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階段を駆け上がった先に、何があるのだろうか▲
どこにでもある夏休み。すべてが特別だった。
最近周りで流行っている幻の「おばけトンネル」なるウワサを聞いて、プレイヤーは秘密の場所を目指して8月25日を過ごす。
中身はオーソドックスな脱出ゲー形式だが、宿題の絵日記を書き、友達との合言葉の謎を解き、虫相撲をしたりとコンセプトが素晴らしい。
セミが煩く相手を求め、風鈴が涼しげに揺れる自然音を聞きながら、誰も居ない神秘的な裏山の奥へ踏み入っていくワクワク感。
名作「ぼくのなつやすみ」にある雰囲気が近く、万人がノスタルジーに浸れる良アプリとなっているぞ。
『あの夏の日から脱出』は懐かしさを追求した世界が魅力!
虫採りと、昆虫バトルが意外とシッカリしてて良かった▲
大人達が行かない場所や秘密基地造りに憧れ、フェンスで塞がれていたら抜け道を探し、橋が壊れていたら修理する。
ちょっとした事も大変だし、自分でやらなきゃいけない。だからこそ全てが発見の連続で、何気無い日常・思い出は輝いていた。
自らが経験した童心へ返ってもいいし、こんな夏休みを知らない若者にとっても、新鮮ながら必ず懐かしいと感じ取れるモノだ。
また、脱出ゲーとしての質も高い。風情を感じるイラストの1つ1つは描き込まれ、迷ったらいつでもヒント&答えを表示できる親切設計。
ボリュームは約1時間と多くないがサクッと遊び切れるし、EDは遊び手に問い掛けたフシギな結末となっている。自分の目で確かめよう。
『脱出ゲーム あの夏の日から脱出』序盤攻略のコツ。
こういう演出がニクいねー▲
なのでザックリとしたコツと、小ネタを解説していく。
ズームできる箇所には、アイテムGETや暗号につながるヒントなど、必ず意味を持つ。後々使うこともあるので覚えておこう。
大抵のギミックは知識が問われず、その場にある物から答えを導き出せる。全体像やシルエットを意識して子供のような柔らかい思考が必要。
虫相撲は、最強のカブトムシを木でおびき出さないと勝てないが、他の小さい虫でも挑戦できる。余興としてやってみよう。
ステージは全8種、おばけトンネルに到着したらゴールは目前。「八百万」ってワードと、壁の小さな文字の解読を頑張ろう。
ゲームの流れ
- 夏で、夏休みだった。
どこまでも続く蒼い空、大きな入道雲。
日本の夏とはこういうモノだと言わんばかりの雰囲気作りが見事。
- 麦茶と、ソーメン、おにぎり。メニューを考えるのがおっくうになってきたお母さんの昼食。
かなり記号的ではあるけど、一貫性があるのでエンタメとして凄く魅力的。
- 日曜大工に疲れたお父さんを横目に、冒険へと出掛けよう。
環境音やSEも夏っぽくてイイんすよねー。
- 広場では友達が秘密基地造りを計画していた。
ギャルゲ系の鮮やかさはなく、現実に近い色褪せた塗りがタマランね。
- ご近所さんに野菜をお裾分けしたらお礼を貰えたり、過程の演出も凝ってるねー。
- 中でも気に入ったのが、虫相撲の演出。
ちゃんと自分で探して採ったムシを戦わせることができて嬉しかった。
- 進めていくと、段々ミステリアスな雰囲気を帯びていく。
誰も立ち入らない場所、隠されたナゾ。トンネルの奥には一体何が?
- EDでは意外な展開に。
多くは言えないけど、あの日見たのはプレイヤーそのものだったのかもしれない。
後は絶対アナタの目で確かめてくれ!(お約束)