三国志をモチーフにしたスマホゲームも数多リリースされているが、アプリゲット的にちょっと気になっているタイトルがある。「ごっつ三国 関西戦記」だ。
三国志をテーマにしたアクションRPGなのだが、タイトルからそこはかとなくかつダイレクトに分かる通り、全編が関西仕様になっていて、ふんだんに盛り込まれたストーリーパートが、ゴリゴリの関西弁で進行するのだ。
実際に立ち上げてみると、三国志演義のストーリーを忠実に追いつつも本気で関西弁になっていて、随所に笑いのネタが散りばめられているという、問題作なのだ。(褒め言葉)
元は韓国で開発されたゲームなので、国内に下手人もとい仕掛け人がいるはず!と考えた編集部は、リリース直前の4月某日に、NHNハンゲームのオフィスのドアを叩くのであった……。
そして、下手人もとい仕掛け人と思しき3人組である、日本の運営プロデューサーを務める鶴野氏、そしてマーケ&広報の兵士A氏、兵士B氏にお話を伺うことに成功した。
本インタビューの様子はこちらから:
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目次
ツイッターのキャンペーンまでおかしなことになっている件
まいど運営チームの関羽だす!この前まで開催しとりました事前登録キャンペーンについて、リツイートされた方の中から抽選で33名様へ当選連絡のDMを送信しました!お手数なんやけど、DMの確認をおねがいいたします。 #ごっつ三国 #事前登録 pic.twitter.com/yKLnMBnouQ
— 「ごっつ三国関西戦記」公式 (@gottsu_sangoku) 2017年4月14日
――そういえば、リツイートキャンペーンのリワードがかなり異質なんですが、これはどういうことなんでしょ。ドライヤーとかたこ焼きとか。ともすれば、どういう了見なんかと。(笑)
鶴野氏:
元々、もっとひどかったんですわ。(笑) ぼくが考えたのだと、たこ焼き1年分とかですわ。
女性スタッフに、冷凍庫に入らへんって怒られましたわ。(笑)
あと、大阪食い倒れの旅、とか。(笑)
――えー、関西戦記だし、めっさええとと思うんでっけど、女性の意見が強いですね。
鶴野氏:
そうですねん。リアル景品に関しては、かなり厳しい指摘が飛んできますわ。
冷凍庫に入らへんし、毎日たこ焼き食べたないし、って言われましたわ。
声優さんのボイスはスキルブレスくらい→ダイソン
――むしろ男性陣にはとがっていこう、みたいな意図がおますね。ゲームメーカーさんのアカウントでよくあるんは、参加している声優さんのサインのプレゼントなんかは、人気が高いでっしゃろ。
鶴野氏:
今回は声優さんもスキルブレスくらいなんで、関西っていうネタをとっかかりに前面に押し出してなんかやってやろって考えていましたわ。
結果、ダイソンという現実的なもんになりましたわ。
NHNハンゲーム社内でのホットトピック「冷蔵庫問題」とは?
兵士A氏:
プレゼントでっけど、孔明の逸話で、川の氾濫をおさめるために、饅頭を49個、川に流すというのがあったんですが、それになろて、大阪にある有名店の肉まんを49個プレゼントいう提案をしたんですが、残念ながら却下されましたわ。
――ええと、、冷凍庫問題でっか?
兵士A氏:
冷凍庫問題ですわ。
――東京から新幹線で買いに行くと、においで怒られるわけやから、これはありがたいお話ですわ。
兵士A氏:
三国志のメインのストーリー、演義の逸話にも残っている話やのに。そっか、みたいな。(笑)
――やはり冷蔵庫がネックなんですね。その女性の方が、冷凍庫の整理をすれば済むんやないか、っていう。
兵士B氏:
そうなんですわ。
ただ、あそこの肉まんは大きいんで、50個弱来たらこれはめんどくさいわ、ってなるんは分かる気がしますわ。
―― 一気に来たら、まあきついですわ。(笑)3個~5個のお土産で買うクラスのやつで十分ありがたいんで、なんとかなりまへんかね。気軽にツイートするで!っていう気持ちになりますわ。
兵士B氏:
うーん。(笑)
連動企画をやる場合、アプリゲットは試食記事を書くべきかどうか
――ほな、この記事をリツイートしてくれたら、手軽な数あげるのはどないでしょう?
