ゆるやかでリラックスした時間。老婆の晩年を、寒村で体験していく。
黄昏ゆく牧場で、老婆は一人、動物と過ごしてゆく
「The Stillness of the Wind」 は老後のスローライフを描いた、
無常観 ただよう雰囲気がただならない
農場/晩年アドベンチャー。
寒村に生きる老婆 が主人公。ヤギを飼い、牛乳でチーズを作り、卵を集め、食事を作ったり、野菜を栽培したり、旅行の商人と物々交換して生きていく。
人気のない農場の穏やかな時間の流れを体現する、自然や動物たちの
光と闇のコントラストがひたすらに美しい。
自由度の高さ。没入感の高い演出。 すべてがただならないオーラ。是非プレイを。
「人生の終わり」を体現したビジュアル・BGM・物語
なんとなくバグダッド・カフェみたいな雰囲気あるな。死後の世界みたいな。
一人の人間の、
人生の最期 を体験する。そんなコンセプトを美しいグラフィックで描く。オープニングだけで泣きそうになってしまった。
きっと君も泣く。
なお、Nintendo SwitchやSteamでも販売されており、そちらは1280円。
iOS版は600円での買い切りとお得 だ。
日本語にも丁寧に対応 している。
「The Stillness of the Wind」の特徴は深淵なるストーリー演出と自由度の高さ
この暮れゆく演出。鳥肌が出てしまったよ。やってみ。
いままでの、
いかなる牧場ゲームとも違う空気感 だ。
楽しい田舎のスローライフを作り込んで体現した「Stardew Valley」や、日々たくさんのタスクを課せられる「ヘイ・デイ」とも違う(どちらも名作だが)。
本作にあるのは、時間に追われず、ゆっくりと流れる景色。
柔らかく美しいBGM。 かすかに語られる登場人物の物語たち。
描かれる老婆の晩年は、
無常観や物悲しさ を感じるが、湧いてくるのはなぜか優しい気持ちや、生への感謝だった。
こんな感情すら、ゲームに出来るのか、と
僕はこのゲームへの出会いに感謝した。
とはいえ農場ライフの自由度も高い
行商人と物々交換でどんどん農場を発展させよう。
かといって「雰囲気ゲー」で終わるわけではない。本作には行商人と物々交換したり、砂漠をあてどなく探索したりと、
農園を発展、探索する楽しみ がある。
出来ることは少ない。でも、何をするのも自由。ゆっくりとした時間をどう過ごすか、
風の歌を聴いて決めれば よい。
一つ言うと、主人公が老婆だから
足が遅い。 これはゲームとしてテンポ感を損ねる見方もあるかもしれないが、ゆったりと過ごす晩年を描いたゲームなんで大目にみてプレイして欲しい。
ゲームの流れ
かつてタルマは家族にも恵まれ,子供達の声で賑やかな村で暮らしていた。
しかしそれぞれ村を去っていき,今は彼女だけがそこで暮らし、ヤギやニワトリの世話をしたりしていきている。そんな農場の物語。
すべての操作がタッチ操作で行えるシンプルなもの。1本指で目的地まで移動しアクションをおこす。
2本指タッチすると、持っているものを落とす。アイテムの位置はオプションからリセットできる。
時々送られてくる手紙に,遠く離れた家族や友人へ思いを馳せることがある。翻訳も丁寧だ。
プレゼントの種を貰ったら耕した畑に植えてみよう。
ヤギからもらったチーズで自炊。どうやら1日1食でいいらしい。
なんか不安になってくるけど大丈夫か。鬱エンドとかやだからな。
老体にむち打ち畑を耕す。操作はタイミングよくタッチするだけだが、しんどそうな動きが見ててキツイ。
大牧場にするも、のんべんだらりと孤独に過ごすもよし。プレイヤーの感受性よ、応答せよ。
「The Stillness of the Wind」序盤攻略のコツ
とにかくヤギのミルクはガンガンとりまくろう。売っちゃダメだよ。
わかりづらいので採集の仕方を記載しておく。
「かご」を持って鶏小屋の入り口を調べると卵。
バケツをもってヤギをタッチするとミルク。
バケツをもって小屋に入れば、一定時間でチーズが完成する。
食料になるし物々交換にもなるので、僕はとりあえずチーズ作りまくって生存していくことにした。
とにかくチーズを作りまくれ
夜はちゃんとベッドで寝てくれよな、おばあちゃん。
チーズを作りまくって物々交換しまくろう。もし行商人が、ニワトリやヤギが売っていたら、ガンガン買っていくと牧場が賑やかになって潤う。
しかし、ショットガンの使い方だけは僕もわからない。まさか…最悪の結果とかを選ばなければいいけど…。どういう結末になるのか、今から僕も続きをプレイするわ。