ことのはアムリラート

女の子が異世界の言葉を覚えて交流していく百合系アドベンチャー

『ことのはアムリラート』は2017年にPCで発売されたアドベンチャーゲームをスマートフォン用に改変して作られた純百合ＡＤＶ。

使う言葉が全く違う異世界に迷い込んでしまった主人公の「凜」が、日本語が少しだけ使える異世界の住人「ルカ」に助けられ、たどたどしい言葉で交流していく所から物語が始まるぞ。

無料版は序盤の一部シナリオがプレイ可能。シナリオが気に入ったら有料版を購入しよう。

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ゲームのために造られた異世界言語

作中で使われている言葉は、人工言語である「エスぺランド語」を基にして作られた異世界言語「ユリアーモ」。

日本エスぺランド語協会が言語監修しており、このゲームのために丸々1個の言語を作り上げたという。すさまじい力の入れようだ。

シナリオはフルボイス

キャラクターのセリフはすべてボイス付。CVは長妻樹里、内田秀、ブリドカットセーラ恵美の三名が主なメンバーだ。

ユリアーモもイントネーションがしっかりしており異言語っぽさが醸し出されているぞ。

『ことのはアムリラート』は2人が「ことのは」を通して通じ合っていく過程が可愛らしい！

凜に言葉をわかってもらうため、カタコトの日本語でユリアーモの説明をしていくルカ。ルカに自分の気持ちを伝えたいがためにユリアーモを頑張って勉強していく凜…

女の子2人がお互いのことを思いやりながら努力して歩み寄っていく姿は見ていてとっても微笑ましく、可愛らしく感じられるぞ。

2人の想いが通じ合えるようにプレイヤーも是非ともユリアーモを覚えて協力してあげよう！

ルカの言葉を理解してあげよう

そう、このゲームではプレイヤーも凜と一緒にユリアーモを覚えていくというシステムになっている。

作中のセリフや単語表を基に、選択肢や問題に答えて行こう。進めて行けばルカの喋るユリアーモもだんだんと理解できるようになるはずだ。

覚えられなくても大丈夫！

…とはいっても問題自体は設定画面からスキップが可能になっているぞ。

難しいことはセーブ&ロード&問題スキップでパスして、可愛らしい女の子の交流のみに目を向けていても十分楽しめるカモ？

ゲームの流れ

エスぺランド語は19世紀に言語学者によって世界共通語を目指して作られた人工言語。かの宮沢賢治や二葉亭四迷も習得し、広めていたとか。

 

主人公はお気楽思考の女の子、高遠凜。最近話題のたい焼きを買いに行った帰りに…

 

謎の異世界に来てしまう。空はピンクに。背景の看板の文字は謎言語に。

 

途方に暮れていたところを、カタコトながらも日本語が話せるルカに助けられ、異世界で来訪者（ヴィジタント）としてルカと共に生活していくことに。

 

基本は女の子たちの手さぐりの交流にほっこりしたりニヤニヤしたりしながら…ついでに異世界語も勉強していくという形式だ。

 

ユリアーモの文字表。エスぺランドの文字表に大まかな部分が似ているので参考にしてみよう。

 

…筆者もゲーム内言語としてはアナグマ語やアルベド語などを覚えたものだけど、ここまで精密な言語は初めてだ。

『ことのはアムリラート』攻略のコツ

ゲーム内言語のユリアーモはィエス（yes）ドゥ（仏語の数字の2）オク（8、オクトーバー？）…みたいな感じで実際にある単語から連想できそうな単語が多く存在しているぞ。

多少無理やりにでも連想できる単語を関連付けて覚えれば、単語の習得は早くなるはずだ。

基本は反復練習あるのみ？

とはいっても問題文じゃない形で本編中にいきなり単語が出てきても思い出せないことは結構あるぞ。

習った単語はメモしておくか、タイトル画面から選択できるミニゲーム「勉強モード」で確認しておこう。

接尾辞に例外はない

皆さんは英語を学ぶとき特定の単語だけ過去形が-enだったり変わらなかったりで例外が煩わしかった覚えがないだろうか？

エスぺランド（≒ユリアーモ）ではそういった単語の例外が一切無いということを覚えておこう。複数あるモノならどんな単語でも末尾に「ィ」が付くようになっているぞ。