Mountain Climber: Frozen Dream
Rubén Pecellin
縦スクロールアクションゲーム
基本プレイ無料
絶望的な難易度。初期ロックマン超えの難しさ。ドット絵が映える、極寒の山脈に挑む2Dアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
神々の山嶺(いただき)に登る高難度2Dレトロアクション
Mountain Climber: Frozen Dream(マウンテンクライマー)は極寒の山をどこまでも登るドット絵の2Dロッククライミング・アクション。
ロックマンX風に壁をスライドし、空中でエアダッシュし、雪山を上へ上へと昇っていく。
快適な操作性、ドット絵の雰囲気の良さ。しかしながら、非常に高い難易度がプレイヤーを待ち受ける。
ストーリー、雰囲気、グラフィックもよい
レトロ風の2Dドット絵アクションではあるが、丁寧に主人公の心情も語られ、登山者たちとの会話もある。物語描写が、上へ上へとステージを進める気持ちを高めていく。
だが、山登りの難しさ、恐ろしさをドット絵でここまで再現したゲームがあっただろうか。
緻密に登山ルートを探り、タイミングを吟味してジャンプしなくてはいけない。アクションが得意なゲーマーの心を燃やす一作といえるだろう。
Mountain Climber: Frozen Dreamの特徴は美しいドット絵と絶望的難易度
ゲームオーバーになると山の麓からやり直しになる絶望感。「壺男」と笑われたバカゲー「Getting Over It」のように、冬山の厳しさを徹底的にプレイヤーに叩きつけていく。
自分は数々の死にゲー達と、エヴェレスト登山に挑む男達の物語を描いた「神々の山嶺」という漫画を思い出していた。そう、山は、誰にも平等に厳しいのだ。
良好な雰囲気とBGM、そして凶悪な難易度
8bitドット絵のグラフィック。美しいBGM。そして、内省的でシリアスな物語。主人公の不遇がフルボイスで語られるオープニングは必見だろう。山へ登ることは、自己実現でもあり、逃避でもあり、そして挑戦でもあるのだ。
操作性は極めて良好。移動こそオートだが、自由自在にジャンプ及び壁の滑降、そしてエアダッシュが行えるため、理不尽な死はない。
だが、山は険しく、難易度は恐ろしく高い。もはやマゾゲーだ。挑戦者求む!
ゲームの流れ
縦持ちで操作し、上へ上へと進むジャンプアクション。
空中でダッシュもできて、壁を下ることもできるロックマン感がある。
トゲが出現しまくるステージを何度も死んでタイミングと攻略法を覚えていく。
難易度はシビア。鍵をとらなくては進めないステージもある。山は険しい。
ステージはきっと5ステージ。少ないかもしれないがそう簡単にクリアはできないだろう。
少しずつ青空が夜に近づいている。オーロラを模したであろう色彩が綺麗だ。
登山者たちはアドバイスをくれる場合もある。英語だけど。
要するに、コンティニューに必要なハートはログインボーナスか購入する必要らしい。死んだら、最初からだ。
動画広告を見ることで復活したりヒントを得たりもできるらしい。
ただ、自分の環境ではヒントが見れなかった。何度も死ね、としかアドバイスできない。
Mountain Climber: Frozen Dream攻略のコツ
おこがましくてアドバイスなんかできそうにもない。最適なタイミングを読むために、待つ。急ぐ時もある。登攀と一緒だ。
序盤で最難関であろうトゲの部分は、引っ込むタイミングを先読みしてジャンプし、最後はエアダッシュで一気に渡りきろう。って文字で伝わるかな。このニュアンス。動画のとこね。↑
心が折れぬ限り、君から勝利を奪うことはできない
おそらくこのレビューを読んでプレイするユーザーは筋金入りのゲーマーだろう。
だが、本作の難易度の高さは、そんな歴戦の勇者たちをも容赦なく何度もゲームオーバーに叩き落とす。
死んだら最初からだ。だが、諦めず、無限の死を超えて、山を上り詰めて欲しい。真の敗北というのは心が折れる事を言うそうだ。高ければ高い壁の方が、登ったとき気持ちいいらしいからね。