「ポップ」という言葉では到底形容できないセンスをもつタイトル画面、目を閉じたらインドにいると錯覚するかのようなBGM、無敵アイテムを使っていても牛にぶつかると即ゲームオーバーというストイックなゲームシステム。
すべてがすべて新感覚のレースゲーム「マサラドライブ」。
そんなパンチの効いたゲームを制作しているのは、数多くのアプリをリリースしているハッピーミール株式会社だった。
今回、どのようにしてこの「マサラドライブ」が生まれたのか代表取締役の関 純治氏にお話を伺ってみた。
▲タイトル画面からして強烈。
▲関 純治氏
目次
難易度は高いかも。やり込み要素もあるのでとにかく楽しんでほしい。
――実際にインドの人にプレイしていただいたりとかありますか?感想をもらったという。
関氏:残念ながらまだそのようなレビューはないです。
――楽しみです(笑)遊び込む要素は多いですね。慣れるまでちょっと難しいですが。
関氏:
そこが今の課題かなと。
少し難しい。
――ユーザーから「難しい」という声も届いていますか?
関氏:
難しいとは結構言われます。
難しいレベルがちょっと判断が難しくて。
一応、適当にやってもクリアできないようなバランスにしましたがゴールだけに専念すればそこまでむずかしくはないはずです。
――ある程度難しくして、プレイして上達を楽しんでもらいたいと。
関氏:
そうです、あと、ステージがそれほど多くないので、すぐ全部クリアされても困るという(笑)
――ステージを楽しんだら、エンドレスモードを堪能してもらうのも良いですね。
関氏:
スコアランキングにも挑戦できるようになっています。
多少難しいですが、コツがつかめればサクサクスコアが出せると思います。
それまではたくさんプレイしていただきたいなと。
無敵状態でも牛にぶつかったらゲームオーバー。だってインドだから
――操作も、バスに指をのせて動かすとプレイし易いです。
関氏:
ゲームの説明も細かくしようとしたのですが、そういった説明をしても読まれないでしょうから内容は最小限にしました。
――無敵状態でも牛にぶつかったら終わりというのがシュールでした。
関氏:
その辺はうまくゲームの中でかみ合ったと思います。インドですから、牛はやっぱりみんな納得いくかなと。
この世界観において、牛はしょうがない(笑)
――牛は大切にされていますからね。
関氏:
牛はバランスで重要な役割を果たしています。
無敵になりますが、完全に無敵じゃないという。その相手が牛ときたら仕方ないなと。
バスのカスタマイズも可能!実装はなんとリリース3日前!
――バスのカスタマイズもできますが、カスタマイズ用のパーツなど追加されたのは大変だったのではないでしょうか?
関氏:
実はカスタマイズという機能はリリース直前までなかった要素です。
でもリリース3日前ぐらいに「やっぱり入れようか」と思って入れました。
――3日前!一気に描き起こされたのでしょうか。
関氏:
やっぱり何か目標があったほうがいいなと。コンシューマーでいうトロフィーとか、実績というシステムです。
その要素はとりあえず入れておかないと、繰り返し遊ばれないかなと思いまして。
もちろん目標として遊ぶ人は意外と少ないと思います。
なので、好きな人がもうちょっとやりたいと思える要素を追加したくて実装しました。
▲最後の「悟り」が気になる…。
――コツコツ遊ぶのが好きな人が、楽しめる要素というのはあった方がいいですよね。
関氏:
どれだけの人がやり込みたいのかわかりませんが、そういった方たちのためにご褒美は必要だと思います。
タイトル画面の画像など、ポストカードにも使用されお気に入り
――プレイしていただいて、皆さんの反応や声はいかがでしょうか?
関氏:
結構いい反応はいただいています、これはヤバいという反応も(笑)
――かなり独特な世界観ですからね。待受画像とかもらえたら無性に集めたいというか。
関氏:
それも自分も思います。
一時期、印刷してノートに貼ったりとかしていました。
ポストカードのようなフライヤーも作ってます。
――このポストカードだったら、つい手に取りますね。家に飾っても良い気すらします。
関氏:
実際に飾ってありますうち(笑)
飾ってもらうということも、多少意識はしていますね。
――「これゲームなの?」っという感じがいいですね。
▲クレジットもこだわりの画面に。
インドルピーが出現?!今後のアップデート予定や内容など
――『マサラドライブ』の課題や、追加していく要素などありますか?
関氏:
少し難しいので難易度の緩和と、あとわかりづらいと言われている箇所の修正を行っていきたいなと。
――何かあるんですか?
関氏:
「燃料」という存在をみんな認識していないかなと。
実はステージで拾っても、少ししか回復していないので、とった感じがしていないという点。
もうちょっとそこは緩くしてあげたいとおもいます。
あとイベントもいれたいと思います。
――ユーザーが気付いていない点などを掘り下げる必要があると。
関氏:
はい、あまりバランスは変えられないと思うので。
あとゲーム内マネーを持たせて、バスの改造ができるとか。
――それはガチャですとか、ショップ的な要素をいれるのでしょうか?
関氏:
ショップですね。
インドルピーが手に入って、バスの改造ができるという要素を入れたかったです。
どこかで時間を作って頑張りたいなと。
――追加要素は今後の期待ですね。
「マサラドライブ」はまだ序曲にすぎない。次の作品もインパクトに自信あり。
――今後つくりたいコンテンツですとか、こんなゲームつくりたいという思いはありますか?
関氏:
何本かもあるんですけど、時間がなかなかないですね。
でも「マサラドライブ」に負けないぐらいのアイディアはあります。
――本当ですか、「マサラドライブ」もだいぶインパクトありますけど。
関氏:
インパクトは「マサラドライブ」を超えています。
これに負けないぐらい。ただ時間がないのでまた合間に作業します(笑)
――ユーザーに向けて一言お願いします。
関氏:
ちょっとコツをつかむというか、少し慣れればできると思うので、頑張ってプレイしてみてください。
特に曲はものすごく満足しているので、ぜひ曲を聞いてほしいです。
あとランキングにぜひ参加してください。
――ありがとうございました。