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ネズミたちの定住地を防衛しながら発展させるカードゲーム×都市建設×ディフェンスゲーム
「ラトロポリス 」は、定住地を防衛しながら発展させるカード型の都市建設×ディフェンスゲーム。
定住地に住まうのはネズミたち。きっと、ネズミ=ラットの都市だからラトロポリスということだろう。
プレイヤーが行うことは、この都市の拡大。家や宿屋などの施設を建設、市民の数を増やして大きな都市に育てよう。
ただし、内政だけやっているわけにはいかない。ネコをはじめとして、ネズミたちをつけ狙う敵にも注意が必要。兵士を雇い、防衛を固めよう。
こうしたいかにもシミュレーションゲーム的なシステムを、カードゲーム化している点が本作の特徴。施設の建設も、兵士の雇用もすべてはカード。デッキにカードがなければ始まらない。デッキにあってもドローできなければ使用できない!
都市を建設する楽しさとディフェンスゲームの楽しさ、そしてデッキ構築の楽しさが融合。非常にハマり度の高いゲームに仕上がっている…!
カードをドロー!盤石な都市を築き上げよう
ゲームは、リアルタイムに進行する。プレイヤーができることは、手札の中から使用するカードを選ぶこと。
基本的にはカードを使って金貨を増やし、施設を建設。建設によって市民の数が増え、市民が増えれば兵士の数も増やせる…というサイクル。
カードにはそれぞれ使用コストとして金貨と市民の数が設定されているので、失う金貨&市民と、獲得できる金貨&市民のバランスを見ながら選ぼう。
なお、手札交換ボタンを押せば、いつでも手札の交換が可能。ただし、ボタンを使ってから15秒以内の再使用は多額のコインを消費してしまう…に注意!
リーダー毎に異なるボーナス!変化するプレイ感
本作のプレイ感は、ゲーム開始時に選んだリーダーによって大きく変化する。リーダー毎にボーナスが異なるため、戦略が変わってくるからだ。
最初に選べるのは、カードや金貨の獲得にボーナスが発生する商人指導者のみ。軍事系のボーナスを持つ将軍指導者は、プレイを進めることでアンロックされるぞ。
ただし、3人目以降の指導者は課金が必要。本作にハマって、より深いゲーム性を楽しみたくなったら検討しよう。
「ラトロポリス」の魅力は都市建設とデッキ構築の楽しさが見事に融合していること
都市を拡張させていく建設系シミュレーションゲームも、デッキ構築型のカードゲームも、プレイした人なら分かる通り、いずれも中毒性が高い。
そんな2つのゲームジャンルを融合させたら、それはもう間違いなく中毒性の高いゲームができるだろう。…けど、異なるゲームジャンルを融合させるのはカンタンなことじゃない。
建設系シミュレーションゲームは先を見越してどう建設するか…という計画構築が大事なゲーム。一方、カードゲームはランダムが大前提。
下手すると、「こういう都市がつくりたいのに、全然カードが揃わない!運ゲー!」なんていう事態に陥ってしまう。
しかし本作は建設系シミュレーションゲームとデッキ構築型のカードゲームという異なるゲーム性を、見事に融合させている…!
経済?軍事?何を優先する?計画構築がモノをいう
建設系シミュレーションゲームで重要な計画性は、本作においても重要。発展を重視すると金貨には困らないものの、兵士が育っていない状態になる。
一方、軍事にばかり注力しすぎると、お金が手に入らない。
定期的に訪れる敵の戦力を考慮に入れつつ、発展させるためには今どの施設を作るべきか?計画的な都市建設がおもしろい。
カードのミスは取り返しがつく!絶妙なゲームバランス
計画性が重要な一方、どんなカードをドローするか?どんなカードを獲得できるかという点にはランダム性が絡んでくる。
このランダム性を、手札交換ボタンによって中和している点が本作の特徴だろう。
手札交換ボタンを連続使用するためには多額の金貨が必要になるものの、逆にいえば、金貨さえあれば、欲しいカードを即座に手札へドローできる。
たとえば、敵によって都市の防壁が壊されたという緊急時であっても、金貨に余裕があれば防壁修理カードを即座に使用可能。
確かに運は絡んでくるのだけど、備えがあれば不運を回避できるというバランスが絶妙なのだ。
ゲームの流れ
本作の主人公は新たな居住地を見つけたネズミたち。この居住地をなんとしても守り抜かなければならない。
経済を発展させ、施設を充実。メガロポリスならぬ、ラトロポリスを目指そう!
