ザコのこぶし

「ザコのこぶし」は、モヒカンのザコが主人公の、言わばあべし・ひでぶ系RPG。

ぶっちゃけて言ってしまえば「北斗の拳」的な世界観をパロった、
、世紀末救世主伝説的RPGである。

ザコのモヒカンは「伝説の男」を見つけ、ボスに報告しに行く。
行く先々で出会うモヒカンや肩パットを入れたいかついヘビメタやパンクスたちと戦いならぬ洒脱なトークをかましながらレベルアップしていく。

ストーリーの説明の代わりに、TOM☆CAT「TOUGH BOY」の歌詞を数行引用したい。

Welcome to this crazy Time
このイカレた時代へようこそ
まともな奴ほど feel so bad

そういうことである。

時はまさに世紀末。
澱んだ街角で僕らは出会った。
君はザコから、タフ・ボーイになれるか？

ドット絵風のRPGの体裁をとりつつ、通常のRPGにおける戦闘を会話でしているのが面白いところ。
BGMも「魔王魂」が手がけるファミコン風の8bit音楽で心地よい。

敵との戦闘は会話で行う。
聞いてくれなかったりして心が傷つくとHPが減る。
LVが高い敵ほど攻撃力が高く、説得しても耳を貸してくれない。

この会話が「LINEで聞いたら既読無視された」「ラップしてみた」「英語で聞いてみた」「安西先生のマネをしてみた」など色々バリエーションがあり面白い。

このオモローなシステム、どこかで見たことがあると思ったら、筆者がレビューした
「村人A「勇者さまどうか話を聞いてください」に似てるなー。
本作のほうが会話の成功率が書いてないため若干難易度高いかな。

北斗の拳を読め！以上！
…じゃ記事にならないのでもうちょっと書くか。

各ステージにはザコが徘徊してるので戦闘…いや会話していこう。

ザコたちはLVが割り振られており、けっこうムラがあるので倒せないと思ったら弱いやつから攻めていく。
回復呪文とかそういう気の効いたやつはないので、勝てなさそうだなと思ったらさらっと逃げよう。

たまに世紀末にふさわしくない姫さまやサンタクロースが現れるが、経験値やゴールドが高いので見逃さず倒していこう。

「装備」の欄から道具・武器・防具があり、購入することでHPや攻撃力、防御力を上げることができる。

やはり最終武器はモヒカンのザコらしく「火炎放射器」。

手に入れたら、この言葉を是非大声でシャウトしてみてほしい。

…。

……。

………。

それでは！

汚物は消毒だ〜!!