SOMEDAY
THIRTEENDAYS
恋愛ゲーム
Android:100円
恋人を喪った痛み。死を超えた未来にあるものは。クロックタワー感ある陰鬱グラも魅力なロシアのアドベンチャー。ダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
美しい喪失感描くロシア産2Dアドベンチャー。
SOMEDAYは失恋や別離の描写が胸に刺さる、PS1っぽいグラフィックが魅力のロシアのミステリー・アドベンチャー。
恋人とのすれ違いや仕事の軋轢を陰鬱なグラフィックや寂寥感あるBGMが彩っていく。
ある日、失った恋人を回想する主人公。突如…物語は急展開を迎えることになる。
「クロックタワー」や「夕闇通り探検隊」など、PS1のアドベンチャーが好きなユーザーには何かしら思い出すものがあるグラフィックなのではなかろうか?
自由操作のできる探索アドベンチャー
仮想パッドで2Dの世界を移動し、探索やアイテムを使用しストーリーを進めていく。広大なマップを探索し、様々な人と会話し、アイテムを使用するアドベンチャーはレトロ感もあり馴染み深い。ヒント機能も実装している。
※なお、無料期間が終了し、現在はiOS120円、Android100円となっている。
SOMEDAYの特徴はPS1感ある寂寥感のあるグラフィックと風雲急を告げるストーリー
雰囲気はまるで「クロックタワー」のようだと思った。だが、シザーマンはいない。恐怖の描写はなく、田舎の牧歌的な恋愛が、まるで古い映画のように語られていく。
だが、本作は恋愛ものかと思うといきなりSF的に物語が急展開を告げていく。その後の物語をネタバレしていいものか迷っている。書きながら考える。
懐かしさと寂寥感のある美しいグラフィック
超美麗グラフィック!などとはお世辞にもいえない。だがこの無骨にすら感じるビジュアルが、どうしてか郷愁を誘うのだ。
そして無駄に広大なフィールド、暗いBGM、すべてが主人公の「孤独」を描くために必要なのではとすら思う。日本語でプレイできないのだけが本当に心残りだ。
ゲームの流れ
左右の移動の2つの四角は、片方はアイテムの使用に使う。もう一つは会話や探索に使う。
ご存知の通り日本語の翻訳がカタコトなので誰か頼む。これをたたの雰囲気ゲーで終わらせないでくれ。
ちくしょう!鍵を会社に忘れてきちまったじゃないか。
無駄に長い廊下をもう一回通って鍵を拾いにいこう。
車の鍵は自分の机にあった。かなり調べれる範囲がシビアなので要注意。調べるボタンを連打してもいいかも。
手に入れたら車に戻ろう。俺は免許ないからわからないけど、運転中ってたくさんのことを思い出してしまいそうだよな。
恋人と湖のほとりにいった日のことを思い出す主人公。
なんだろう、このグラフィックだからこそ、妙に想像力やノスタルジーを刺激してくるんだよな。
ここらへんはもう探索要素はない。二人の逢瀬をただ横から見届けることしかできない。
でもこれは本当に序盤でしかなかったんだ。この後、あんなことになってしまうだなんて…。
キャンプファイヤーの前に愛を確かめ合う二人。それなのにどうして?
大人だからわかる苦い、喪失の痛みだ。ちなみに火をつけるときはライターね。その後…
SOMEDAY攻略のコツ
画面上部に調べる対象が表示がされたときしか探索や会話ができないので注意。思いの外その範囲は狭いので要注意だ。
困ったらタイトルに戻るとヒントが書いているので、やることや行く場所がわからなくなったら堂々とヒントに頼ろう。広告を見ろ!などとは言われないようである。
英語でプレイしてでも、俺はラストまで見届ける
無料期間中に落としたユーザーには翻訳がイミフとレビューされていた。本当にそのとおりだと思う。日本語でプレイすると何を言っているのか全然わからねえ。
だが、クソゲーと罵られようと、このゲームを選んだ自分の直感を信じてみたい。夕暮れの色にまだ泣ける自分がいる。英検3級も落ちそうなおっさんだが、俺はゲームを続行する。英語のほうが物語はまだわかる。