「ゲーム&ウォッチ」1ハード1ゲームながらお手頃な価格の携帯マシン!数々のタイトル、数々のバージョンでゲームファンを産み出した携帯型液晶ゲームを大特集!【ゲーム年代史】

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執筆者:編集部

画像出典:http://yoshinohibi.air-nifty.com/guti/2009/11/post-5906.html

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任天堂がファミコン以前ゲームブームを巻き起こしたゲーム機。

1ハード1ゲームながらお手頃な価格の携帯マシン。

それが―――

「ゲーム&ウォッチ」

数々のタイトル、数々のバージョンでゲームファンを産み出した携帯型液晶ゲームを大特集!

ゲーム&ウォッチ
ゲームとしての進化

画像出典:https://www.nintendo.co.jp/n10/interview/game_and_watch/vol1/index2.html

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ゲーム&ウォッチは、1980年より任天堂が発売した携帯型液晶ゲーム。

LSIゲームと呼ばれる種類のもので、一般的な呼び名は「ゲームウォッチ」

画像出典:https://www.nintendo.co.jp/n10/interview/game_and_watch/vol1/index3.html

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任天堂の自社開発による初の携帯用ゲーム機で、ゲームは1ハード1ソフトの形式。

ゲームの内容によって、操作形態が違う為、それぞれボタンの数や配置が違う。

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ほとんどのゲームで開始時に難易度が選べる。簡単な「GAME A」と難しい「GAME B」の二種類が基本。

この難易度の調整は、ファミコンの初期タイトルにも採用されている。

ゲームをプレイしていない時は、時計が表示されるのが特徴。

画像出典:http://renote.jp/articles/3617

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この機能から商品名である「ゲーム&ウォッチ」が命名された。

時計機能は、後にアラーム機能が付くなどバージョンアップが図られた。

1983年のファミコンの発売までの間、ゲームの代名詞はこのゲームウォッチだったと言えるだろう。

画像出典:http://renote.jp/articles/3617

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据え置き機は、エポック社から1981年に発売された「カセットビジョン」が席巻していた。

だが、大きな本体にコントローラーが設置されているタイプだった為、個々のプレイヤーが持ち運べるゲームウォッチの方が一般的だった。

任天堂は、このゲームウォッチの存在でゲームのノウハウを進化させていく。

画像出典:https://www.nintendo.co.jp/n10/interview/game_and_watch/vol1/index5.html

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そして、ドンキーコングで採用した十字キーボタンの組み合わせが、ファミコンコントローラーの雛形となっていった。

ゲーム&ウォッチ
タイトル一覧

様々なタイトルが発売されているが、実はかなり色々とバージョンチェンジしていたのを知っているだろうか?

画像出典:http://supermario-theater.blog.so-net.ne.jp/

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の違うのが出てたり、疑似カラーのものがあったり、覚えている人もいるだろうが、以下のように数多くのバージョンが存在していたのだ。

ここでは、発売されたもの、海外のみのもの、発売中止のもの、景品だったものなど、過去に登場していた作品を一覧にしてみた。

画像出典:http://renote.jp/articles/3617

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※ちなみに近年復刻したバージョンは含まないものとする。

※発売日欄「★」は日本国外のみ販売タイトル。

■タイトル(英語表記):型番:発売日:備考

【シルバー [SILVER]】
※本体前面が銀色。最初期シリーズ。定価5,800円。

ボール(BALL):AC-01:1980年4月28日
フラッグマン(FLAGMAN):FL-02:1980年6月5日
バーミン(VERMIN):MT-03:1980年7月10日
ファイア(FIRE):RC-04:1980年7月31日
ジャッジ(JUDGE):IP-05:1980年10月4日:本体カラーは前期販売品は緑、後期販売品は紫の2種類がある。

【ゴールド [GOLD]】
※本体前面が金色。アラーム機能・スタンド・一定得点獲得でミスが消える新ルールを追加したシリーズ。定価5,800円。

マンホール(MANHOLE):MH-06:1981年1月27日
ヘルメット(HELMET):CN-07:1981年2月21日:日本国外のCGL社は「HEADACHE」として発売した。
ライオン(LION):LN-08:1981年4月27日

【ワイドスクリーン [WIDE SCREEN]】
※画面を1.7倍サイズに拡大。『タートルブリッジ』以降一定得点までノーミスの場合、次にミスをするまで(または一定時間)得点が2倍になる「チャンスタイム」が追加。またモードボタンが変更(本体右上配置で上から「GAME A」「GAME B」「TIME」)。定価6,000円。

パラシュート(PARACHUTE):PR-21:1981年6月19日
オクトパス(OCTOPUS):OC-22:1981年7月16日
ポパイ(POPEYE):PP-23:1981年8月5日
シェフ(CHEF):FP-24:1981年9月8日
ミッキーマウス(MICKEY MOUSE):MC-25:1981年10月9日:日本国外でもCGL社などにより販売されていた[8]。
エッグ(EGG):EG-26:1981年10月9日★:内容は「ミッキーマウス」と同一。
ファイア(FIRE):FR-27:1981年12月4日:前述のシルバー版とは内容が若干異なる。また、本体カラーが青と緑の2種類ある[9]。
タートルブリッジ(TURTLE BRIDGE):TL-28:1982年2月1日
ファイアアタック(FIRE ATTACK):ID-29:1982年3月26日
スヌーピーテニス(SNOOPY TENNIS):SP-30:1982年4月28日

