今回は、今話題の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」に収録されている30本のうちの1本。
「悪魔城ドラキュラ」を特集していこう!
コナミのディスクシステムソフト第1弾。
中世ヨーロッパのトランシルヴァニア地方が舞台のゴシックホラーアクションゲーム!
「悪魔城ドラキュラ」って?
「悪魔城ドラキュラ」は、1986年9月26日にコナミ(現・コナミデジタルエンタティンメント)がリリースしたファミリーコンピュータディスクシステム用横スクロールアクション。
コナミのディスクシステムソフト第1弾。
欧米でのタイトルは「Castlevania」。
「城」=「Castle」と、「トランシルヴァニア地方」=「Transylvania」を合わせた造語で、日本でも「キャッスルヴァニア」で発売された作品もある。
ドラキュラ伝説が語り継がれる中世ヨーロッパのトランシルヴァニア地方が舞台となる。
主人公は、英雄クリストファーの血を引くシモン・ベルモント。
広告でのキャッチコピーは、「スーパーリアルタッチのアクションゲーム」。
かなりアクションとしては作り込まれたシステムになっていて、独特のムチの動作を操るのは慣れないと難しかった。
世界観がゴシックホラーの雰囲気と、リアルタッチで描かれたキャラに背景、グラフィックアートが硬派なゲーム性にマッチしていてヒット作となる。
また、BGMも人気を博し、雰囲気を盛り上げる要因として現在でもファンを魅了し続けている。
受け継がれる「ドラキュラサウンド」
開発スタッフがホラームービーを参考にして作品作りを行うなど、かなりなこだわりをもって製作されている。
タイトル画面のフィルム、スタッフロール表記など、古典ホラー映画のオマージュになっている。
特にファンを魅了する楽曲は、山下絹代とSatoe Terashimaによるもので、曲調は「ドラキュラサウンド」と形容されて、後のシリーズでもアレンジされて使われることとなる。
ちなみに本来はファミコンカセット用として開発が進んでいたものを途中からディスクシステム用にコンバートした関係上、ディスクシステム専用の音源は使われていない。
よく勘違いされがちだが、後にカセット版で出たものもBGMの質は変わっていないのだ。
移植ではない同名タイトル
当時、様々な機種で同名のタイトルで発売されているが、実はどれも異なる別物になっている。
単なる移植ではなく、ゲームの内容まで独自のものとなる。
完全な同名「悪魔城ドラキュラ」として発売されているのは、以下5つ。
MSX2版、アーケード版、スーパーファミコン版、X68000版と、本作ファミコン版。
バーチャルコンソール版などの移植版は、全てファミコン版となっている。
ちなみに、カセット版はイージーモードが加わったり、セーブができなかったりと微妙に違う。
セーブが出来ないコトから、劣化版とも言われるが実は希少価値が高い。
本タイトルのカセット版は、すでに時代がスーパーファミコンに移行して久しい時期にリリースされており、市場にはあまり出回っていないのだ。
スマホで遊べるレトロ風ゲーム
ぎゅうぎゅうダンジョン2
「ぎゅうぎゅうダンジョン2」は、魔物がぎゅうぎゅうに詰まった迷宮に挑むダンジョンRPG。
ダンジョンに入ると周囲は完全に魔物に囲まれた状態でスタートする。
体当たりで即決着がつくシステムで、レベル差によってダメージが変わるというシステムだ。
前作から同様のシステムだが、今回は基本以外にジョブチェンジやダンジョン以外での宝箱などシステムが追加されている。
よりやり込み要素が深まったレ本作は、前作から遊んでいる人はもちろん、レトロ風ゲーム好きなら是非プレイしておいてほしい逸品だ!
Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner
「Dot Heroes Ⅱ :Top Summoner」は、英雄や兵士を送り込んで魔物を倒す塔攻めRPG。
100階構成の塔を1フロアずつ攻略していくシステム。
兵士はオートで進み、オートで戦闘をしてくれるので、プレイヤーは兵士たちの稼いだお金で兵士たちや英雄を育成するのがお仕事。
英雄は任意のフロアに出現させる事ができるが、兵士と違ってフロアをクリアしても次のフロアへは進まず、出現させたフロアを巡回する。
兵士と英雄を上手く使い分けて塔を制覇し、てっぺんに待ち受けるボスを撃破するのが目的になるぞ。
スーパー ニャー!!
「スーパー ニャー!!」はヒーローに憧れるネコキャラを操り、多彩な能力を駆使してステージを突破する王道2Dスクロールアクションだ。
ハイムーンや雨の日、太陽と風など様々なシチュエーションのエリアに挑んで物語を進めていこう。
基本操作は画面左にあるボタンで左右移動、右側にはジャンプボタンがあり、敵を踏みつけて倒すスタンプ攻撃や空中にあるブロックを真下からジャンプで叩くと壊せるなどオーソドックスな形式になっている。
この他に、エリアごとに「妖精」が出現し、それを取得すると魔法弾の発射や近距離ワープなど、多彩な特殊アクションが使えるようだ。
ステージの各所には針山や不意に飛んでくるトゲトゲ玉、近づかないと発見できない隠し部屋があり、それらの障害を多彩なアクションで乗り越えていこう。
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