ファーストタクティクス

プレイヤーは突如として異世界に召喚され、記憶喪失となった主人公となり、仲間となる傭兵を雇いながら自らの正体を探るために冒険をはじめる。

システムは敵と味方が速い順（ST）に行動するターン制。味方をタップして移動させ、SPを使って発動するアクティブ型と常時発動するパッシブ型、それぞれのスキルを駆使して敵を倒す。

敵ユニットには視覚要素があり、目視範囲に味方ユニットが侵入すると攻撃をしかけてくる。

範囲外から攻撃するなど、敵部隊やステージの状況に合わせて戦略を立て勝利を目指そう。

主人公はステージクリア時に経験値を得て成長し、仲間は資金とソウルと呼ばれる資源を使ってレベルアップさせる。

新たなユニットの入手や進化、ルーンを使った覚醒など豊富なシステムでユニットを育成し、幾多のステージをクリアしていこう。

個々のユニットにフリースキルを習得させる機能があり、弱点を補ったり長所をさらに伸ばしたりと拡張性も高い。

バトルについても高低差や背面攻撃といった細かいシステムが省かれているものの、ST値や敵の視界に気を配りながら行動する戦略性の高いものとなっている。

また、SRPGは1回の戦闘に時間がかかり操作も自身で行わなければならないゲームが多いのだが、本作にはオートバトル機能が設定されていて時短プレイが行える。

見た目のチープ差は否めないが、良い意味でギャップのあるタクティカルRPGに仕上がっていた。

依頼メニューに書かれた条件を満たすと資金やソウル、特殊通貨の「クリスタル」を獲得でき、ユニットの育成に必要な素材はここで集める。

ステージごとの難易度についても、ノーマル以降のステージは難易度が高く、序盤のユニットではクリアできないため無視して先に進んだほうがいい。

また、仲間ユニットは資金とソウルを使ってレベルアップさせるが、その最大値は主人公の現在レベルに依存する。

部隊を強化するうえで主人公の出撃は欠かせないため、フリースキルの習得やスキルの強化を率先して行おう。