Sa・Ga COLLECTION

「いまのあんたが　いちばん　みにくいぜ！」

「Sa・Ga COLLECTION」は、ゲームボーイで発売された「Sa・Ga」シリーズ3作「魔界塔士 サ・ガ」「サ・ガ2 秘宝伝説」「時空の覇者 サ・ガ3 [完結編]」が遊べるRPG。

スクウェア（現スクウェア・エニックス）からゲームボーイ用に発売された名作RPGがスマホに登場…！

「にんげん」や「エスパー」「モンスター」や「メカ」といった多種族を育成し、多様極まる世界を冒険しよう。

熱い！熱すぎる！

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「この イージスのたてで きみらのこうげきは ふせぐぞ」

種族ごとに異なる育成システムや節操なく雑多な世界感をごった煮させたストーリーが魅力のコマンドバトルRPG。

ゲームバランスやBGMはそのままに、移動速度をアップする高速モードを実装し、画面も縦横自由に切り替えられ、快適にプレイが可能だ。

ボタン配置も自由に変更でき、縦持ちでコントローラー配置を調整すれば片手プレイもできるぜ。

「Sa･Ga COLLECTION」の特徴は強烈な世界観やゲームシステム

レベル制を廃し、種族ごとに全く異なる成長システムを採用した「魔界塔士」。

多種族が登場する攻めたシステムと、近未来ごった煮世界観を追求した「秘宝伝説」。

時を超える物語とサガシリーズではめずらしいレベルアップ性を採用した異色作「時空の覇者」。

RPGの異色作にしてマスターピースを3作品遊べるなんて、いい時代になったもんだぜ。ちなスマホでの操作も結構快適。やっちゃおう！

「ひほうをよこせ！おれはかみになるんだ！」

「神」こと、河津秋敏氏が手掛けるヤベーセリフまわしの数々。ひらがな、だからこそ鮮烈。今だったら絶対出来ないテンションの高さが鋭角すぎる。ロックンロール。

そしてイトケンこと伊藤賢治氏や植松伸夫氏らが手掛けるメロディアスなBGMは未だに色褪せない。

「必殺の一撃」「涙を拭いて」などのカッコよさは、3和音でも十分すぎるほど「ロマンシング」！

ちなみにサガファンにはあまり馴染みがないかもしれない「時空の覇者」のBGMを手掛けたのは笹井隆司氏＆藤岡千尋氏。

笹井氏は「ルドラの秘宝」のBGMを手掛けたり（超名作！）、藤岡氏は「スーパーマリオRPG」のディレクターをつとめたんだぜ。

今こそ遊ぼう、時空の覇者！

ゲームの流れ

発売当時のものをほぼ再現していますが、社会的・文化的情勢に配慮し、メッセージ文などが一部変更されています。とのこと。

当時のバグが再現できるかはわからん。だが、当時のスクウェアスタッフの、徹夜明けのハイテンションのような、クレイジーな冒険物語は今でもエッジーだぜ。

 

モンスターのにくを食べて変身する驚異の育成システム。

ぶっちゃけお荷物になることも多いが、達人になると序盤から超強力なモンスターで無双も可能…！？

 

筆者がプレイしてるのは「魔界塔士」。主人公は、塔の上にあるという楽園を目指す。

フロアごとに多彩な世界が広がる。モノクロのドット絵だからこそ、プレイヤーの想像力を最大限に喚起させた。

 

玄武・白虎・青龍・朱雀。支配してる悪魔たち。

そこで描かれる人間たちのサガ。サガシリーズはリメイク版も発売されているが、ゲームボーイ版だからこそ伝わる表現もあると思う。

 

スタッフが変わった「時空の覇者」は、サガらしくなくハマりきれなかった、という往年のファンもいるかもしれない。

だが、今遊ぶとFF3あたりを踏襲したオーソドックスなRPGとして、きちんと楽しめる。このボリューム感だからこそ、大人もサクっとクリアできるのでは。

「Sa･Ga COLLECTION」の序盤攻略のコツ

三作品に共通して「にんげん」と「エスパー」は比較的オーソドックスに成長していく。

だが、メカに「レイピア」を大量に装備させて無双させたり、序盤からモンスターを進化させるなど、色々な遊び方ができるのが醍醐味な気がする。

とりあえず序盤は高速モードでザコを狩りつつ宿屋を頻繁に使い、金を稼ぎつつステータスを上げるのがセオリーか。

せんせいに頼っちゃおう！

「魔界塔士」の話。「キングのつるぎ 」「キングのよろい」は、ストーリーをすすめる前に装備すると、かなり強力。「げんぶ」を倒す前に稼いじゃうのも手だ。

「秘宝伝説」では、洞窟を出ると「せんせい」が抜けてしまうため、その前にお金を稼げるだけ稼いでおくとかなり楽になるぜ。超強いぜ、せんせい。

時空の覇者の攻略は…。あっ紙面が足りない！聖剣が強い…。それだけじゃだめか？