初回プレイ時は、ゲーム開始時に「チュートリアル」にチェックを入れておこう。ゲームのプレイ方法をガイドしてくれるぞ。
ただ、チュートリアルの文字が小さくて読みづらい…。タブレットだと問題なさそうだけど、スマホだと、機種によっては読むのに苦労するだろう。
ゲームはリアルタイムで進行する。カード使用に必要な金貨も、時間経過によって獲得できるぞ。
ただ、一定時間経過後には敵が押し寄せてくるため、カードを使って金貨の獲得スピードをアップ。同時に家を建設して市民の数を増やし、防壁へ兵士を配置しよう。
敵が襲来!防衛ラインは防壁。兵士たちは自動的に防壁の背後から敵を攻撃してくれる。
防壁の耐久力がゼロになると敵が都市中枢部へ向かう。都市中枢部の耐久力がゼロになるとゲームオーバー。兵士を前線へ集中させ、なるべく短時間で敵を倒そう。
敵は脅威だけど、戦利品を落としてくれるので嬉しい存在でもある!戦利品の中には、新カードのゲットや、カードの処分、家の入手や施設のアップグレードなどの効果がランダムで3つ入っている。でも、選べるのは1つだけ。
思わず新カードのゲットに目が行ってしまうが、ゲーム展開を有利にする上で重要なのはカードの処分。その理由は、この後の段落で詳しく紹介するぞ。
「ラトロポリス」の攻略のコツはカードの取捨選択にアリ
本作は、手札の枚数が固定なのに対し、デッキ内のカード枚数は固定されていない。そして、カードをデッキに組み込む際のコスト設定もなし。こうしたタイプのカードゲームでは、できる限りカードの少ない方が有利になる。
もちろん、強力なカードは持っていたい。このため、強力なカードを残し、不要なカードは捨てる。つまり、取捨選択が重要!
狙うはドローカードの固定!枚数が少ない方が有利な理由
なぜカード枚数の少ない方が有利なのか?強力なカードを沢山持っていた方が強いのでは?
そう思った人もいるかもしれない。しかし、カードを手札へドローする際のことをイメージしてほしい。
手札に引けるカードは5枚。このとき、もしデッキ内の枚数が5枚だったらどうだろう?毎ターン、必ずデッキ内のカードを引けることになる。もはやランダムではない。
絶対に使うカード以外を捨て、デッキを少数精鋭にしていくことが攻略のコツだぞ。
カード内容の把握が重要!スクショに頼るか…?
デッキを少数精鋭に育てていく上で重要なのが、どのカードが強力なのか把握しておくこと。
カードはタップすると拡大表示されるので、よーく内容をチェックして、覚えておこう…と言いたいのだけど、本作最大の欠点が、文字が小さすぎること。
文字数が多いと文字サイズが小さくなるという仕様なので、文字数多めのカードは、文字が小さすぎて読めないッ!ハズキルーペが欲しくなるレベルだぜ。
この対策としては、画面サイズの大きなタブレットでプレイするのが一番だろう。どうしてもスマホでプレイするなら、手間はかかるがスクリーンショットで撮影し、画像を拡大してカードの内容を覚えてしまおう。
ゲーム的には最高におもしろいので、デベロッパーさんは是非カードの拡大率をアップしてほしい…。