ロンメル1942‐Refrain at the battle for North Africa

ロンメル1942‐Refrain at the battle for North Africa

パブリッシャー Si-phonApp

ジャンル ターン制ストラテジーゲーム

価格 Android:800円

ロンメル将軍としてドイツに勝利を!ダイスを使ったボードゲーム的システムが光るターン制ストラテジー

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ロンメル1942のレビュー画像

見た目は一見王道。しかし、ボードゲーム的な独自のシステムを備えた作品。

砂漠の狐・ロンメル将軍の戦いを舞台にしたボードゲーム風ターン制ストラテジー

「ロンメル1942‐Refrain at the battle for North Africa‐」は、第二次世界大戦を舞台にしたターン制ストラテジー。

ヘックス区切りのマップでユニットを動かし、敵軍と戦う…。基本システムだけ見れば、ストラテジーの王道も王道

しかし、プレイしてみると本作がユニークな魅力を持っていることに気づくだろう。

ダイスを使ったボードゲーム的味付けによって、本作ならではの戦略性が楽しめるのだ。

ナポレオン以来の戦術家?ロンメル将軍とは?

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プレイヤーがドイツ軍メインで担当するというのもなかなか珍しい。

タイトルにあるロンメルとは、ドイツ軍の将軍だった人物。

物量に差のあるアフリカでの英米軍との戦いにおいて、優れた戦術を頼りに戦った。

その戦いぶりからナポレオン以来の戦術家と呼ばれていて、砂漠の狐という異名も持っている。

行動順と勝敗は運任せ?ダイスで決定

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攻撃力+ダイスの目で勝敗が決まる。ボードゲーム的な戦闘システム。

本作はターン制ストラテジーなので、自分のターンが回ってきたら行動できる…のだけど、自分のターンが回ってくるかどうかはダイスによる

ターンのはじめにダイスを振り、目の大きい方が行動権を獲得

戦闘処理についても、戦闘に参加するユニットの攻撃力+ダイスの目の大小で勝敗を決める。ボードゲーム的で、とてもユニーク!

買切り型のゲームならではの、挑戦的なシステムだと思う。

戦略ゲームやボードゲームが好きならプレイする価値アリだぞ。

「ロンメル1942」の魅力は運の影響を減らし戦略で戦う楽しさ

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確かに戦闘の勝敗はダイスで左右される。しかし、運ゲーではない。重要なのは戦略!

「行動順も戦闘の勝敗もダイスで決める?運ゲーじゃん!」…なぁ~んて思った人もいることだろう。

しかし、これがそれほど運ゲー感はない

いやもちろん、運の要素は絡む。絡むのだけど、おもしろいことに、本作をプレイすした時に強烈に体験できるのは、むしろ戦略性の方!

運の影響を減らせ!本作ならではの戦略性

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相手の攻撃力をはるかに上回るユニットで攻撃すれば、ダイスの目が低くても勝てる!

戦闘の勝敗にダイス=運が絡むことは間違いない。

しかし、戦闘に参加するユニットを増やして攻撃力を底上げすれば、運の影響を減らすことができる。

そのためには、ユニットの配置をどうするかが重要。

敵を多数で取り囲むためにどう進むべきか? また、こちらが囲まれないためには…?

将棋にも似た戦略性が楽しめる。

リスク判断がアツい!戦略性を深めるイベント要素

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イベントによって戦況に様々な影響が発生。一発で敗北になるという場合も…。

また、各ターン開始時に発生するイベントも、戦略性を深めている。

ターン開始時に敵味方のダイスの目が同じ場合、イベントが発生。これにより行動順が左右されるなどの影響がある。

だがそれだけじゃない。ターンが経過するほどイベントの結果に補正がかかり、ドイツ軍撤退の確率アップ!

なので、ターン数をかけまくって絶対確実なユニット配置にする…といったズルい手法は取れないようになっている。

少ないターン数で攻略するためには、戦闘に負けるリスクも覚悟しなければならない。…だからこそ、このターン何をすべきかという判断がアツい!

ゲームの流れ

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まずは「RULE」を選んで、ルール説明サイトに一通り目を通そう。言語はバッチリ日本語だぞ。

ルールを学んだら、「GAME START」をタップ。ゲームを始めよう。

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シナリオにはキャンペーンとヒストリカルがある。最初に選べるのはキャンペーンのみ。

キャンペーンではドイツ軍固定となっているが、ヒストリカルではイギリス軍でもプレイできる。

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1ターンに最大2回の移動ができる。2つのユニットを動かしても、同じユニットを2回動かしてもOK。

ただし、戦闘を行うとターン終了になるので、移動と戦闘のタイミングを考えて行動しよう。

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1ステージ目は、敵を全滅させればクリア。

プレイ状況に応じてポイントを獲得できるぞ。獲得したポイントは、次ステージ以降の部隊編成に使用する。

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ポイントを使って、次ステージに参加する部隊を編成しよう。

▲▼ボタンで編成するんだけど、このボタンが超押しづらい!他の部分の出来が秀逸な分、ここが気になった。アップデート時にタップの認識範囲を拡大して欲しい…。

「ロンメル1942」の攻略のコツは勝利狙いと全滅狙いの使い分け

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「攻撃力+ダイスの目」が敵の2倍以上であれば、敵部隊を一発で全滅させられる。

戦闘の結果には、単なる勝利敵部隊全滅の2パターンがある。

「攻撃力+ダイスの目」に2倍以上の差があると、敗北側部隊は全滅。

一方、2倍未満の場合、敗北側部隊は撤退となる。撤退すると、1ヘックス分後退するものの、ダメージはない

撤退不可能な場合、ダメージを負って攻撃力が0になり、そもそもダメージを負った状態であれば全滅する。

確実に全滅を狙うのであれば、それだけ攻撃力の高いユニットが必要。なので、どちらを狙うかが、攻略の上で重要になってくる。

全滅を狙え!高攻撃力&移動可能な敵ユニット

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自軍都市を占領した敵移動ユニット。2倍の攻撃力を持つユニットで全滅を狙うぜ。

攻撃力が高く、移動能力を持った敵ユニットについては全滅を狙おう。

早い段階で潰しておかないと、脅威になる。

なので、確実に全滅させるため、自軍の複数のユニットの攻撃力が敵の攻撃力×2になるよう編成し、戦闘をしかけよう。

単なる勝利でOK!低攻撃力&移動不可な敵ユニット

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ダイス任せでも倒せる的には無理に戦力を割かず、効率的に立ち回ろう。

一方、移動不可能な敵ユニットについては、全滅を狙わなくていい移動不可能=撤退不可能なので、2回勝利するだけで全滅に追い込める。

また、移動可能な敵ユニットであっても、攻撃力が高くないなら、無理して全滅を狙う必要はない

相手の攻撃力が低ければ、運任せでも全滅に追い込める可能性が高い。

ただ、攻撃力の低いユニットでも、複数が集まればその分攻撃力がアップする。なので、自軍のユニットを単独行動させるのは避けよう