Alien: Isolation(エイリアン:アイソレーション)
Feral Interactive
ホラーアクションアドベンチャーゲーム
Android:1,499円 iOS:1,840円
傑作サバイバルホラーがスマホに移植!映画「エイリアン」のその後を描いたアクションアドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
映画「エイリアン」のその後を描くサバイバルホラー
「Alien: Isolation(エイリアン:アイソレーション)」は、映画「エイリアン」シリーズを原作としたサバイバルホラー。
ストーリーはゲームオリジナルで、映画第一作のその後が描かれている。また、スマートフォンでは移植が前後しているが、本作は「Alien: Blackout(エイリアン・ブラックアウト)」の前作で、コンシューマーやPCでは発売済み。今回ようやくスマートフォンへ移植された。
主人公はブラックアウト同様、エレン・リプリーの娘、アマンダ。失踪した母、エレンの情報を追って宇宙ステーション・セヴァストポリへ向かうが、そこにあったのはドッキングベイの破壊されたセヴァストポリの姿。やむなく宇宙遊泳でセヴァストポリを目指すが、その途中トラブルにあったアマンダは単身セヴァストポリへ吹き飛ばされ、孤立してしまう…。
セヴァストポリの中はドッキングベイ以外にも様々なところが破壊されており、人影はほとんどない…。一体何が起きているのか?母の情報が遺されたレコーダーはどこにあるのか?
真相に近づくためには、恐怖に近づくしかない…。そんな「接近」の恐怖が、ハイクオリティ移植によって臨場感たっぷりに味わえる!
宇宙ステーションを探索!物理ゲームパッドにも対応
ゲームの目的は、宇宙ステーション・セヴァストポリを探索し、エレンのレコーダーを回収、セヴァストポリから脱出すること。
仮想パッドを使ってステーション内を移動。探索可能なオブジェクトを見つけたらタップで調べよう。武器やアイテムはボタンタップで使用できるぞ。
本作は物理ゲームパッドにも対応。たぶん大部分の人はPS4かXboxのパッドを使うと思うので問題ないけど、それ以外のパッドの場合は注意が必要。R3ボタンやL3ボタンといったアナログスティック押し込み操作に対応していないパッドだと、しゃがみ動作が行えない。
古い世代のMFiパッドを使う場合は対応状況を確認しよう。
スマホ版のメリットはお手軽さ!スペックと容量には注意
本作は、他機種版と同様、有料の買い切り型でリリースされている。
買い切り型でのスマホ移植の場合、他機種版と比べて割安になることが多い。しかし本作の場合、他機種版発売から時間が経過していることもあって、セールなどを利用すると、機種ごとの価格差はないと言ってレベル。
なので、スマホ版の最大のメリットはいつでも・どこでもプレイできるという気軽さ。
ただ、スマホの要求スペックは結構高い。さらに、ゲーム初回起動時に6ギガ近いデータをダウンロードすることになる。自分のスマホがスペックを満たしているのか、ストレージに空きはあるのかなど、購入の前しっかりチェックしておこう。
「Alien: Isolation」の魅力は恐怖へと近づいていく怖さ
セヴァストポリに一体何が起きているのか…などと書いたものの、本作は「エイリアン」なので、もちろんセヴァストポリではエイリアンが待ち受けている。
圧倒的な強さを誇るエイリアンから逃げつつ探索を進める…というのが本作の魅力であることは間違いない。
しかし、筆者としては本作の持つ近づいていく怖さに強い魅力を感じた!
