カバー・ファイア（Cover Fire）

「ガン・シューティングタイプ」というのは、自由にフィールドを移動できるタイプではなく、位置固定タイプということ。

ただし、自分が隠れている遮蔽物の耐久力がなくなり、壊れそうになると、次の遮蔽物へと移動できる。

本作最大の特徴は、3Dタッチを導入することで、指一本でのプレイを可能にしたこと。

3Dタッチというのは、タッチの強さを感知する技術のこと。
本作の場合、弱くタッチすると銃のスコープを覗きこみ、ターゲッティング。

その状態から強くタッチすることで、銃のショットができる。

この操作、プレイしてみるとものすごく直観的で扱いやすく、銃を撃っている臨場感が高い！

あまりに自然に、あまりに気持ちよく敵を倒していけるので、「どんなアプリかな？」という様子見程度にプレイしようと思ったハズが、ガッツリプレイしてしまった！

タッチパネル以外の操作を持たないスマホだからこそ生まれた、スマホならではのゲーム。控えめに言っておもしろい！

まずステージセレクト前に、ほんの数秒、ステージの状況がアニメーションして描かれる…そして、ステージ情報が表示！ この一連の流れのカッコよさ！

さらに、エピソード1の最終ステージではイカした二足歩行ロボも登場！ こいつが強く、迫力もあり、バトルがアツい！

極め付けが、通常ステージで最後の敵を倒すときのショット！

弾倉から銃弾が銃身へと装填され、撃針が銃弾の雷管を叩き、カートリッジから弾丸が発射…撃ち出された弾は空中をスローモーションで飛び、敵に着弾。血を噴出して倒れる敵…。


はじめてこの描写を見た時には思わず息をのんで見守ってしまった。

「メタルギア」シリーズや、「Call of duty」シリーズといったSFミリタリーの世界観が好きなら、たまらない！　トリコにならないでいられるワケがない作品だ。

原稿を書いている今ですら、早く次のステージがプレイしたいもの…。

だがあらゆるガン・シューティングやFPSがそうであるように、「ランボー」プレイをするとゲームオーバーへ一直線だ。

やっぱり基本は、敵が撃っている時は遮蔽物に身を隠し、敵のスキにショットする…というヒット・アンド・アウェイ。

また、二足歩行ロボが登場するエピソード1の最終ステージでは、いきなり二足歩行ロボを狙うのではなく、まずは人間の兵士から倒していこう。

一発逆転的なプレイよりも、繊細で丁寧なプレイの方が、攻略しやすいゲームだ。