【マルチスクリーン [MULTI SCREEN]】
※2画面にした折り畳み式。ミス帳消し・チャンスタイムは300点に達してから。定価6,000円。

オイルパニック(OIL PANIC):OP-51:1982年5月28日:一部の日本国外版は、下画面の車の位置が逆。
ドンキーコング(DONKEY KONG):DK-52:1982年6月3日
ミッキー&ドナルド(MICKEY & DONALD):DM-53:1982年11月12日
グリーンハウス(GREEN HOUSE):GH-54:1982年12月6日
ドンキーコングII(DONKEY KONG II):JR-55:1983年3月7日
マリオブラザーズ(MARIO BROS.):MW-56:1983年3月14日:画面は左右横開き。
レインシャワー(RAINSHOWER):LP-57:1983年8月10日★:画面は左右横開き。
ライフボート(LIFEBOAT):TC-58:1983年10月25日★:画面は左右横開き。
ピンボール(PINBALL):PB-59:1983年12月5日
ブラックジャック(BLACK JACK):BJ-60:1985年2月15日
スキッシュ(SQUISH):MG-61:1986年4月★
ボムスイーパー(BOMB SWEEPER):BD-62:1987年6月★
セイフバスター(SAFEBUSTER):JB-63:1988年1月★
ゴールドクリフ(GOLD CLIFF):MV-64:1988年10月★
ゼルダ(ZELDA):ZL-65:1989年8月★
テトリスJR.(TETRIS JR.):TR-66:発売中止

【カラースクリーン テーブルトップ [COLOR SCREEN TABLETOP]】
※据え置き型。自然光を鏡に反射してカラー液晶表示を実現したシリーズ。定価7,800円。

ドンキーコングJR.(DONKEY KONG JR.):CJ-71:1983年4月28日:一部の国・地域では、コレコの蛍光表示管ゲームとして発売。
マリオズ・セメントファクトリー(MARIO’S CEMENT FACTORY):CM-72
スヌーピー(SNOOPY):SM-73:1983年7月5日
ポパイ(POPEYE):PG-74:1983年8月★

【パノラマスクリーン [PANORAMA SCREEN]】
※カラースクリーン テーブルトップの携帯サイズへのリサイズ版。定価6,000円。

スヌーピー(SNOOPY):SM-91:1983年8月30日
ポパイ(POPEYE):PG-92:
ドンキーコングJR.(DONKEY KONG JR.):CJ-93:1983年10月7日
マリオズ・ボン・アウェイ(MARIO’S BOMBS AWAY):TB-94:1983年11月10日
ミッキーマウス(MICKEY MOUSE):DC-95:1984年2月★:内容は「ドンキーコングサーカス」と同一。
ドンキーコングサーカス(DONKEY KONG CIRCUS):MK-96:1984年9月6日★

【ニューワイド [NEW WIDE]】
※ワイドスクリーンの後期発売シリーズ。定価4,800円。

ドンキーコングJR.(DONKEY KONG JR.):DJ-101:1982年10月26日
マリオズ・セメントファクトリー(MARIO’S CEMENT FACTORY):ML-102:1983年6月16日:前述のカラースクリーンテーブルトップ版とは若干内容が異なる。
マンホール(MANHOLE):NH-103:1983年8月24日★
トロピカルフィッシュ(TROPICAL FISH):TF-104:1985年7月8日★
スーパーマリオブラザーズ(SUPER MARIO BROS.):YM-105:1988年3月★
クライマー(CLIMBER:DR-106:ファミコン『アイスクライマー』のアレンジ。
バルーンファイト(BALLOON FIGHT:BF-107:
マリオジャグラー(MARIO THE JUGGLER):MB-108:1991年10月★:『ボール』のリメイク。

【スーパーカラー [SUPER COLOR]】
※縦長サイズで、カラーフィルムでの疑似カラー表示になっているシリーズ。定価6,000円。

スピットボール スパーキー(SPITBALL SPARKY):BU-201:1984年2月7日
クラブグラブ(CRAB GRAB):UD-202:1984年2月21日

【マイクロVSシステム [MICRO VS SYSTEM]】
※対戦ができる横長サイズのシリーズ。コントローラー2つが付いてる。定価6,000円。

ボクシング / パンチアウト!!(BOXING / PUNCH-OUT!!):BX-301:1984年7月31日:「パンチアウト!!」は海外版。
ドンキーコング3(DONKEY KONG 3:AK-302:1984年8月20日
ドンキーコングホッケー(DONKEY KONG HOCKEY):HK-303:1984年11月13日

【クリスタルスクリーン [CRYSTAL SCREEN]】
※液晶の反射板のない画面が透明になっているシリーズ。日本でも発売してほしかったが、国内未発売。

スーパーマリオブラザーズ(SUPER MARIO BROS.):YM-801:1986年6月25日★
クライマー(CLIMBER):DR-802:1986年7月4日★
バルーンファイト(BALLOON FIGHT):BF-803:1986年11月19日★

【非売品】

スーパーマリオブラザーズ(SUPER MARIO BROS.):YM-901:1987年:ディスクシステム 『ファミコングランプリ F1レース』大会景品。

知っているものはあっただろうか?

海外のみで発売されていたものもあるが、後期のものは製造個数の問題で入手が困難なタイトルが多い。

今だからこそ、ファミコンブーム前にゲームブームを巻き起こしたこのシリーズを遊んでみたいと思うのだが、なかなか困難だろう。

復刻、またはアプリでのリメイクを期待して、今回はここまでとしておこう。

執筆者: 編集部