チェインクロニクル(チェンクロ)。既に3周年を迎えて、放映されたTVアニメでも人気を博した。スマホゲームが好きな人なら知らないほうが珍しいであろう有名作品だ。
今回は、チェンクロの生みの親であるチーフディレクターの松永 純さん。
プロデューサーの小林 央さんのお二方に、直接話を伺うお時間を頂戴できた。
中々聞けることが無いであろう、ユーザーならではの視点(というか完全に興味本位)で!裏話とかレジェンドキャラの調整とかも含めて!
全10回に渡ってインタビュー内容を記し、気になるポイントをズビズバとお答えいただこう!
目次
過去に実施されたイベントはリニューアルして登場予定
――ゲーム内でユーザーの意見を反映して実装された項目はありますか?
小林氏:
ご意見は常々いただいていて、開発陣も閲覧できる状態になっています。また、それを反映する取り組みも恒常的に行っています。
特徴的な例を挙げると、例えば2015年に実装された「総力戦イベント」では、最初に「お試し」で実施してアンケートを募り、その中でも多かった「マナスロットに貯められるマナ数を増やして欲しい」案を採択し、ストレス無く遊んでもらえるようにした、などがありますね。
日頃から頂いたご意見をまとめたものが共有されたり、定期的に実施するアンケート機能などを通して感想を把握したりしていっています。その中から反映されていくものもありますね。
渦と天魔は大方予想通りに進んでいる
――「深淵の渦」から手に入る天魔キャラは非常に強力ですが、エンドコンテンツを意識されたのでしょうか。
小林氏:
そうですね、簡単に限界突破出来ないようになっていますし、早く集めるためには高難易度をクリアしないといけません。
クリアすること自体がゲームのモチベーションにも繋がっていますし、報酬も相応に強いキャラクターとなっています。
もちろん実装にあたり、最終的には完凸(限界突破を8回)することを前提にバランスを調整しました。
上級や地獄級など、上層階はかなり難しくなっていますが、序盤をクリアするだけでも、時間をかければいずれ全員が完成できる仕様になっていますので、毎日チャレンジしてほしいですね。
――既に完凸をしているユーザーもいますが、これは予想より早かったでしょうか。
松永氏:
1日に挑戦できる回数が決まっていますので、想定から大きく外れていることはないですね。攻略する腕前、という点では私たちの予想を超えられた方が多く居ますが(笑)
挑戦回数を使い切るよう遊んでくださるユーザーさんがもの凄く多いので、嬉しいですね。
数ヶ月かけて育てるコンテンツが2、3週間で極められてしまう
小林氏:
予想外と言えば、親愛度のほうが遥かに驚かされましたね。
1日にこれぐらいプレイするであろうと思って実装したら、親愛度を上げるため「だけ」に周回をされる方達がいて(笑)
親愛度MAXの999に思いの外早く到達されました。全体で既に15キャラ以上が999に到達しており、最短では2、3週間ほどで達成をされた方が居ましたね。
松永氏:
えっ、もう? みたいな(笑)
小林氏:
結構プレイされている方でも、早くて数ヶ月は掛かると想定していたのですが、キャラ愛の深さゆえですよね。
――親愛度でボイスが大量追加されましたが、こちらは好評でしょうか。
小林氏:
たくさんの方に喜んでいただけています。単純に新しいボイスやステータスを上げるだけでなく、愛を証明できるやりこみ要素にもなっています。
プロフィールに設定したり、TwitterなどのSNSでお披露目される方もいますね。コミュニケーションツールとしても機能しています。
また、全プレイヤーの獲得親愛度を合計して一番多かったのはツカム(主人公)。コスト0で幅広く運用できるので、多くの方に受け入れていただけていると思います。
3部に入って以降ユーザー数は増加している
――昔と比較して遊んでいるユーザー総数は増えているのでしょうか?
小林氏:
去年の3月頃と今を比較すると、増えています!
「チェンクロ3」になったことで新規で始められる方や、カムバックで復帰される方、アニメを視聴して手にとってもらえたケースが多かったようです
特に3部は心機一転して、世界観も5人の主人公で一新したり、カムバックで戻ってこられた方にもスムーズに遊んでもらえるように施策しました。
他にも最近実施された「ペルソナ5」「TVアニメ この素晴らしき世界に祝福を2(このすば)」とのコラボはかなり注目されまして、原作ファンの方も楽しんで頂けたかと思います。
3年以上もの長期タイトルだとプレイヤー総数が減っていそうだと思われるんですが、そこはプラスになっているということで成果が出ているのかなと。
――女性の方にも人気のある印象がありますが、比率的にはかなり増えてきているのでしょうか。
小林氏:
そういった傾向もありますね。男性キャラクターをお気に入り設定にされる方も多いです。
ストーリーも特別配慮をしている訳ではないのですが、結果としてキャラクターの物語を読むのが好きなファン層の方々に応援いただけています。
第6回チェンクロインタビューまとめ
長期の運営で離脱するユーザーを引き止める、カムバック数を増やすことを課題としているタイトルが多い中、堂々の増えているとの発表。
アニメ化による恩恵や、絶え間ない市場分析とアップデート、はたまた根強いファン達による支えの結果なのだろうか。
インタビューの次回以降は、当記事の翌日毎に公開していく。まだまだ興味深い話があるのでお楽しみに!
傑作スマホRPGを自分の手で体験してみるべし!
「チェインクロニクル3」ゲームプレイレビュー
バトルはキャラを個々操作してマス目に縛られず移動、リアルタイム進行で非常にアクティブ。面白い。
キャラは総勢900人以上、全てボイス付き・個別ストーリーが綴られ、設定も濃く、スマホRPG界でNo1の総ボリューム。
育成面も武器・絆アビリティ等の他、「親愛度」「技伝授」「バディ」と新たな要素が追加。初心者支援から廃人やり込みまで取り揃い。
筆者は年間で1000本以上のスマホゲームを遊んでいるが、3年経った現在でも本作を超えるRPGには出会えていない。
それほど強烈で、ずっと遊び続けたくなる魅力を持った、王道超大作だ。
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