エヴァンの残したもの(Evan’s Remains)
Whitethorn Games
横スクロールアクションゲーム
少女、無人島を走る。叙情的なドット絵で描かれる、日本のノベルゲーにインスパイアされた2Dアクション・アドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
※このゲームは配信が終了したかURLが変わっています。
突然消えた天才少年を探しに行くミステリースリラー。
「エヴァンの残したもの(Evan’s Remains)」は、美しいドット絵で描かれる2Dアクションパズル・アドベンチャー。
謎の遺跡が残る無人島。少女は天才少年エヴァンを探すため繰り出されている。
序盤から謎ばかりのミステリー・スリラーに引き込まれる。美しいドット絵やアンニュイなBGMも好感度。これは最後まで遊びたくなる。
ミステリーとジャンプ風アクションと、謎解きパズルがうまく融合
マリオのような2Dジャンプアクションのような操作で、パズルゲームのようなステージを解いていく。
数ステージごとに、ノベルゲーム風に会話や回想が挟まれ、謎めいた物語の背景が明かされていく設計になっている。
操作は忙しいわけではなく、難易度も低めでスマホでもストレスなく遊べる。なお、ゲームが苦手な人のためなのか、謎解きはスキップも可能だ。
「エヴァンの残したもの」の特徴は一気に引き込まれるストーリー
アルゼンチンのMatías Schmied氏が、シナリオやグラフィック、BGMまで一人で手掛けたというインディー・アドベンチャー。
少女の髪やワンピースが風をうけ、海面に陽光が反射していく。美しいピクセルアートと、SFめいたミステリーに一気に引き込まれていく。これは面白い。
2Dパズルアクションとしてもいい感じ!
ジャンプアクションの謎解きも、適度な難易度で、解けた時の気持ちよさが格別だ。どうしようもない時はスキップできるあたりも初心者に優しい。
クリアまでのボリュームは数時間程度と短い。とはいえエヴァンとはなぜか、彼女はなぜ無人島を冒険するのか…。
多層的な謎を一気に解き明かすスピード感があるのでボリューム不足には感じなかった。
ゲームの流れ
設定で言語を変更すれば日本語で遊べる。
iOSは有料で広告なし。Androidでは課金か広告を観ることで最後まで遊べるようだ。
こういうステロタイプなキャラもまた謎の伏線だったりするのだろうか。
一度上に乗って飛ぶと消えるブロックや、乗るとワープするブロックなどを駆使してステージを解いていく。
一筆書きのような動きで導線を考えるのがちょっとしたコツかな。
本作は日本の『逆転裁判』『ゴーストトリック』『ダンガンロンパ』『ゆめにっき』などから影響を受けたという。
ストーリーとゲーム内容(ジャンプアクション)がシンクしているところは近いところがあるのかなー?と思ったり。メタい展開が待っているのだろうか。
日本語の翻訳は概ね良好。だが、時折唐突な展開にプレイヤーがついていけなくなる瞬間もあるかもしれない。
とはいえアクションパズルとしての適度な難しさと、ストーリーが解明されていく、立体的に謎解きがリンクしていくのが不思議な気持ちよさがある。オススメ。
「エヴァンの残したもの」の序盤攻略のコツ
発想を回転させよう。ステージは狭く、ギミックは限られており、プレイヤーができるアクションも実際少ない。
着地する順番、同じところを戻るなどして、できることを総当りで試せば開ける道もあるぜ。そして是非物語の謎をネタバレなく味わってくれい。
謎解きはスキップも可能
前述のように、一時停止ボタンから謎解きやイベントのスキップが可能だ。2回目を遊ぶ時はいいだろうが、一回目は自力でクリアしてほしいというのが本音だ。
ゲームは映画やコミックなどと異なるとこは、プレイヤーがキャラクターを動かして世界に介入できるとこだし、それが最大の魅力なんだ(以下10行省略)。
ってなわけで、できたらアクション部分も自力で遊んでみてよ。実況動画で観るのとは違った気持ちになれるかもよ。