Hello Neighbor hide & seek(ハローネイバー)
tinyBuild LLC
アクションアドベンチャーゲーム
基本プレイ無料
狂った隣人の過去が今、明かされる。敵がプレイヤーの思考を読んで学習する3Dステルスホラーアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
隣人の狂気は、過去の悲劇が生み出したモノだった。
「Hello Neighbor hide & seek(ハローネイバー ハイドアンドシーク)」は謎の隣人おじさんで世界的に話題となった一人称ステルスホラーアクションの完全新作だ。
「隣人」夫婦の子どもと見られる二人の兄妹が主人公で、プレイヤーは現実とは思えない異世界での隠れんぼに挑む。
無印版で描かれた内容の前日譚にあたる続編となっており、物語を通して空白の過去がついに判明するぞ。
幻想世界を探索して謎を解き明かせ
フィールド上では妹を操作し、追ってくる兄から逃げながら、散らばったオモチャを回収することでエピソードクリアとなる。
兄の視界を掻い潜るために箱の中でしゃがんで隠れたり、ドアノブの鍵穴を覗いて監視したりするステルスアクションも健在だ。
鍵や石などの持ち運べるオブジェクトは4つまでストックして保有でき、投げるor使用することで新しい道が開けていく。
学習するエネミーから全力で逃げ切ろう
隠れんぼの鬼役である兄は、前作の隣人と同様に高度な自己学習型AIを搭載済みだと発表されている。
プレイヤーの行動や逃走ルートを記憶し、やがては次の進路を予測して先回りしはじめる。効率的な選択をするようゲームの最中に成長していくのだ。
単調なパターンばかりだと先手を打たれるから、様々な方法を使って攻略することが重要になるぞ。
「Hello Neighbor hide & seek」は隣人のバックボーンを知っていく物語が特徴
長らく隣人の犯行動機や家族構成はあいまいだったが、過去編となる今作にて不明瞭な部分が判明する。
元々は仲睦まじい家族であり、全世界を恐怖に陥れたおじさんの意外な人物像も見えてくるが、劇中のイベントを通して狂気に染まっていく過程には興味が尽きない。
残念ながら続編モノということで前作をプレイしていなければ魅力半減なのと、ストレスの溜まる操作性は変わっておらず、万人に勧められるタイプじゃあない。
しかし空想の中で例のあの家が現れるなど、前作と同様に底の知れないストーリーを堪能できることは確か。十分に好奇心を刺激してくれるハズだ。
柔らかなのにどこか狂気を帯びた3Dグラフィック
ヌイグルミの猛獣が住まうサバンナや、ネオン煌めき泥棒が暗躍する大都市など、子供部屋のドアの向こうはファンタジー世界に繋がっている。
幼少期の誇大的なイメージを具現化したような光景は、まるでフシギの国に迷い込んだアリスみたいな気分。不安と期待感に満ち溢れていた。
ただハッキリ空想だと分かる上に子供が主役なので、前作よりホラー感は薄れてしまったかも。唐突に現実世界が交錯するシーンが際立つメリットもあるけどね。
無理ゲーだった前作よりも幾らかマシに
前作は完全ノーヒント状態で進める必要があり、並大抵の人(筆者含む)は攻略情報を見ないと最初のステージさえ突破できないほど難しかった。
しかし今作からヒント機能が導入されて必須アイテムに矢印が付いたり、ギミックを図で説明してくれたりと格段に分かりやすく進化。
自力でもクリアできるのではと思えるくらいになったので、前作の途中で詰まった人も再チャレンジしてみる価値アリだ。
ゲームの流れ
探索するステージは章によって大きく異なるが、最初の場面は一家の団欒シーンから始まる。貴重な襲ってこない隣人も見ることも。
兄弟が子供部屋で隠れんぼをはじめると異世界に迷い込むのだが、どういう意味があるのか考察するのも一興だ。
ステージはかなり広く作られており、通路や部屋ばかりだった前作よりもダイナミックなアクションが可能となった。
ギミックも空想の中らしい特色ばかりで、現実が歪んだような前作とはまた違った趣を楽しめる。
もし迷ってもメニュー画面からカラスを呼ぶと、リスポーン地点へ戻ることが可能だ。
兄に捕まっても同じ位置へワープさせられるが、キーアイテムであるオモチャを奪われる心配は無い。
ステージは全部で五つ、少ないようだが一つのフィールドに数十のギミックが詰め込まれているので退屈しない。むしろ迷うほどだ。
雪に覆われた墓地では兄妹がゾンビ風の格好になったりと、シチュエーションに合わせてコスチュームが変化する点にも注目したい。
キーアイテムを収めると時計が進み、時間軸が進行していく様子が分かる。
兄妹と隣人にどのような変化が訪れるのか、後は君の目で確かめてくれ!(お約束)
「Hello Neighbor hide & seek」序盤攻略のコツ
まずは設定から全種類のヒントと、兄の追跡が緩やかになるフレンドリーモードをOnにした最低難易度でゲームに慣れていきたい。
本作はギミックさえ解明できればスムーズに進行できるけど、その謎解き部分が一番難しい。良い所で何度も探索をジャマされると気持ちが萎えてしまう。
難易度は勝手に上がっていくので、余裕すぎると思ったタイミングで通常に戻すくらいがベストだ。
ACT2~5を遊ぶには1800円でのフルアンロックが必要だが、無料のACT1だけでも一時間強は悩んでしまうので十分見定められるぞ。
大事なアイテムは決して無くさないように
タップ長押しで所持したアイテムと動かしたオブジェクトは、ステージをクリアするまで保存された状態で進む。
ゲームオーバーになっても途中から引き継いで再開できる代わりに、先へ進めない空間に投げたりすると再取得できない場合もある。
もしそうなったら章のはじめからやり直すハメになるので注意しよう。
各ステージの重要ギミックを把握して使いこなそう
最初のステージに数箇所ある間欠泉は水を噴射していて、プレイヤーを上空へと大ジャンプさせてくれる。
他の場所を岩アイテムを置いて塞げば水圧が上がり、より高い場所へ届くようになって探索範囲が広まる。多用するギミックなのでまずは岩を探してみよう。
一度岩を置いた場所から回収し、他の間欠泉を塞げば水圧を強める場所を変えることも可能だ。兄の追走に注意しつつコントロールしよう。