Gloomgrave(グルームグレイブ)

Gloomgrave(グルームグレイブ)

パブリッシャー Netmancer

ジャンル 3DアクションRPG

価格 Android:450円

一手のミスが死に繋がる!そして死んだらデータ消失!極限のスリルが味わえる3Dダンジョン探索RPG

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Gloomgraveのレビュー画像

冒険者を選んでダンジョンを探索!こちらが1手行動すると、敵も1手行動するぞ。

ローグライクのシステムを3D視点で描いた探索型3DダンジョンRPG

「Gloomgrave(グルームグレイブ)」は、探索型3DダンジョンRPG。

敵を倒しつつ、アイテムや装備を獲得しながらダンジョンを探索。より最下層を目指す。

ダンジョンは3DCGでつくられているが、解像度を下げることで2Dドット絵のように表現。また、移動も前後左右のみに限定されているなど、「ウィザードリィ」や「ダンジョンマスター」などのレトロ3DダンジョンRPGが意識されている。

特徴は、こちらが何か行動することで敵も行動を行うというローグライク的なターン制1ターンのミスが死につながるというヒリヒリしたバランスによって、スリリングなダンジョン探索を楽しめるぞ!

慎重な行動が生死を分ける!周囲をよく観察しよう

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敵もダンジョン内を移動している。遠距離攻撃をしかけてくる敵もいるぞ。

基本的な操作はフリックで行える。上フリックで前進し、下フリックで後退。左右のフリックでそれぞれの方向に回転が可能。なお敵が正面にいる場合、上フリックは攻撃となる。

また、画面左右の端を長押しすることで、それぞれの方向へのカニ歩き移動が可能。

ただ何も考えずに移動すると、死角に存在する敵やトラップからダメージを受けてしまう。

画面中央部の長押しタップ自由に視点を動かし周囲を観察することができるので、まずは安全を確認しよう。

片手でプレイ可能!お手軽さがスマホ版の魅力

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片手でサクサクプレイできる点がスマホのメリット。気軽にプレイできるのがイイ。

本作は2022年7月13日現在、iOS版が490円Android版が450円という価格の買い切り型として配信されている。広告や追加課金要素はなし。

実はSteamでもPC版が配信されており、価格は7月19日までが369円、その後は410円。つまり、PC版よりスマホ版の方が高額。複数のプラットフォームを対象とする作品の中でも、なかなか珍しいケースじゃないだろうか。

PC版に比べてスマートフォン版のメリットは縦持ちで片手プレイ可能なこと。スピーディーで複雑な操作が必要なゲームではないこともあって、いつでもどこでも片手でお手軽にプレイできるというのはなかなか強力なメリットではないだろうか。

「Gloomgrave」の魅力は1手のミスが死を誘うスリル

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凶悪な大ダメージトラップが牙をむく!1手の油断が死に繋がる…。

レトロ3DダンジョンRPGの金字塔「ウィザードリィ」は、別にホラー要素があるわけでもないのに怖い。というのも容赦がないから。

どんなにHPがあっても一撃で死ぬクリティカルヒット要素や、蘇生に失敗するとデータ上から消えるロスト要素…などといった要素があるため、レベルが高くとも安全が保障されるわけじゃない。だから一歩ずつ慎重に最善の行動を探る必要があり、これがスリルに繋がっている。

そして、スリルといえば「不思議のダンジョン」シリーズに代表されるローグライクゲームだろう。自分が1回行動したら敵も1回行動するというシステムが持つ容赦のなさよ!

ちょっと操作をミスした…敵の動きを読み間違えた…そんな、人間なら誰もがしでかしてしまうミスが最悪の状況に繋がってしまう。だから一手ずつ慎重に最善の行動を探る必要がある。

そんな2つのゲームシステムが融合したら超スリリングじゃない?そう、本作だっ!

大ダメージトラップが生むスリル!でも活用できれば爽快

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敵との間にトラップが…!敵に踏ませれば戦わずして倒せるかも…。

本作序盤でプレイヤーにスリルをもたらすのが、踏むと刃が飛び出してくるトラップだろう。

とにかくダメージがデカい!直前にモンスターの攻撃をくらっていると、一発で死ぬ可能性もある。

なので、じっくり周囲を観察して慎重に移動しなければならない。スリリング…!

ただ、上手く活用できればスリルが爽快感に繋がる。トラップが有効なのはプレイヤーに対してだけではない。敵にトラップを踏ませれば、大ダメージによって一撃で倒すことができてしまう。

慎重な行動によって危険を避けつつ敵を倒す。背中合わせのスリルと「してやったり!」感がたまらない…!

