Creaks(クリークス)
Amanita Design s.r.o.
アドベンチャーゲーム
AppleArcade (月額900円 初月無料)
「マシナリウム」「サモストロ」制作者の最新作!部屋の穴の先に広がる異世界が舞台のアドベンチャーダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
手描きで表現された異世界が舞台のアドベンチャーゲーム
「Creaks(クリークス)」は、手描きイラストで表現された異世界が舞台のアドベンチャーゲーム。
「Machinarium(マシナリウム)」や「Samorost(サモストロ)」といったインディーズの名作アドベンチャーゲームを手がけたクリエイターによる最新作。
自分の部屋に開いた穴に入ると、そこには不気味な異世界が広がっていた。プレイヤーは主人公として、この世界の探索を開始する…。
魅力は手描きイラストによる独特な世界観!精密で丁寧につけられたアニメーションも必見だぞ。
操作はパッドと1ボタン!シンプルだが多彩なアクション
操作は仮想パッドとアクションボタンで行う。
アクションボタンは状況によって内容が変化。ハシゴを掴む、ハシゴから降りる、スイッチを点ける、物を持つ、穴を飛び越える、下のフロアへ降りる…といった多彩なアクションが行える。
これらのアクションを駆使してステージギミックを動かし、異世界で待ち受ける難局を切り抜けよう。
価格で選ぶならiOS版!所有欲で選ぶなら他機種版
本作のiOS版はApple Arcade作品としてリリースされている。他に、Steam配信のPC版やPS4版、ニンテンドーSwitch版も配信予定。
AppleArcade版は他機種版と比べて価格が安く、お得にプレイできるぞ。
一方で、AppleArcadeはあくまでサブスクによる配信。なので、所有欲を満たすなら、他機種版を選ぶことになる。
AppleArcadeも、気に入ったゲームを保有できる仕組みが欲しいな…。
「Creaks」の魅力は手描きで表現された世界観
手描きによって表現された本作の世界観は、不気味なのに引き込まれる…独特な魅力を持っている。
たとえばオープニングのこの、壁に並ぶレンガを見てほしい。この歪み、ひとつひとつの描き込みから、執念のようなものを感じないだろうか?
主人公のちょっとした動作ひとつひとつ、細かいところまで精密にアニメーションしていて、非常にリアル。あきらかに手描きのイラストなのに、リアルさを感じてしまう…。
筆者はこうしたビジュアルから、ただ美麗で、デッサンが整っただけのビジュアルからでは味わえないパワーを感じた。
Creaks(きしみ)とは何か?演出の生む魅力
本作の独特な世界観は何を描き出そうとしているのだろうか?
本作のタイトルである「CREAKS」を翻訳すると、「きしみ」と出てくる。ギシギシと鳴る、あの「きしみ」。
主人公が自分の部屋で異世界に繋がる穴を見つけるきっかけが、地震のようなきしみだった。
でもそれだけじゃない。ゲームが進むと、異世界においてもきしみが発生。家が崩れ、やがて巨大な何かが姿を現す…。
この謎めいた展開も本作の強い魅力。先が気になってぐいぐい作品に引き込まれる。
背景を考えずにいられない!文学的魅力
本作プレイ中、筆者は阿部公房の小説「砂の女」を連想した。
「砂の女」と本作は、設定も話の展開もまったく違う。しかし、不条理に囚われた主人公があがくという点は共通。
そしてそのあがく姿や、独特な世界観から、作品の背景にある何かを考えずにいられないという点も似ているように思う。
つまり筆者は本作から、文学的な魅力を感じ取ったということ。
…だから手元に置いておきたいと思ったんだけど、AppleArcadeに購入機能はない。こりゃ他機種版を買うか…!
ゲームの流れ
自分の部屋で本を読む主人公。「ニューゲーム」を選ぶとこのままゲームが始まるぞ。
電気が点滅して部屋がきしみ、壁紙がはがれ…。
壁紙の中から、穴のようなものが出現!こじ開けて中を探ろうとする主人公。
まあ、自分の部屋の壁紙の下にこんな穴が隠されていたら怖いし、調べたくもなるよな…。
穴の中には通路が広がっており、その際には底知れぬ縦穴。そしてハシゴ。
主人公がハシゴに乗った直後、ハシゴが崩れ、部屋に戻れなくなってしまう。懐中電灯も手放してしまった…。
ハシゴを下っていく主人公。どこまで続くんだよこのハシゴ!というくらい長い!
ハシゴを下る中で画面がズームアウトし、異世界の全貌が明らかになるシーンは必見。本作を象徴するシーンとなっている。
ハシゴの先に待ち受けていたのは、不気味で巨大な建造物。その中に人間は見当たらないが、犬のような生物がそこここにいる。
この犬、敵なので注意!接触するとゲームオーバーになるぞ。でも、犬に近づかないとハシゴが使えない。どうしたものか…。
「Creaks」の序盤攻略のコツは犬を動かすことにアリ
本作の序盤で、タンスのようなカクカクの犬が、多数登場する。
この犬に主人公が捕まると一発でゲームオーバー。
その一方で、この犬こそが、パズルを解くカギになっている。先に進むためには、この犬を動かすことがポイントになるぞ。
犬はフロアを超えられない!素早く移動しよう
犬は主人公が一定距離内に近づくと、主人公へ向けて走り出す。
犬に捕まらないためには、ハシゴや穴などを使って別フロアへ移動する必要があるぞ。
ただ、犬はけっこう素早い。もたもたしていると追いつかれてしまう。
特に気を付けた方がいいのは、ハシゴで逃げる場合。ハシゴを掴んでも接触判定は残っているので、気を抜かず犬が届かない位置まで移動しよう。
スイッチに呼び込め!犬をタンスに変えろ
犬についてタンスのようなカクカク…と書いたけど、実際、タンスがこの犬の正体。
犬をライトの光に当てるとタンスの姿になって、動くことができなくなる。この時、アクションボタンでタンスに乗ることもできるぞ。
ただし、ライトが点いた状態だと、犬は光の中に入ろうとしない。
犬に光を当てるためには、ライトを切った状態で誘導し、タイミングよく点灯させる必要があるぞ。
また、ライトが複数ある場合、点ける順番がカギとなる。どうしても抜けられない場合は、順番を考え直そう。