一同:
うーん。(笑)
兵士B氏:
読者プレゼントってよくやってはるんですか?
――グッズいただいたら、開封の儀をやってから、読者にプレゼントっていうパターンはやったりしますわ。
兵士B氏:
ほな、開封の儀、試食の儀を経て、読者プレゼントはどうでっしゃろ。
――試食もするんですね。(笑)そういえば、ダイソンのプレゼントに対するTwitterの反響はどないですか?
鶴野氏:
そうですね。ダイソンもさることながら、関西弁のツイートっていうところに興味を持ってくれはるケースが見られますわ。
斬新、っていう。
――確かに、斬新。ダイソン部分は斬新ではないんですかね。
兵士A氏:
実はダイソンも、孔明が赤壁の戦いで風を吹かせたっちゅー逸話に基づいとりまして、、
――さすが三国志検定の兵士Aさんや!
鶴野氏:
こういう細かいディテールがみんなには伝わってへんのが斬新ですわ。
兵士A氏:
ちなみに、張飛がやっとった肉屋にちなんだ、豚肉1㎏のアイデアは速やかに却下されましたわ。
――それは、、、当たり前ですわ。
今後のゲームの追加要素。武将のカスタマイズがググッと楽しくなる追加機能など
――ゲームに話を戻すと、今後の追加要素は、どんなもんを準備されとりますか?
鶴野氏:
リリース後、どんどんコンテンツは追加していきますわ。
迷宮ダンジョン、というものを1日1回遊びに行けるようなもんを考えとります。相当手ごわいんですが、報酬もその分、ええもんをっていう感じですわ。ユニークな装備が落ちるような。
あとは、武将をカスタマイズできるような機能。甲冑を着替えたりとか。
ハイエンドなコンテンツとしての連合戦もはじめは黄巾賊なんですが、どんどん強い敵が出てきますわ。
また、新しいシナリオも準備しとります。
――お客さんのコンテンツ消費量って、想像のはるか上をいくと思うんですが、そのあたりは心配おまへんか?
鶴野氏:
君主ランクも相当必要ですし、コンテンツ量も相当なんで、遊び応えは十分あるんやないやろかとおもてます。
詰まりやすいポイントに関するアドバイス。ミッション報酬はきっちりもらうこと!
――ありがとうございます。では、まだゲームを始めてないアプリゲットの読者に向けて、コメントよろしいですか?
鶴野氏:
本格的な三国志のRPGではあるんですが、三国志を知らない人でも突き詰めて遊べるよう、関西弁を起点にした新しい雰囲気のコンテンツになっとりますんで、ぜひともまずは触ってみておくんなはれ。
――おっと、最後にもう1つお願いしますわ。ゲームを始めた皆さんが引っかかりやすい箇所はありまへんか?
鶴野氏:
ランク4にたどりつくまではガチャが回せないっちゅーところが、ちょっとオモロないと感じる方もいはるかもしれまへん。
逆にそっからガチャで武将が増やせるんで、楽しみが一気に広がりますわ。
あとは、序盤でいうと、君主レベル26、27あたりでちょっと詰まってしまうかもしれません。
これは、シナリオをガンガン進めていくだけではなくて、ミッションの内容をきっちり確認して達成、報酬をゲットすることで、ある程度快適に進めるようになるはずですわ。
――それはもしかして、、?
鶴野氏:
ええ、自分はここで詰まったんで。(笑)
――君主ランクはかなり大事なファクターなんですね。
鶴野氏:
君主ランクが上がっていくと、進行できるコンテンツが増え、武将を強くしやすいんで、シナリオも進めやすいんですわ。ほんでその際には、ミッションをきっちり達成して報酬をゲットしておくんなはれ!
――分かりました。ありがとうございました!
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