「怒 IKARI」フレンドリーファイアもあるシビアながら現代STGに通じるコンセプトを持つ戦争ゲームを大特集!俺が生き残るためなら相棒でも倒す!【ゲーム年代史】

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執筆者:編集部

画像出典:http://retrogamegoods.com/gamegoods_item/flyer/snkエスエヌケイ「怒〜IKARI」チラシ

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『T・A・N・K』の続編として開発されてゲーム。

疑似人工知能によって難易度が制御される高難度STG

それが―――

「怒 IKARI」

フレンドリーファイアもあるシビアながら現代STGに通じるコンセプトを持つ戦争ゲームを大特集!

俺が生き残るためなら相棒でも倒す! byキャッチコピー

『怒 IKARI』って?

『怒 IKARI』は、1986年SNKがリリースしたアーケード用縦スクロールアクションシューティング

画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tm_opera_o_gi7/7835852.html

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後にシリーズ化され、二作目となる『怒号層圏』、三作目『怒Ⅲ』まで制作された。

「ループレバー」と呼ばれる特殊レバーボタン2つで操作する。

画像出典:http://closedsearch.auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/%E6%80%92+IKARI/0/

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SNKの登録商標となる「ループレバー(ダイヤルスイッチ)」は、レバースティックの上部にダイヤルが付いたもので、レバーを傾けるコトで自機を移動、ダイヤルの回転で攻撃方向の調整が可能となる。

ダイヤルは、12方向になっていて、多方向に攻撃が可能となっている。

システム的には、前年(1985年)カプコンよりリリースされた『戦場の狼』同様で銃と手榴弾で戦う。

また、二人同時プレイが可能で、仲間の攻撃でも死んでしまったり、敵がこちらの攻撃(手榴弾)を回避する行動を取るなどリアル指向のアイデアが盛り込まれているが、これは難易度を高める要素にもなっていた。

画像出典:http://blogs.yahoo.co.jp/tm_opera_o_gi7/7835852.html

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この味方からの攻撃でやられるというシステムは、キャッチフレーズにも―――

『俺が生き残るためなら相棒でも倒す!』

うーん、相棒でも倒すってか、相棒を倒しちゃうってか、事故でフレンドリーファイアされる事の方が多かったw

画像出典:http://migzou.blog84.fc2.com/blog-date-201103.html

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『T・A・N・K』の続編として

同社は、戦車の縦スクロールSTG『T・A・N・K』リリース後、上層部から『T・A・N・K II』の開発の話が降りて来ていた。

T.A.N.K 画像出典:http://migzou.blog84.fc2.com/blog-date-201103.html

T.A.N.K

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この注文事項には、人間同士の戦い戦車からの脱出という要素の追加を示唆されていたようだ。

端的に言うと、同じ戦争ものとして『戦場の狼』『フロントライン』のような要素が欲しいという事。

また、『ランボー/怒りの脱出』の影響も大きいだろう。

画像出典:http://migzou.blog84.fc2.com/blog-date-201103.html

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そういった経緯から、人間を大きく表示してより感情移入しやすい形にしたとのコト。

戦場の臨場感の演出として、爆発の派手さ誘爆の存在を盛り込んでいって、全体の緊張感を高めていった。

画像出典:http://www.geocities.jp/arcadon765/ikari.html

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また、このゲームには、『クラウムズ』と呼ばれる擬似人工知能が搭載されているのが特徴。

『クラウムズ』は、プレイヤーがどれくらいの時間どれだけの敵を倒したかを監視し、敵の出現数を調整するという難易度調整システム

素早く敵を排除していくコトで上級プレイヤーと判断されるようだ。

画像出典:http://www.geocities.jp/arcadon765/ikari.html

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また、パワーアップアイテムの出現場所やそのまで調整している。

だが、パワーアップアイテムをいつまでも取らないでいると、出現数を減らすようになっている為、意図的にアイテムを取らないプレイをしていくと難易度が上がっていく。

登場キャラ

1Pキャラクターは、「ラルフ大佐」

赤いバンダナの半裸の兵士。

そして2Pキャラクターは、「クラーク少尉」

青いバンダナの半裸の戦士。

画像出典:http://retrogamegoods.com/gamegoods_item/flyer/snkエスエヌケイ「怒〜IKARI」チラシ

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二人ともモデルは、おそらく映画「ランボー」の主人公、ジョン・ランボー

っていうか、当時のシルヴェスター・スタローンだろう。

―――半裸の

つか、この年代の兵士キャラクターは、映画でもゲームでも半裸の人ばっかりだなw

その後、KOFにも登場

画像出典:http://www.wshin.com/series_log/series_01.htm

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流石に格闘ゲームでは手榴弾は封印しているが、やっと半裸をやめたようだw

ラルフはバンダナだが、クラークはバンダナをやめて青いキャップになっている。

画像出典:http://www.geocities.ws/omnislash2002/legendary_men_of_ikari96.htm

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再登場に際して、かなり個性的なキャラ付けをされた為、ラルフはちょっとバカっぽく、クラークはプロレスオタクっぽくなっている。

画像出典:http://highgamers.com/archives/41207116.html

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なんというか、「イエーイ!」とかいう大佐か・・・。

階級的には、ラルフシャアって一緒なんだよね。 同じ赤い人だしw

ラルフとクラークが登場するアプリ

METAL SLUG ATTACK

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『METAL SLUG ATTACK(メタルスラッグ アタック)』は、SNKプレイモアの名作シリーズ「メタスラ」をタワーディフェンスにしたアプリ。

ぬるぬる動く超高密度のドット絵はもちろん健在。登場キャラ、BGMやSEもシリーズお馴染みのモノだ!

戦闘システムは左からユニットを出撃すると、後は自動で戦う「にゃんこ大戦争」式。

キャラをタップすると強力な特殊攻撃!これがタイミングや攻め方とかに幅が出て、奥が深くなってる!

対人戦にギルドレイドなどボリュームもいっぱいに!オートに倍速、クエストスキップもあってサクサク!

ファンだけでなくメタスラ未経験者も楽しめるハズですぞ!

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KOF’98 UM OL

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「KOF’98 UM OL」は、ザ・キング・オブ・ファイターズシリーズのキャラを集めて戦うアクションRPGだ。

草薙京や八神庵、テリー・ボガードといったお馴染みのキャラからオロチやルガール・バーンシュタインなどのボスキャラまで。

シリーズの人気キャラを最大6人まで部隊に編成し、ファイトやアリーナなど多彩なモードに挑戦しよう。

バトルでは、画面下にあるアイコンをタップして一人目の攻撃キャラを選択。

キャラの攻撃中に円が表示され、それが中心に向かって縮小するのに合わせて画面をタップし、他のキャラとコンボ攻撃を繋ごう。

コンボ中に発生するスキルは原作の必殺技を再現しており、さらに攻撃によってゲージを溜めれば原作と同じ超必殺技も叩き込める。

キャラはバトルで経験値を得て成長する他、特殊な素材・キャラピースを集めることで強化やランクアップが可能。

そうしてバトルと育成をこなしながら幾多の強敵と相まみえよう。

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執筆者: 編集部