洛奇-重生-(mabinogi:マビノギ β版)
GameArk
リアルタイムバトルRPG
基本プレイ無料
何をしても許される自由な幻想生活。音楽を奏でて、鍛冶や裁縫の腕を上げ、冒険を謳歌するMMORPG
本物のファンタジーライフ、その系譜を継ぐモノ。
『洛奇-重生-(mabinogi:マビノギ)』はNEXONからライセンスを取得した中国の企業が、PCゲームをスマホ向けアプリとして再構築した3DアクションMMORPGだ。
「ケルト神話」がベースの牧歌的な雰囲気となっており、プレイヤーは転生を繰り返して強くなるミレリアンとしてファンタジー世界での日常を過ごす。
個人的にほのぼのゲーの最高峰とまで感じたPC版の特色を一部継承していて、他のタイトルとは一線を画するマビノギならではの自由度に注目したい。
※本レビューは8月24日12:00 ~ 8月31日までサーバー開放を予定中の、海外で配信されているβテスト版です。
Android版のDL方法
1.海外の公式サイトに移動して「下戴遊戯」ボタンからデータをDL。
2.起動後のスタート画面にて「快速遊戯」を選択すればゲストとして登録せずに遊べます。
3.上記画像のように情報入力を求められた場合、一度アプリを閉じます。
4.起動時に表示されるログイン場面で、赤丸に囲まれた「記号」切り替えを素早く押します。
5.変更画面を取り消すことでスキップとなり、併入遊戯からそのまま遊べる状態となります。
※TapTapからも導入可能。ストアページに移動して「試玩」ボタンからDL→手順2へ。
フリーアングルでのリアルタイムバトル
フィールド上を騎乗ペットに乗って移動し、NPCから受けた依頼を達成することでゲームは進行していく。
戦闘時は通常攻撃とクールタイム制のスキルを使い、敵をノックバックさせた隙に連撃を叩き込める。
魔法系スキルは発動までに時間が必要な代わりにボタン長押しで「チャージ」詠唱でき、威力や範囲が増大していくぞ。
自分の好きなスキルを使い続けて伸ばそう
バトルタイプは職業のように分かれているけど武器を持ち替えればスキルごと切り替わるから、1人で全タイプをマスターすることも可能。
戦闘だけじゃなく羊毛狩り・乳搾り・釣りなどの「採取系」や、裁縫・鍛冶・ポーション製作といった「生産系」を鍛えられるのも非常にユニークだ。
また、全スキルの昇格には「一定回数使用する」「特定のモンスターを倒す」といった実践的な修練が必要。
キャラレベルを上げるだけじゃ伸びないので使い込む必要があり、最上級のボリュームに繋がっている。
『洛奇-重生-』は戦闘しながら万能職人として遊べるのが特徴
5年ものあいだPC版を遊び倒した筆者にとって「マビノギ」への期待値はとても高かったけど十二分に楽しませてくれる出来だった。
モバイル版ではオート機能での移動&クエスト受注による利便性を獲得し、複雑で初心者には難しかったスキルシステムも簡略化されて分かりやすく改変。
生産職に力を入れても、吟遊詩人として演奏を楽しんでも、最終的にはバトルステータスも向上するので何でも出来る・何をしてもプラスになる方向性が魅力的だ。
スキル修練を助ける「転生」もレベルはリセットされるけど装備やスキルを引き継ぐので何度でもレベル上げ可能。ポイントをサクサク稼げて面白い。
幻想世界で自分だけの生活を謳歌する、そのポテンシャルが本作にも備わっていると感じた。
2000年代の懐かしさを感じる温かなグラフィック
3Dモデリングやモーションはほぼ全て本家マビノギから引き継がれており、ビジュアルの再現度は完璧に近くて驚いた。
「染色」アンプルで装備アイテムの色をパーツ毎に変えて、自分だけのファッションを披露できるシステムも未だに目新しい。
一方でPC版では課金が必須だった騎乗ペットなどがストーリー上で手に入るようになり、手軽に無料で遊びやすくなった改変点はナイス。
全てのミレリアンを沸かせる期待の一品
マビノギに関しては感情的な意見を含まざるを得ないので、遊んだことのない人からすると何の変哲もない作品に見えるかもしれない。
しかし本作の魅力はゲーム性だけじゃなく、片田舎とシェイクスピア世界が交差する設定・数千回聞いても飽きないBGMなど、数少ない十年来の現役ネトゲとしての実力は今でも光っていた。
いつでもどこでも「ファンタジーライフ」に没入できる日を楽しみにしつつ、日本で正式配信されることを祈りたい。
ゲームの流れ
「武闘家」や「人形遣い」など、スキルが職業のように分類されたので理解しやすい。少し種類は減った。
職業を切り替える自由度は今なら「ファンタジーライフオンライン」とかあるけど、当時のPCネトゲとしては本当に唯一性が高かったんだ。
ちなみにNEXON開発の「縦持ち型マビノギモバイル」は別のプロジェクトとして進行中だそうな。そっちも超楽しみ。
ペットは騎乗専門になったが、少し歩くだけで自動召喚。移動スピードを上げてくれる画期的なシステムに。
羊の毛を狩ったり、牧場を駆け回ってアイテムを拾ったり、剣闘士の試合に挑んだりとミニゲームが豊富なのも悠々自適でマル。
戦闘はPC版ほどの駆け引きはないけど、コンボが繋げやすいから初心者でも遊びやすくなった。
ノックバックの重さは変わらずで集団に殴られるとすぐ死ぬ。如何に喰らわず捻じ伏せるかってアクション性だ。
経験者からするとファイアボールを落とす挙動などの1つ1つが思い出を呼び覚ます。見た目は本当にそのまんまでオッサン嬉しい。
仲間と一緒に焚き木を囲み、唐突な演奏勢の乱入に耳を傾ける……そんな理想郷があるかもしれない。海外版じゃ会話は難しいけど。
「お婆さんが聞かせてくれた昔の話」をはじめに原作BGMが丸ごと使用されているのも最高。ダンバートンの音楽とか聞いてるだけで露天巡りたくなりますよ。
新要素として「ミニキャラ」が仲間として戦闘中に加勢してくれる。近接コンボ補助などキャラ毎に戦法は異なる。
従来のペットやパートナーに代わるシステムで、操作はできないけど少しだけ心強い。
『洛奇-重生-』序盤攻略のコツ。
主なゲームサイクルは一般的なMMORPGと同じなので画面左の「主線」に従ってメインミッションを進めよう。
レベル20くらいで新武器が手に入るからバトルタイプを替えられるけど、それまでは変更不可能。ザコ狩りがラクな遠距離職がオススメだ。
途中でアバター衣装を貰えるけど着用には時間制限があるので注意。代わりにペットは1匹に付き15分限りだけど最初から全種を乗りこなせるぞ。
「冒険」モードを攻略して報酬をいただこう
「影ミッション」や「ダンジョン」は一日経てばリセットされる回数限定コンテンツに変わっている。経験値もかなりオイシイ。
達成度報酬から仲間召喚に必要なアイテムが手に入ることもあるから、クエストで指定されていなくても積極的に挑戦しよう。
手に職よりも、武器をつけよう
序盤から満遍なく上げようとするとスキルアップに必要な「AP」が足りなくなるので、先行した修練分が無駄になるケースが出てきてしまう。
まずは得意なバトルタイプを極めることを意識して一点を集中的に鍛えるほうが効率的だ。もちろん戦闘でも役に立つ。
ポイント割り振りは近接ならワープ斬り、魔法なら即発動のサンダーボルトなど有用なスキルを優先的に上げていきたい。