『ファイナルファンタジーⅩⅤ』発売記念!スクエニの過去作品を掘り起こしてみよう!
エニックス主催の「第1回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」で優秀プログラム賞を受賞。
今回は、エニックスからリリースされたアクションゲーム―――
「中村光一」氏の出世作でチュンソフトを生んだとも言える「ドアドア(Door Door)」を紹介していこう!
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目次
「ドアドア」って?
「ドアドア(Door Door)」は、1983年にエニックス(現スクウェア・エニックス)からリリースされたPC用アクションゲーム。
「中村光一」氏の出世作で、後に1985年7月18日にエニックスのファミコン参入第1弾タイトルとして移植された。
エニックス主催の「第1回ゲーム・ホビープログラムコンテスト」で優秀プログラム賞を受賞。
ちなみに賞金は50万円だったそうだ。
PC版は、オリジナルである「ドアドア」が発売された後、1985年2月には「ドアドアmkII」が発売されている。
こちらは、主人公の仕草やキャラクター、BGMを追加したヴァージョンで、ファミコン版はこちらを元としているようだ。
パズル的要素が強いアクション
主人公、チュン君を操作してモンスターを誘導してドアの中に閉じ込めていくという内容。
全部のモンスターをドアの中に閉じ込めればステージクリアとなる。
ステージは、固定画面で5層のフロアで構成された横視点。
フロアをつなぐ昇降手段が特殊で複数存在する。
チュン君とモンスター双方とも使える『階段』。
チュン君だけが使える『ハシゴ』。
モンスターだけが使える『網』。
チュン君だけが降りれる『滑り台』。
とかなり多彩な構成。
ドアの開閉は、取っ手が付いている側から移動すると開くことができる。
その為、移動する経路を間違えるとモンスターに追い詰められてしまったりするので、攻略はかなり頭を使うパズル的要素が強い。
『ドアドア』が生んだ年収1,000万円
チュンソフトの誕生
当時、パソコン雑誌『I/O』には、ゲームプログラムの投稿コーナーがあり、本タイトルの制作者の中村光一氏はアーケードゲームの移植作品を投稿していた。
高校3年生だった中村氏は、かなり有名になっていた。
エニックスのプログラムコンテストに同氏は、『ディグダグ』を移植して応募しようとしたがクローンゲーム(当時はゲームクローンがかなり流行っていた)は断られてしまう。
そこで、敵キャラクターをまとめてやっつけるという『ディグダグ』の快感を再現しようとゲームをデザインしていった。
オリジナルキャラクターのデザインを同級生の友人が担当。
そうして誕生した『ドアドア』は、累計8万本を売り上げた。
大学生の中村氏は年収1,000万円を超えたらしい。
この後、この元手でチュンソフトが誕生する。
スマホで遊べるスクエニゲーム
アカシックリコード(Akashic Re:cords)
『アカシックリコード(アカリコ)』は、誰もが知る物語に蔓延る「歪み」を、創作キャラを率いるクリエイターが正していく3DスマホRPG。
学園生活の傍ら、生徒達が異世界での活動を通して関係性が変化していく現代ファンタジーな物語。
そして多様な世界のキャラが混生してごった煮となった、カオスで賑やかな雰囲気は実にイマドキ。
バトルはリアルタイム進行、各キャラはゲージが溜まると行動可能。アクティブに動かしていく。
選択式のスキルや防御コマンドの他、協力マルチプレイではリアルに連動して必殺技を放つシステムも。
スクエニの完全新作ではグリムノーツも目立った2016年度だが、個人的にはこっちをオススメ!と推したくなる面白さだ!
星のドラゴンクエスト
「星のドラゴンクエスト」は、国民的RPGであるドラゴンクエスト、通称ドラクエをスマホ向けにシステマイズしたセミオートバトルRPG。
オリジナルキャラを自由なアバター設定で作り、星を探索していくというもの。
歴代の懐かしのBGMを聴きつつ、フィールドにダンジョンに冒険の部隊を広げていく。
移動は場所を指定すると自動で歩いてくれるシステムで、戦闘も基本はオートで戦ってくれる。
だが、コマンド選択はドラクエの王道!技や魔法はゲージが溜まったら任意で選択して使っていける。
プレイしてみるとわかるが、これは正統派なドラクエだ!
グリムノーツ
グリムノーツ、は、スクエニの王道RPGと、シンデレラや赤ずきん、ピーターパンなど、世界中の童話の世界が融合したファンタジーRPG。
童話の中で主人公になれなかったキャラに焦点をあてたストーリーが面白い。
戦闘はリアルタイムのスリーラインバトル。4人のパーティを組み、主人公だけを操作する。画面スワイプで移動、タップで攻撃だ。
画面上を自由に動きながら乱戦していくスタイルはテイルズを想起させる。
誰でもない主人公が戦うという物語、豪華なグラフィックと声優陣、自由度の高いバトル。バツグンです。
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