Getting Over It(ゲッティングオーバーイット)
Bennett Foddy
横スクロールアクションゲーム
Android:640円 iOS:610円
【壺男】クリアできないのは、プレイヤーの能力が低いから。鬼畜難易度の奇妙すぎるバカゲーアクションダウンロード(Android) ダウンロード(iPhone)
特定の人を、傷つけるために。
Getting Over It(ゲッティング・オーバー・イット)は、最悪レベルの鬼畜難易度バカゲーアクション。
壺に入ったオッサンがハンマーだけで移動するバカゲーだが、の山頂を目指す。
山頂を目指すため急な坂や崖、アスレチックその他大勢が立ちはだかる。だが、グラフィックを遥かに超える厄災レベルの難易度だったのだ…。
想像を絶する凶悪な難易度
ハンマーと壺(釜?)だけで、壮大なる山を走破するビジュアルも悪夢的にヤバいのだが、驚くはその鬼畜難度。
Steam版ではマウスで回転させていたが、iPhone版では指先のタッチ具合で回転、長さ調整を行う。
熟達するまでは移動すらままならない独特極まりない操作性が君を待ち受ける。はたして歴戦のプレイヤーたちの心は耐えられるのか…?
作者の偉そうなセリフも小憎たらしい!(でも面白い)
プレイヤーがミスると作者の妙に独善的なセリフが流れてきて煽ってくる。
「このゲームをクリアできないのはプレイヤー側の能力が足りないから」など。イライラ度がヤバい。SNSでバズってるのもうなずけるマゾゲーの爆誕である。
Getting Over It(ゲッティング・オーバー・イット)の特徴は超難度
チュートリアルなし!ストーリーなし!だが作り込んだグラフィック、悪意しか感じないレベルデザイン&演出。確実に凡百のバカゲーとは違う奇妙なセンスがある。なによりこのキャラ!即優勝。
見た目は敷居が低く見えるだろう。油断すると確実!そう確実に返り討ちにあうだろう。2Dアクションに絶対の自負を誇るこの俺がこのザマよ!
全ての成果が瓦解する(幾度となく)
普通のゲームならばセーブ機能で失敗したところからやり直せるのだが、このゲームではオートセーブ以外のセーブ機能が存在しない。
その為失敗したときのリカバリーが出来ず、自分のミスに自分から向き合う必要がある。
苦行ゲーと言われる所である。
鬼畜!マゾ!苦行!だが光るセンス
失敗して、落下し、またスタート地点に戻る地獄のような仕様は、何度も何度もプレイヤーの心を折る。悪魔か作者は!
だが、ギリギリプレイしたくなる絶妙な操作性とステージなのがヤバイ。うまい人のプレイ動画を見ると涙が出るレベル。
ゲームの流れ
何故壺なのか。ハンマーなのか。理不尽な想像力がなぜか心を掴んで離さない!
製作者はベネット・フォディ。覚えたぞ…。
さあ、まずこの木を越えよう。
言っとくけどスマホでグリグリ回転させて移動するの、Steam版よりむずいと思うわ。
試行錯誤と数多の失敗の果てにこの木を超えた。
何回iPhoneをぶん投げようとしたことか。
セーブは確かにメッセージの通り自動的にされる。
ただ、ミスって戻ったときもセーブする。苦労したあの道を、自分で戻るしかないのだ!
魔界村も、「I Wanna Be the Guy」もクリアしてきたが、このゲームは、質が違う。
作者が豪語する「今まで味わったことのないレベル」は嘘ではない。
それでも本作を「600円返せ!」って思わないのは、類まれなるセンス、作り込まれたステージ。妙なキャラ。
そして、融通は効かないが爽快感のあるアクション性にあるだろう。
Getting Over It(ゲッティング・オーバー・イット)攻略のコツ
操作方法を説明するぜ!タッチした指に追従してハンマーを動かす。以上だ!
地形に引っ掛けたり、地面や壁へ叩きつけた反動でジャンプ。長さはハンマーの柄の長さをある程度フリックで調整できるぞ。さあ!後は地獄へ行くだけだ!
ささやかな攻略のコツ
足元にハンマーを置いて勢いをつけてジャンプ。これを覚えてるかどうかで本作の面白さは違う。というかわからないと挫折してアンインストールしかねない。
まあ正直、攻略ページ見たところで、うまい人のプレイ動画でエンディングを見たところで、それは「クリア」とは言えない。自分の力で山を登り詰める強い「意思」を持とう。俺も頑張るよ。
600円で出来る最大級の挫折、そして克服
最近のゲームは優しい。美少女、使命、チュートリアル。侘び石。簡単操作。ヘルプ。コミュニティ。そんなものすべてがない。
このゲームは、確かに人を選ぶ。そして、このゲームに辿り着いた人でも、心が折れなかった、選ばれたゲーマーだけが見える景色。それは確かに存在する。
ネタバレはない。できなかったのだ。さあ、共に行こう。
最果てまで。