死んだらハイそれまでよ!無慈悲にデータは消える

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死んだあとセーブデータ画面を開くと、この通り。圧倒的無慈悲…!

ここまでを読んで、「まあでも、死んだところでセーブデータからコンティニューすればいいじゃん?」なんて思った人がいるかもしれない。

しかし、「死んだらセーブデータから復活できる」だとか「死んだら異世界に転生してチート能力を授かる」なんてのはフィクションの中だけ

…いや、まあ本作もフィクションなんだけど厳しさは現実の人生と同様。つまり、死んだら終わり。蘇生もセーブデータからの復活もない。データは無慈悲に消える

同じようにデータ上からキャラクターが消える仕組みを持つあの「ウィザードリィ」ですら、死亡→蘇生失敗→灰→蘇生失敗→データ消失という段階的なプロセスを持っていた。一方本作は、死亡即データ消失

非常にキビシー!でも、だからこそダンジョン探索がこの上なくスリリングなのだろう。

ゲームの流れ

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タイトル画面。「play」をタップするとセーブデータの選択画面へ。もちろん初期状態では何も保存されていないので、好きなスロットを選択しよう。

スロットを選択すると、キャラクター選択画面に移動するぞ。

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最初に選択可能なキャラクターは、ローグのみ。ただゲームを進めると、他のキャラクターもアンロックされていく模様。

とりあえず、ローグを選んでゲームをプレイしよう。

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フリックを使ってダンジョンを探索。最初は近距離武器しか持っていないので、なるべく敵を避けて装備を見つけよう。

見つけた装備は画面一番下の宝箱アイコンから装備可能。また、宝箱アイコンの隣の巻物のようなアイコンをタップすると地図が確認できる。地図はオートマッピングだぞ。

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敵を倒して経験値が貯まるとレベルアップ!レベルアップすると、ランダムに出現する3つのパークの中から1つを選ぶことができる。

残念ながら日本語未対応なので、効果のわかりにくいパークもあるかも。ただ効果説明の文章は短いので、サクッと翻訳アプリで確認するのがオススメ。

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ダンジョン内で商人と出会うことも。コインと引き換えに装備やアイテムなどを売ってくれるぞ。

コインはダンジョンの木箱やツボの中から発見できる。木箱やツボはタップで破壊できるぞ。

「Gloomgrave」の攻略のコツは一手ずつ丁寧に行動すること

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死ぬとそれまでのデータが表示される。そして、データは消失…。

本作のダンジョン内では、雑に行動していると容赦なく死ぬ。そして死んだらデータは消える。そこに慈悲はない。

なので、石橋を叩いて蹴ってバックドロップ決めてから渡るような慎重さが重要。

一手一手、丁寧に行動することを心がけよう。

まずはクリアリング!部屋に入ったら観察しよう

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画面中央長押しで周囲を見回す。…おや、脇道には敵がいる模様。

FPS(一人称シューティング)では、クリアリングといって未知の場所へ足を踏み入れた際に周囲を見回し安全かどうか確認する。

ゲームジャンルは違えと、本作も同様。ドアを開けて新たな部屋に入ったら画面中央付近を長押しして、敵が潜んでいないかトラップが配置されていないかを確認しよう。

確認後、トラップを避けつつ敵を倒すにはどう動けばよいか考える。移動するのはそれから。

これだけでも死亡率がグッと下がるハズ。

部屋内を確認し次の部屋へ!階層移動時も同様に

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部屋や階層の移動の前には地図をチェック!未踏破のところがないか確認しよう。

筆者の敬愛する偉大なる書籍「ジョジョの奇妙な冒険」にはこんな言葉がある。「おまえは一枚のCDを聞き終わったら、キチッとケースにしまってから次のCDを聞くだろう?誰だってそーする。おれもそーする」

非常に素晴らしい含蓄ある言葉だが、残念ながら筆者は入れ替えの際にCDをその場へ放置してしまい埃まみれにしてしまうことが多々ある。でもそんな筆者でも、本作をプレイする場合は、部屋の中をすべて確認してから次の部屋へ向かう

というのも、部屋の中の探索をおろそかにすると、倒していないモンスターを放置したり強力な装備や回復アイテムを取り逃したりといった不利な状況が発生しやすくなってしまう。当然、死亡の可能性がアップする。

なので、ドアを発見してもそのまま突入するのはNG。地図を開いて部屋の中の確認がすべて終わっているかどうか確認し、探索終了してから次の部屋へ進もう。

もちろん、階段を使って次の階層へ進む際も同様。階層内の探索がすべて終わってから進むことをオススメする。