ペリグレットの魔女

最近ちらほらと見かけるマジックサバイバル系のアクションSTG。積極的に動き回りながら敵を倒していくタイプの同系統作品が多い中、今作は敵の大群を先導するようにゆっくりと引き撃ちをし、スキル発動のタイミングで敵をひきつけて一網打尽にするという少しクセのある動きがメインとなります。戦い方のイメージを銃火器で喩えるならばアサルトライフルで遊撃というよりショットガンで一撃粉砕、といった感じでしょうか。特に序盤で習得できる魔法スキルはほとんどの場合リーチが短いので、ギリギリまで敵を引き寄せないと効率よく敵を倒していけません。通常攻撃弾のホーミング性能も高くない(敵がたくさん出現している状態にも関わらず当たらないことがある)ため、とにかく敵を引きつけるというのが基本のスタンス。そういった一連の地味な立ち回りを経て、要所要所でスキルのゼロ距離射撃によるカタルシスを得るゲーム。気になったのはレベルアップ時の演出がテンポ悪いのと、被弾した時に発生する硬直時間。また敵のほとんどが宙に浮いているため、画面手前から奥に移動する時に敵との距離感が掴みにくいのもマイナス。

このゲームは辺境のギルドマスターシリーズの外伝みたいな扱いでジャンルとしてはアクションシューティングのようなゲームですね。魔法を使える世界観で様々な魔法を使って戦って行く流れで第一印象としては個人制作のようなクオリティだけど、操作感とかは意外と悪くないし、キャラデザも良かった。特にプリティーと呼ばれる魔物たちのデザインが可愛い感じのデザイン。しかし世界観に似合わずバトルは本格的な魔法アクション。打つタイミングや位置取りが重要だったりギャップがある