「ガワラ立ち」に「カトキ立ち」?好きなガンダムデザインはどれ!僕らを魅了する様々なガンダムのメカデザイナーを特集だ!

画像出典:http://www.yumebi.com/acv28.html

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「機動戦士ガンダム」は、現在最新作のTVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」がクライマックスで盛り上がっているが、最初の作品から既に37年も経過している。

これまでに我々の前に登場したガンダム作品は、TVアニメ、劇場アニメ、OVAだけでなく小説漫画など多岐に渡るメディアで展開してきた。

そのどれもがカッコいいメカニックデザインで、胸を熱くさせてくれている。

今回は、ガンダムという作品の花形であるモビルスーツを含めたメカニックデザインを手掛けるデザイナーさんたちにスポットを当てて特集していくぞ!

ガンダムにおけるメカニックデザイン変遷

ガンダムにおけるメカニックデザインは、後のロボットアニメのモデルケースになっているといっても過言ではない。

初代のガンダム放映時は、メカニックデザインはキャラクターデザイン同様に1~2名がメインとなって作成する作りだった。

それが変化していったのがガンダム作品として2作目のTVアニメ作品となる「機動戦士Zガンダム」だった。

画像出典:http://www.z-gundam.net/products/index.html

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企画段階では、Zガンダムの前番組である「重戦機エルガイム」でキャラデザインからメカニックデザイン、世界観の構築まで行った永野護さんがデザインする予定だった。

だが、実際は当時21歳の藤田一己さんが元のデザインをリファインしてブラッシュアップする方法がとられた。

例えばガンダムMk-II、ハイザック、アッシマーは大河原→藤田、百式は永野→藤田のようなスタイル。

続編の「機動戦士ガンダムZZ」では、永野案では合体変形機構が模型で再現不可能という点が、スポンサー側に認められず、小林誠さんがZZをリファインデザインするという事に。

後々のロボットアニメのほとんどが複数のメカニックデザイナーでそれぞれのカラーを押し出す方向にシフトしていく。

この時に新鋭デザイナーを複数起用した事が始まりで、今後の成功の元となったのだろう。

ガンダムのメカニックデザイナー
最新と伝説編

大河原邦男

画像出典:http://www.okawara-ten.com/

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今や生ける伝説。ガンダム顔の生みの親であり、おもちゃ業界にも多大な影響を与えたメカニックデザイナー「大河原邦男」さん。

画像でも分かると思うが、「ヤッターマン」などのメカデザインも大河原さんのデザインによるもの。

「破裏拳ポリマー」、「宇宙の騎士テッカマン」の後、「ゴワッパー5ゴーダム」で初のメインメカのデザインを担当。

「タイムボカンシリーズ」、「ブロッカー軍団IVマシーンブラスター」、「合身戦隊メカンダーロボ」、「無敵超人ザンボット3」「無敵鋼人ダイターン3」、そして「機動戦士ガンダム」でのモビルスーツのデザインを担当し有名になっていきます。

大河原さんといえば「ガワラ立ち」と言われる他のデザイナーに大きく影響を与えたデザイン画の手法がある。

左下から見上げる斜角視点で、左側から右側への遠近法パースのとられたロボットの立ちポーズで、これを真似する人は素人、プロ問わずにたくさんいる。

また、大河原さんは自らのデザインのモック(サンプル模型)を作成する事でも有名で、おもちゃの原型として使われる事も多かった。

仕事場にイラスト道具の他にピンバイスなどの模型作成用の器材がそろっていて、イラストと同じくそこで組み上げているらしい。

ちなみに「ザクⅡ」のデザインモチーフは、サラリーマン!(ネクタイしてるでしょ)

カトキハジメ

画像出典:http://www.ms-plus.com/28870

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元々同人作家であり本名で活動していたが、「かとき すなを」→「かとき はじめ」というペンネームから現在の「カトキハジメ」となった。

模型雑誌モデルグラフィックス連載企画「ガンダム・センチネル」のメカニックデザインで一躍脚光を浴びる。

ゲームでもセガの「電脳戦機バーチャロン」をはじめ、スパロボシリーズのオリジナルロボット「超機大戦SRX」などのデザインを担当。

デザインの傾向として大河原邦男さんが二次元の嘘を意図的に多用した傾向に対し、理系の知識を生かして理屈的デザインになる傾向がある。

また、デザイン画は「ガワラ立ち」に対し「カトキ立ち」と言われ、両脚を肩幅程度に開き、左足の爪先を画面の右斜め下方向、右足の爪先を画面の左斜め下方向に向け、軽く両肘を曲げて拳を握り、胸を張っているポーズ。

デザイン画の段階では、大きくパースをとる事がないのも特徴で、この設定画の書き方も多くの素人、プロの間でお手本とされる事が多い。

出渕裕

画像出典:http://www.amazon.co.jp/

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メカニックデザインだけでなく、世界観のデザインワークスなども構築する多彩な才能を持つ「出渕裕」さん。

「機動警察パトレイバー」のメカニックデザインとして有名で、ガンダム作品では「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」でメインメカニックデザインを担当。

人気の「ガンダムNT-1(通称アレックス)」「νガンダム」だけでなく、ジオン系モビルスーツの「ハイゴッグ」「ケンプファー」などファンの間でも主役メカより好き!と言われる傑作も多い。

「MS-06FZ ザクII改」のデザインモチーフは、ナチス・ドイツ軍軍人。隊長機のヘルメットなどはそのままって感じだ。

鷲尾直広

画像出典:https://twitter.com/washio_naohiro

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古い作品からだけでなく、最新作のメカニックデザイナーも紹介しておこう。「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の主役メカ「ガンダム・バルバトス」、外伝の「ガンダム・アスタロト」のデザイナー「鷲尾直広」さん。

「宇宙のステルヴィア」、「蒼穹のファフナー」、「ヒロイック・エイジ」、「革命機ヴァルヴレイヴ」にメカニックデザインとして参加しており、かなりの実力派。

ガンダム作品でも「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」以外にも、「機動戦士ガンダム00」シリーズでにも参戦している。

「ガンダムスローネ」「アルケーガンダム」など、やはり独特のシルエットのデザイン。

人型ではあるものの、メカである事を強く意識させるパーツが盛り込まれているのが特徴で、左右非対称のものも多い。

今回はここまでだが、これ以外にもガンダム作品に関わったメカニックデザイナーは多く、語りつくせない程奥深いものだ。

アプリでもこういったデザイナーさんたちの渾身のモビルスーツが活躍しているので、メカにスポットを当てて楽しんでみてはどうだろう?

ライター: 編集部

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