「ドルアーガの塔」『Fate/Grand Order』の金ピカ英雄王と原典を同じくするナムコの名作を大特集!【ゲーム年代史】

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執筆者:編集部

画像出典:http://nyamuko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/rpg-f009.html

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アクションロールプレイングの草分け的存在。

類を見ない程の難解な謎解き要素を持つ。

それが―――

「ドルアーガの塔」

『Fate/Grand Order』の金ピカ英雄王と原典を同じくするナムコの名作を大特集!

「ドルアーガの塔」とは?

「ドルアーガの塔」(The Tower of Druaga)は、1984年7月ナムコ(現バンダイナムコゲームズ)よりリリースされたアーケード用アクションゲーム。

本作は、アーケード作品ではあるものの、アクションロールプレイングゲームの草分け的存在として有名。

画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=_Ausr4CZpnQ

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主人公ギルガメス(通称ギル)を操作して悪魔ドルアーガの支配する全60階の塔を攻略していく。

古代バビロニアギルガメッシュ叙事詩をモチーフに制作されており、様々な武器防具・アイテムなどを入手しつつ塔を登っていくコトとなる。

画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=irh758KGRsE

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お気づきの型月ファンもいると思うが、Fateシリーズ金ピカさんと起源を同じくするもの。

イラストでこちらのギルも、もちろん金ピカさん。

画像出典:http://druaga.to/mediabook1.html

画像出典:http://druaga.to/mediabook1.html

まぁ、人の事を「雑種」呼ばわりしたりしない良い子なのが、こちらのギルだ。

最終的な目標は、平和のシンボル「ブルークリスタルロッド」の奪回と悪魔ドルアーガの打倒、そして捕らわれている巫女カイの救出にある。

超ストイックなゲームシステム

画像出典:http://kakutei.cside.com/game/druaga.htm

画像出典:http://kakutei.cside.com/game/druaga.htm

当時はゲームブームの中でも、隠し要素が流行り出していた時期という事もあり、本作も例にもれず隠し要素だらけとなっていた。

各フロアには特定の条件で出現する宝箱が存在し、それを発見しつつを入手後、へ移動するコトで次のフロアへ進行可能となる。

画像出典:http://kakutei.cside.com/game/druaga.htm

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宝箱を発見しなくても進めはするが、エンディングにはたどり着けない仕様となっている。

それは、特定フロアへの侵入には、一定のアイテムを持っている必要があり、それを持たずに移動してしまうと下のフロアへ戻されてしまう。

画像出典:https://www.youtube.com/watch?v=EIiSAidLgVc

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宝箱を出現させる方法は、多彩で―――

「スライムを3匹倒す」

「ソーサラーの呪文を3回、盾で受ける」

「マトックを3回使用する」

などなど、これをヒント無しで解いていくというスタイル。

果ては―――

「スタートボタンを押す」

なんて、わかるか!?w

全60階にこういった謎解きがある上、宝箱の無いフロア取ってはいけないアイテムなんてものも。

画像出典:http://www.jiten.info/comic-anime/druaga.html

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これをネットなどの情報のない時代に、ノーヒントでクリアしたら変態以外の何者でもない・・・

と、思っていたら知人にそういった人物がいて、彼のことは心苦しいが変態認定しておいたw

真のゲーマーとしては誉であろう―――

戦闘のシステムとしては、ボタンを押したままにすると剣を構えボタンを放した状態だと盾を進行方向に構える

だが、剣を出した状態だと、を進行方向左側面に構えている為、そちらからの攻撃を防げるというシステムになっている。

そして、なんとこのゲームは、ステータス、パラメータが存在しているにも関わらず、画面には一切表示されないのだ。

画像出典:http://nxgamers.jp/2098

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敵と剣を出した状態ですれ違うことで戦闘を行うのだが、交差するごとに体力が減少してしまう。なのに画面的にはまったくわからないのだ。

つまり、単純に感覚のみで体力の減少を感じ取らないといけない。

考えるな!感じろ!

という状態w

なんともストイックなシステムだが、時代なのかマゾゲーマーが多かったのか・・・。

なかなかのヒット作、そして名作として名を連ねることとなっていく。

画像出典:http://www.suruga-ya.jp/product/detail/179011621001

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当時遊んでいた筆者としても、思い出の作品であると同時に名作と認識しているのだが、やはり今のゲーマーたちに遊んでもらったところ―――

なに、これ?

と理解してもらえないw

遊び続け、理解しようとすると、想像力も相まってゲームシステムにも世界観にもはまれる逸品なのだが、チュートリアルが当たり前の現代では受け入れられないのかもしれない。

だが、しっかりとしたチュートリアルをこれに実装したらどうだろう?

個人的には現在でも結構いける?と思うのだがw

スマホで遊べるナムコなキャラゲー

狭くて小さいドルアーガの塔

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「狭くて小さいドルアーガの塔」はナムコの名作をモチーフにしたカジュアルアクションRPGだ。

黄金の鎧を身にまとった戦士「ギル」となり、様々な敵や仕掛けが待ち受けるドルアーガの塔を攻略しよう。

ステージ上での操作は移動先をタップし、そこに敵がいると自動で剣を出して攻撃する。

鍵を取得したうえでドアへ向かうと上のフロアに進めるが、各フロアには一定の条件を満たすと現れる「宝箱」がある。

宝箱からは様々なパワーアップアイテムを入手でき、これをうまく使って難しい条件を満たし、最上階に待ちかまえているドルアーガの討伐を目指そう。

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タッチ・ザ・マッピー 復活のニャームコ団

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『タッチ・ザ・マッピー 復活のニャームコ団』は、かつてナムコが出したアクションゲーム『マッピー』をパズルゲーム風にアレンジしたアクションパズルゲーム。

主人公はもちろん鼠のマッピー、こちらの邪魔をする猫のニャームコ団の追跡を逃れてフィールド上のすべてのお宝を取り返せばステージクリアだ。

トランピリンではねるマッピーたちの前に「タップ」で床を作ってあげてマッピーたちの進む道を作ってあげよう。

かつてマッピーを作った人たちと同じ世代のクリエイターが集合し、とにかくマッピーらしさにこだわって作られたゲームだ。

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Galaga:TEKKEN Edition

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「Galaga:TEKKEN Edition」は、ナムコファンには伝説の名作「ギャラガ」と今年20周年の格闘ゲーム「鉄拳」シリーズとの夢のコラボ作品だ!

ドット絵で描かれた平八やリリ、クラウディオなどのキャラが、ギャラガのシステムで大暴れするシューティングゲーム。

初期に選べるキャラのショット性能は以下の通り。

・平八:横幅の広い連射性能が低いショット(頭突きショット)
・リリ:横幅は狭いが連射性能が高いショット
・クラウディオ:縦幅の広い貫通ショット

キャラは、最初に3人選ぶコトとなり、平八・リリ・クラウディオのように選んでもいいし、平八・平八・平八とかたよってもOK。

なんといってもギャラガの特徴である、敵に自機をキャプチャーされてから取り戻してタッグ状態になるパワーアップ方式が面白いぞ!

ナムコキャラもお助けキャラとして多数登場するのでレトロゲームファンは必見だ!

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執筆者: 編集部