クロノスリング

プレイヤーは時の平和を司る女神「クロノス」の使いとなり、3つの時代を行き来しながら世界を狂わせようとする意思に立ち向かう。

各時代から呼び出した仲間をパーティに編成し、ダンジョンを移動して宝箱を獲得しながら敵を倒していこう。

敵とのバトルはターン制になっており、画面をタップして前衛にいる3人のキャラをローテーションさせながら攻撃を行う。

一定時間が経過すると敵のアクティブゲージが溜まり敵のターンへ移行するが、攻撃によってアクセルタイムゲージを溜めていれば「アクセルタイム」を発動できる。

アクセルタイム中は敵の行動が止まり、与えるダメージも2倍にアップ！ 一気に片付けられる。

そうして、クエストをクリアしながら各時代のキャラクターたちが織り成すメインストーリーを進めていこう。

キャラクターやステージは美麗な3Dグラフィックで描かれており、キャラごとに攻撃アクションの描写も用意されているのが良いね。

物語においても、時空を超えて3つの時代へ行き来し、本筋で助けられなかったキャラを助けるなどifの物語を進められるのはおもしろかった。

また、各所で流れるBGMに「下村陽子」さんや「伊藤賢治」さんなど有名なコンポーザーを起用しておりファンタジックな世界観をより引き立ていた。

（欲を言えばトライエース作品に欠かせない「桜庭統」さんの曲も聞きたかったが）

ただ、バトルにおける操作がタップするだけであり、敵を浮かせるなどのタイミングの縛りもないのでゲーム性が薄いうえ、オートバトル機能もないため操作が面倒に感じられる。

攻撃の演出が良ければそれでも満足できるのだが、バトルにおけるカメラワークが固定されていてスキルを使っても動かないため、どうにも地味に映る。

カメラの引きや寄りの演出にも堪えられるようなグラフィックだと思うのだが、そういった爽快感のなさが非常に気になった。

敵の苦手属性で攻撃すると与えるダメージが増える他、アクセルタイムにおける攻撃力アップ効果がさらに高くなるため、クエストメニュー画面に書かれた出現する敵の傾向をよく見てパーティを編成するといい。

また、アクセルタイムが発動している間は敵のアクティブゲージが止まるため、まずは通常の状態で攻撃を加える。

ある程度ダメージを与えて敵のアクティブゲージが溜まりきる寸前になったらアクセルタイムを発動させ、より強力な攻撃を加えれば敵にターンを渡すことなく撃破できるはずだ。

とくに、敵の苦手属性のキャラがアクセルタイム中にスキルを使うと補正がかかって威力が倍増するのでオススメだ。