Kathy Rain: Director’s Cut
Raw Fury
探索アドベンチャーゲーム
Android:560円 iOS:610円
叙情的なドット絵に打ち震える。バイク、タバコ、メモ帳…95年のアメリカが舞台の探偵アドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
暗く不吉な真実を、あなたの手で解き明かそう
「Kathy Rain: Director’s Cut」(キャシーレイン)は、1995年のアメリカの田舎を舞台としたアドベンチャー。
祖父の死の謎を追う旅を通じて、優秀な探偵として成長していく。バイク、タバコ、メモ帳を相棒に、田舎町に隠された真実を解き明かそう。
若き探偵の誕生を描いた物語
ポイント&クリック型のオールドスクールなアドベンチャー。物語はすべてフルボイスで描かれ、メモしたキーワードを元に会話を組み立て、謎を解いていく。
本作は2016年に発売された「Kathy Rain」に拡張ストーリー、追加のパズル、新規探索エリアを収録した拡張版となる。
「Kathy Rain: Director’s Cut」の特徴は叙情的なグラフィックと引き込まれる世界観
「Dandara」(ダンダラ)、「The Longest Road On Earth」など、魅力的な海外ゲーを輩出するRaw Furyの作品。このビジュアルの鮮烈さは正直一目惚れするレベル。
遠近法によるキャラの小さいドット絵、バイクでの移動、美しい自然…。冒頭の葬式の時点で一気に物語に引き込まれた。
日本語には対応しておらず、謎解きの難易度は高い
これほどまでに叙情的なグラフィック。スーファミ感あるBGM。そしてフルボイスで描かれる闇を帯びたストーリー。
鮮やかな引力を持った作品だが、残念だが日本語には対応していない。自分の語学力のなさに辟易してしまった。バックログ機能もないので、遊び方はコツがいりそうだ。
ゲームの流れ
主人公はジャーナリスト志望の女学生。バイクを乗り回す男勝りな性格。
そして祖父の葬式を機に、なにか後ろめたい雰囲気が漂い始める…。
1995年という舞台とスーファミ感あるグラフィックの親和性がまたよい。
クロノ・トリガー。風来のシレン。テイルズ・オブ・ファンタジア。我らが年。
メモ用紙で人に質問をしていくシステムはなかなか斬新。いや、逆に古いのか?
とはいえ話題を忘れることもなくて探偵ゲーのようでよい。英語なのは大変だ。
フロッピーディスクでゲームをセーブするなど、システムなども世界観とマッチしている。
ただ、英語を使った謎解きがあるらしく、そこらへんの難易度は高そうだ。
少しずついけるところが増えていくのがよい。この表現力は圧倒的だ。
だからこそ自分は、言語の壁で遊びきれないのを悔しく思ってしまった。
「Kathy Rain: Director’s Cut」の序盤攻略のコツ
困ったら長押しすれば調べられるオブジェクトが表示される。これは便利。総当り的に画面をタッチしなくてもいい。
これに気づくとスムーズに進められると思う。まずは部屋を出て、祖父の葬式に出席し、お婆ちゃんや警察に話を聞こう。
英語のハードルを超えろ!(それは難しい)
とはいえ言語の壁は厚い。また、最初はどこにいけばいいのかわからないと思う。攻略サイトや動画サイトに頼りたくなる気持ちもわからんでもない。
スマートフォンを二台併用し、画面を写すとリアルタイムで翻訳される「Google Lens」などを併用するのがいいかもしれない。学生時代…真面目に勉強しときゃよかったな。