逆転裁判5

ニンテンドー3DSに移し、ドット絵から3Dポリゴンで表現されるようになった。
4で一線を退いた「成歩堂 龍一」が復活してるあたりも好評化だったのではないだろうか。

グラフィックがHD画質として完全リニューアルされ、移植にあたってユーザーインターフェースを刷新し、タップやスワイプなど直感的な操作でプレイが可能になった。

スマートフォンによる操作性は極めて良好で、タップによるシンプルな操作にストレスは皆無だ。
バックログ機能で証言やストーリーを読み返すことも可能だ。

さらにiCloudにも対応し、iPhoneでプレイしたデータを引きついで、iPadでも続きからプレイできる。

第1話は無料で遊ぶことができる。それ以降は有料。
第2話～第5話は各600円と割高な印象だが、シナリオセット（第2話～第5話のセット）は2000円で購入できる。
3DSのソフトを買うと考えたら割安かもしれない。
ニンテンドー3DS版のダウンロードコンテンツも購入可能だ。

証言と証拠のムジュンを探す法廷パート。
怪しい証人たちの証言と、証拠品とのムジュンを見つけだす、手に汗握る頭脳戦。

この2つが本作を緊張感漂う人気シリーズに押し上げている。
やけにアクが強いキャラクターたちも魅力だ。

肝心の価格だが、第一話をプレイし、はまったと思ったら残りの4話、2000円という価格も十分に元が取れるクオリティだと思う。

3DSになり進化したグラフィックや演出、シリーズのファンにはたまらない演出なども見逃せない。

個人的には1から3までの雰囲気やBGMが好きだったが、これもこれでいいじゃないか。

でもちょっと成歩堂の顔が違う気がするなー…。

これは敏腕弁護士、成歩堂龍一が颯爽と現れて新米弁護士、ココネちゃんに投げかけた言葉だ。

なんか今回の成歩堂は顔が孤独のグルメみたいだけど、持ち前の不屈の闘志とで敗北寸前から奇跡の逆転弁護をやってのける。

洞察力を発揮させ、超能力のようなスキルを使いこなし、証人のムジュンを見抜こう。
ライバル御剣だけじゃなく、中二病の塊のようなユガミ検事などとの戦い…。

最終的に必要なのは、推理力や洞察力だけじゃなく、ハッタリや直感も大事なんだなぁ…。
そう思った俺だった。

しかし重苦しくなりがちな法廷シーンをこれくらいライトに、コミカルに描いたCAPCOMには脱帽せざるを得ない。