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「フランケンシュタイン」を原作とした物語重視の脱出アドベンチャー
「フランケンシュタイン」は、ゴシックホラーの名作「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」…通称「フランケンシュタイン」をベースにした脱出アドベンチャー。
特徴は、物語パートの比重の高さ。物語は、死者を蘇生させる技術によって怪物を生み出すことになる、ヴィクター・フランケンシュタイン博士の少年時代から丹念に描かれるぞ。
丁寧に作られた物語パートと、3D技術を使うことで高い臨場感を実現したビジュアルが魅力となっている。
タップして謎解き!オーソドックスな脱出パート
脱出パートの作りはオーソドックス。画面をタップして手がかりやアイテムを獲得し、謎の解明を目指そう。
アイテムはアイテム欄から選択することで使用可能。
特徴的なのは、スワイプで背景を360°ぐるっと見回せること。
探索し忘れがないよう、少しずつ角度を変えながらタップするのがオススメだぞ。
一定時間後に新章解放!課金で一気に解放することも可能
本作は物語がステージごとに区切られており、いくつかのステージがまとまってChapterを構成している。
なお、ステージをクリアすることで即座に次のステージをプレイできるけど、新しいChapterのアンロックには一定時間待つ必要があるぞ。
どうしても、すぐに次のChapterをプレイしたいという場合は、課金でPackを購入しよう。一気にアンロックできるぞ。
「フランケンシュタイン」の魅力は3D技術を使った臨場感の高いビジュアル表現
見たところ、本作のビジュアルは、厚塗り技法で描いた2Dビジュアル。
ただ、この一見2Dのビジュアル、ゲーム中では3D技術を駆使してグリグリ動く!
このため、非常に臨場感が高い!作品世界に入り込んだかのような感覚が味わえるぞ。
360°ぐるぐる回る!脱出パート
3D技術のパワーをストレートに感じられるのが、脱出パートだろう。
部屋が360°ぐるぐる回転!…この時、ぜひ部屋の角に注目して欲しい。回転によって壁の角度が違和感なく変化しているハズ。
こうした表現は、2Dビジュアルをただ横に並べるだけでは表現できない。
細かい点だけど、こうした細かい部分も違和感なく作っているからこそ、強い臨場感が得られるのだと思う。
廊下のスクロールにも注目!階段の背景が…?
また、本作ステージ2には廊下が登場する。
このシーンは、スワイプで左右に移動するという横長のシーン。なので、このシーンについては、2D画像を横に張り付けることでも十分再現できる。
しかし、階段の背景が多重スクロールするところを見ると、このシーンも3D技術を使用しているようだ。
細かいところまでこだわって作っている点に好感が持てる!
ゲームの流れ
最初のステージでは、シュナイザ―を操作。ヴィクターの父、アルフォンセの敵で、実験が失敗するように罠を仕掛けようとしている。
筆者としては、冒頭で操作するのがいきなり敵というのが若干ひっかかった。ゲーム中視点が変わるのはいいんだけど、冒頭でいきなり敵に感情移入させるか…という印象。
シュナイザ―…というか、プレイヤー自身の仕掛けた罠によって、大観衆の前で行われたアルフォンセの実験は失敗。
協力者たちも彼から離れていくことに…。
実験失敗によってフランケンシュタイン家の名声は地に落ち、経済的にもドン底へ。
ステージ2は鬱展開真っただ中!ただ、ホラーなので鬱展開のひとつやふたつ、あるのが当たり前。
やがて父・アルフォンセは亡くなり、その想いは死者蘇生の研究結果とともに息子、ヴィクター・フランケンシュタインが引き継ぐ。そして、やがてこの研究によって怪物が生み出されることになる…。
なお、原作において、死者から作り出された怪物には固有名詞がない。フランケンシュタインというのはあくまで博士の名前であって、怪物の名前ではないのだ。
ステージをクリアすると、次のステージがアンロックされるぞ。
Chapter内のステージをすべてクリアすると、一定時間後、次のChapterがアンロック。すぐにプレイしたい場合は課金を検討しよう。
「フランケンシュタイン」の攻略のコツはアイテムを切り替えてタップ
本作、脱出ゲームとしてオーソドックスに作られているので、一般的な脱出ゲーム同様、画面をくまなくタップして探索することが攻略のポイント。
この時、アイテムを切り替えながらタップすると、より効率的に攻略できるぞ。
意味がなくともアイテムを選択!効率的に探索
本作のアイテム使用手順は、アイテムを選択状態にしてから画面をタップ…というもの。
この時、アイテムと関係のない場所をタップするとどうなるか?…というと、アイテム未選択状態と同じ反応が返る。
なので、逆にいえば、アイテム未選択状態にしておく必要はない。
とにかくアイテムを選択しておけば、アイテムに関連する場所ならアイテムが使用されるし、そうでなければアイテム未選択状態の結果が得られる…というワケ。
アイテムを切り替えつつ視点回転!くまなくタップしよう
アイテムを選択したら、探索漏れがないよう、視点を回転させながらくまなくタップしよう。
もし何も反応がなかったらアイテムを切り替え、再び視点を回転させながらくまなくタップ!
保有アイテムの数だけこれを繰り返すというのが、効率的な探索方法だぞ。
…ただ、効率的なのは間違いないけど、臨場感が削がれるので、この方法を使うのは、次やるべきことが分からなくなった時だけに留めるのがオススメ。