇さんはあなたに罪を犯してほしいなんて望んでなかった…」だとか説教かまして盛り上げたくなってしまうところ。
だが、なにせ我らには1分しか時間がない。さあ、次の事件へ進もう!
「時効1分の世界」の攻略のコツは事前の共通点を探し出す情報収集
推理モノのドラマや映画、小説などでこんなシーンを見たことはないだろうか?
意外な人物が真犯人として指摘された後、脇役の一人が探偵にこう聞く。「どのタイミングであの人が真犯人だと分かってたのですか?」
たいていの場合、この質問に対し探偵が答えるのは、事件発覚前に一目見た瞬間など、意外過ぎるタイミング。
実は本作の攻略のポイントも同様。ゲームが始まる前のタイミングに、効率的なクリアへのコツが存在している。
探索パート前に容疑者を確認!仲間外れを探そう
ゲームが始まる前…具体的には探索パート直前の画面で、既に容疑者のリストが確認できる。実はここが攻略上の重要ポイント。
まだ証拠品も手に入ってない状況なので、ろくに読みもせずゲームを始めてしまいたくなるがグッとガマン。ゲームが始まっていないということは、時間経過もない。なのでゆっくり推理できるということ。
まずはこの画面で、すべての容疑者を確認しよう。注目するポイントは、仲間外れ。
いつ犯人と気づいたか?フフ…ゲーム開始前ですよ
仲間外れとは、容疑者の中で1人だけ異なっている特徴のこと。たとえば4人の容疑者中、1人だけ女性とか1人だけ高齢…とかといった異なる特徴を持つ容疑者を押さえておく。
もちろん、異なる特徴を持っているからといって真犯人というわけではない。だが先に異なる特徴を持つ容疑者を押さえておけば、ゲーム開始後に証拠が手に入ったタイミングで一気に絞り込みがかけられる。
たとえば1人だけ女性という情報を押さえておけば、真犯人の性別が女性という証拠が1個手に入っただけで即座に真犯人が指摘できちゃう…というわけ。つまり、考える時間を短縮できるということ。時間が貴重な本作では、重要な考え方といえるだろう。
このやり方を押さえておけば、君も事件解決後に「いつ犯人と気づいたか?フフ…ゲーム開始前ですよ…!」とドヤれること間違いなし。