Swag and Sorcery
tinyBuild LLC
育成シミュレーションRPG
iOS:860円
放置できない中毒性。「Graveyard Keeper」「Punch Club」のクリエイターが送る冒険者経営RPG!ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
冒険者たちを管理するドット絵のファンタジーストラテジー
「Swag and Sorcery」は冒険者を管理するドット絵のシミュレーションRPG。
冒険者を雇用し、素材などを集め、装備品をクラフトし、魔法を開発などして発展させ、数々のミッションをこなしていく。
スーファミ風の美しいピクセルアート、メロディアスなBGMがかっこいい。村が発展していくにしたがって、できることが増え、加速度的に面白くなっていく。
ハクスラ感ある装備収集がめちゃくちゃおもしろい
まず、美麗なドット絵に目を惹かれる。ストーリーシーンは英語ながらもフルボイスで繰り広げられる。
一見よくある放置系RPGに思えるが、さまざまな作り込みが本作の面白さをひときわパワフルにしている。
かなりバラツキのある武器防具のクラフトも、テンポよく進む物語も、毒気たっぷりのテキストも面白い。操作性も問題なし。
「Swag and Sorcery」の特徴は買い切りRPGならではのテンポよいゲーム進行
筆者がプレイした数千のスマホゲーの中でも、トップレベルでお気に入りの格闘家育成ゲー「Punch Club」を手がけたロシアのクリエイターの新作。ドキドキするぜ。
「闇の牧場物語」とも呼ばれた墓守RPG「Graveyard Keeper」の作者と言えばお馴染みだろうか。
装備を集める、金を稼ぐ。強い敵と戦う。作業にもなりがちな一つ一つの強化・育成がテンポよく、ぜんぜん放置できない。恐ろしいゲームだ。
事実、このゲームはアプリを閉じている時に時間は進まない。それほどまでにすることが多く、忙しい。
序盤の困難を克服してから面白さが倍増していく
手に入る装備のランダム性(=ハクスラ要素)がもたらす中毒性の高さもヤバい。
弱い装備だろうが、特殊効果がつけばゲームバランスを破壊するほど強い。これがたまらないのだ。
ただ、苦言を呈すと、序盤はザコ敵に勝つのも難儀し、金策にも苦労しがちなので、後述するが素材集めに奔走し、強くなってから戦うのがセオリーになる。
ヘルプは充実しているのだが、それでも説明不足の感はあると感じた。だが、それも含めて試行錯誤が楽しいRPGだ。
ゲームの流れ
このRPG感あふれるドット絵を見よ!ロシアにまで届いているのか、JRPGの遺伝子が。
キャラのアイコンを各施設にドラッグして配置する。この独特な操作、慣れは必要だがストレスはない。
序盤が難しく、敵に勝つことすらできない。賛否両論ありそうなバランスだが、放置系ゲームにありがちな極端な待ちや露骨な課金誘導はない。
逆に考えてもみる。試練を試行錯誤して、克服する過程が一番の楽しみでもあると。
毒気あるセンスが爆発するセリフの数々も魅力だ。
回復アイテムの素材である薬草に「昔はコカインとして使用されていた」なんて注釈を入れるゲーム、そうそうないぜ。
素材を集める!武器作る!装備する!レベル上げる!武器を売る!金稼ぐ!施設をアップデートする!繰り返す!
この一連の流れがなぜこうも面白いのか。放置系ゲームのようでいて、放置する時間が数分もないから、なのか?恐ろしいぜ。
逃げつつ素材を集め、仲間を強化し、ボスを倒した頃には、本作にハマっている自分がいた。
買い切りのゲームゆえの、課金を要求しないゲームバランスが、こんなにもストレスフリーだなんて。
「Swag and Sorcery」の序盤攻略のコツ
戦闘は(序盤)はオート。だがパーティーが全滅すると袋に入っているアイテム以外はロストしてしまうので、定期的に撤退し、素材だけを集めよう。
発見物のアイコンをタップして袋を選べば、撤退しても1種類は失わない。序盤は戦うよりも素材を集め、装備を充実させ、施設をアップグレードすることが大事だ。
魔法の森を突破しよう
序盤は金がない。無駄に戦い、回復してると金欠だ。素材を集め、装備をつくって売るのが一番効率のいい金策。勝てない敵が現れたらさっさと撤退だ。
仲間を集め、装備を充実させ、ポーションを集めてレベルを5か6くらいまで上げれば最初のボスに勝てるだろう。二番目のキャラにクロスボウを装備するのをお忘れなく。
そしてこっからが面白い!図書館でスキルを覚え、3人目の冒険者で素材を加工する。どんどん効率があがっていく、成長の楽しみが君を待っている!