近づかなければならない!でも近づくのは怖い…
不気味な雰囲気や、突然出てくるクリーチャー、そしてグロテスクなビジュアル…。ホラーの怖さにはいろいろあるけれど、筆者の思うホラーの怖さは、正しいと思っていることが間違っていること。
たとえば、「リング」シリーズの貞子から逃れるにはビデオを人に見せなきゃならないけど、これって助かる手段である一方で、呪われる人を増やしていく。救済があらたな被害を呼んでいるわけで、正しいと同時に間違っている。
本作においては、序盤の展開がまさにコレ。何も知らない主人公・アマンダはさておき、プレイヤー的にはセヴァストポリにエイリアンがいると分かっている。
そんな中、セヴァストポリを進むためにはドアやハッチを次々開けていかなければならない。
エイリアンがいるなら、なるべく封鎖はそのままにした方が正しい。けど、進むためには封鎖を解除しなければならない。
ド派手なホラー演出ではないけど、サスペンスを丁寧に積み上げている点がとてもよかった!
本当の敵はエイリアンではない?映画第一作の恐怖とは
ところで、本作は映画第一作のその後を描いているため、プレイ前に映画版「エイリアン」を観ておくことで、より楽しむことができる。
観ておくのは第一作だけでOK。ただ個人的には、パワーローダーとクイーンがカッコいい第二作もオススメ。
映画版第一作にも、正しいけど間違っているという二面性が存在。エイリアンというクリーチャーと戦うホラーものに見えて、実際には、未来世界におけるブラックな管理者と労働者の物語となっている。
この観点を踏まえておくと、本作に登場する端末のログをより楽しむことができるのではないだろうか。
ゲームの流れ
ゲーム冒頭、20世紀スタジオのビジュアルが表示され、ファンファーレが響く。映画を連想させるこの演出がイイ!
「エイリアンを使ったゲーム」ではなく、映画「エイリアン」から地続きの作品という感じがする。
端末にもよるのかもしれないが、ゲーム初起動時、字幕表示がオフになっている場合がある模様。
ゲームスタート後もオプションから字幕表示をオンにできるが、オープニングの字幕を見逃してしまうので、できればゲームスタート前に字幕設定を確認しておこう。
宇宙船トレンス号で、宇宙ステーション・セヴァストポリへと向かうアマンダと会社スタッフたち。
トレンス号はチュートリアル的なステージになっており、移動方法などの基本操作を学ぶことができる。指示された通りに進めていけばストーリーが進行するぞ。
セヴァストポリに到着するとも、宇宙船を着けるドッキングベイが崩壊。宇宙遊泳によって、人力でステーション内部へ入ることに。
しかし宇宙遊泳中爆発が発生。吹き飛ばされたアマンダは、一人だけセヴァストポリへ。まさしくアイソレーション!(隔離・絶縁)
チュートリアル時と同様、ミッションが画面に表示されるので、とりあえずミッション達成を目指して周囲を探索しよう。
しばらくエイリアンは出現しないが、ダメージを受けるトラップなどが存在する。周囲の状況をよく見て進もう。
「Alien: Isolation」の序盤攻略のコツはしゃがみ動作にあり
本作の序盤、エイリアンが出てこず、アドベンチャーゲームとして進んでいく。なので、特に難しさを感じることはないだろう。
ただ、スマホの仮想パッドで操作するとしゃがみ動作がボタンタップになるため、操作を忘れがち。このため、ハマりやすいポイントがある。意識してしゃがむようにしよう。
しゃがみは必須アクション!意識してしゃがもう
本作においてしゃがみアクションは、使いこなせたら便利というものではなく、必須のアクション。
しゃがみアクションじゃないと入れない場所も多いし、トラップからダメージを受けることだってある。また、ステルスアクションにも関わってくる。
なので、仮想パッドを使う場合、まずはしゃがみボタンの場所に慣れよう。
また、物理パッドを使う場合、R3/L3ボタンが使えるかどうかの確認はくれぐれも忘れずに。
食堂では床をチェック!次のルートは下に
旅客ラウンジでトレンス号を確認した後、電源を復旧するとシャッターに「麺」と書かれた食堂的な部屋の扉が開く。
そこにはセーブポイントと端末、レコーダーがあるが、次のルートがどこにあるか、わかりにくいのではないだろうか。
次のルートは円形のカウンター内の床にある。床にあるダクトが次のルート。
次のルートに迷った時、しゃがみ姿勢になって低い視点で探すこともポイントだぞ。