【ひとりぼっち惑星プレイ日記:第4回】ひとほろぼし、ひとたがやし過去2作品から読み取る、この世界最大の謎。白ロボットに注目してみよう【ネタバレ注意】

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執筆者:編集部

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スマホアプリ「ひとりぼっち惑星」のプレイ日記、第4回である今回は「過去作との関連性、および白ロボットの誕生」に注目してみたいと思います。

(※今回は具体的なストーリー(最後のメッセージ)や過去作の進行にも触れるので、重大なネタバレ注意と致します)

この作品についてなど、詳しくは下のリンクから過去回を見ると分かりやすいと思います。
ひとりぼっち惑星についての記事一覧(関連リンク)

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ジンコウチノウと「せいたいへいき」についての謎

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前回触れましたジンコウチノウ。実はこのワード、アプリ紹介欄などでは記されていますが作中で語られることはほぼありません。

その変わりに出ているワードが「せいたいへいき」。ジンコウチノウを指しているようにも思えますが、シックリはきません。

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「せいたいへいき」というワードは、作中で受け取る最後のメッセージ、造った人物本人からの声の中で再登場します。

地球を滅亡へと追いやった原因を産みだしたという事になります。ですが、「せいたいへいき」そのものについては語られず。

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そこで繋がってくるのが、作者「ところにょり」さんがひとりぼっち惑星以前にリリースしていた「ひとほろぼし」「ひとたがやし」の過去2作品。

こちらでは、この「せいたいへいき」の誕生や「共通する世界設定」が語られています。本作を理解していく上では必須と言えるでしょう。

関連性を読み解く前に、軽くどんなゲームか触れてみましょう。

ひとほろぼし

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『ひとほろぼし』は哀しげな音楽と独特のビジュアルを併せたミニゲーム感覚のカジュアルゲーム!

プレイヤーは巨大で不気味な構造体となり、迫った街や迎撃に出てきた兵器を「へんなえきたい」で滅ぼすことが目的!

この構造体は何なのか?「へんなえきたい」とは何か?

そもそも、何故、ひとをほろぼしているのか?

本作はテクニックや思考力が必要ない分、雰囲気から浮かぶ背景に色々な想像を掻き立てられる部分がポイントだぞ。

「なにか」が人を滅ぼすだけの異色作。

単独では謎すぎて世界観を理解できませんでした(ブキミさは魅力)が、他2作品を遊ぶことでなんとなく理解していけます。

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ひとたがやし

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『ひとたがやし』は巨大な「なにか」と戦う兵士を作るため、土を耕し兵士を栽培する、雰囲気重視のカジュアルゲームだ

前作『ひとほろぼし』で動かした、「へんなえきたい」を吐き出しひとをほろぼすなにか。

今回は人間側に立って、なにかと戦う兵士をできるだけたくさん量産しよう。

指定された矢印の方向にスワイプで土を耕し、苗を植えて、人を収穫するので、制限時間内にコマンド入力を行うほど多くの兵士を作ることが出来るぞ。

土から生まれた兵士を使い捨てで戦わせ続け、すべてのなにかをころしていこう。

今度は前作の「なにか」と戦う作品。ロボットが兵士を量産し、「なにか」に立ち向かいます。

ですが、地球は荒廃と化していて普通の人々の姿は見えません。

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「なにか」を倒すと「かけら」と共にメッセージが読めるのですが、ここで「せいたいへいき」というワードが登場。

つまり、「なにか」=「せいたいへいき」の事であり、地球を滅ぼした原因となります。

分かりやすく流れをまとめますと

ひとほろぼし→「せいたいへいき」が人類を滅ぼし始めて移住を開始する事に

ひとたがやし→人がいなくなった後、兵器が「せいたいへいき」を滅ぼすために戦争を続ける

ひとりぼっち惑星→脅威となる「せいたいへいき」が滅んだ後も戦闘兵器が破壊を続ける世界に

こうなるのではないかと思われます。

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「ジンコウチノウ」とは、「せいたいへいき」に対抗するため無人で戦闘を繰り返すために造られた兵器が正体だったのですね。

現にひとたがやしで登場した兵器に似た「ジンコウチノウ」がひとりぼっち惑星にて登場しています。

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そして残された白ロボット。この子は地球で唯一、ジンコウチノウではなく「いきもの」扱いされています。

最初はジンコウチノウかと思っていたのですが、あれはあくまで戦闘兵器なので違うと気付きました。

つまり、「ひとたがやし」にて「かけら」にされてしまった「せいたいへいき」が進化した姿なのではないでしょうか。

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バラバラにされた後、長い時を経て、「なにか」はようやく本当の「いきもの」となれたのかもしれません。

そして、自分が滅ぼした地球にて宇宙からの声をじゅしんしている。もしそうだとしたら、なんと残酷な真実でしょうか。

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様々な因果が絡みあった本3作品。今回ご紹介した内容はあくまでも予想の一例ですので、自信でプレイしてみると新たな発見があるかもしれません。

驚きなのは、全て含めて3ヶ月程で展開されているという事実です。更に続編も考案中。「ところにょり」さんの意欲には、感動せざるを得ません。

ユーザー間のそうしんじゅしんなど、まだまだ多くの楽しみを残した本作。

ひとりぼっちの「いきもの」による交流は、まだまだ熱が冷めなさそうです。

執筆者: 編集部