チェインクロニクル(チェンクロ)。既に3周年を迎えて、現在TVアニメも絶賛放映中。スマホゲームが好きな人なら知らないほうが珍しいであろう有名作品だ。
今回は、チェンクロの生みの親であるチーフディレクターの松永 純さん。
プロデューサーの小林 央さんのお二方に、直接話を伺うお時間を頂戴できた。
中々聞けることが無いであろう、ユーザーならではの視点(というか完全に興味本位)で!裏話とかレジェンドキャラの調整とかも含めて!
全10回に渡ってインタビュー内容を記し、気になるポイントをズビズバとお答えいただこう!
ゲームを遊んだことがない?それは勿体無いですよ。スマホゲームとしてもRPGとしても傑作です。どんな作品かは下のレビューからどうぞ。
・3年間で一番面白いゲーム!5人の主人公で新たな世界を繋ぐアクションRPG (リンク)
目次
制作陣からも主人公はツカムと呼ばれていた!
――現在人気の高いキャラは誰でしょうか。
松永氏:
やっぱり1部2部の主人公、ツカム(※)は人気ですね。実は制作陣の間でも通称ですがツカムと呼んでいます(笑) 公式やアニメではユーリとなっていますが。
(※補足:俗称の元ネタはスキル発動時の台詞「光を掴む!」から。一部のネットユーザー間でも有名だったのでビックリ!)
小林氏:
お気に入り、親愛度機能からどんなキャラがよく使われているか皆さんもみていただけるようになりましたね。
2017年3月の公式生放送で人気ランキングを発表しましたが、1位のリヴェラを筆頭に、直近のコラボや新キャラのエメライン&フラットまで幅広く設定されていますね。
――ほぼ無口で選択肢のみの主人公が、アニメでは1キャラのユーリとして活躍します。ゲーム内でキャラ像は決まっているのでしょうか?
松永氏:
基本は穏やかで主人公らしいキャラクターと根本は決まっていて、やっちゃいけないラインもありますが、逆に言うとそれぐらいで後は自由ですね。
細かい設定は定められていなくて、選択肢は結構執筆されるライターさん達に任せています。むしろ遊び心や、おふざけのような会話パターンはあえて用意してもらうことも多いです。
最終的にプレイヤー自身が選んで、各々のツカム像を固めていくのが楽しいんだと思うので。
だから主人公のキャラ性って、プレイヤーさんそれぞれですごく自分が好きなものにカスタムされてると思うんです。
それが末永く受け入れてもらえている理由かなと。
人気キャラの要因は必ずしも1つでは無い
――担当するイラストレーターさんによって人気が集中している事はありますか?
松永氏:
キャラの絵が綺麗、可愛いというのは人気が出る要因の1つですが、必ずしもそれだけが良いということではないようです。
こちらとして個性を押し出したいキャラクター像と、イラストレーターさんの作風が合致、噛み合った時が一番受け入れられているなぁと。
個人的にシックリきたキャラで言いますと、最近だとセレステ、アマツ。初期からではハルアキ・トウカ、ヴェルナー、ユニ…たくさんいます。
噛み合うまで何度もやり取りすることもあるし、一発のときもあります。ユニなんかは、一発OKでしたね。
運営を続ける内にキャラクターが完成していった
――多くのストーリーを作るうちに、キャラがブレてしまうことはありましたか?
松永氏:
ブレるとは違うんですが、ゲームを創る上でキャラが変わっていくことはありますね。成長する、の方が近いでしょうか。
Ver2やレジェンドとか物理的な成長もありますが、それ以外でも出番が増えると印象やポジションが変わったり。物語的な意味で成長する事は多いです。
改めて1部のストーリーを読み返すと、ちょっと違うなって思うことがあったり。
週刊漫画作品の第一巻のような感覚ですね(笑) ストーリーを展開していく上でキャラが洗練されていくというのは大きいと思います。
――5年後になっても同じイラストで登場する旧キャラがいますが、後々別Verが出る可能性はあるのでしょうか。
松永氏:
元が子供だとか必ず変化が起きるキャラは絶対にそのままでは出さないと決めていますが、5年では変わらなそうなキャラは旧イラストのまま出したりもします。森妖精なんかは年をほぼ取りませんしね。
ただ、新規イラストが無い=新Ver追加予定も無い、ということでは決してないとお伝えしたいです。後から追加される可能性は全然あります。全員出せるかは別ですが、期待はもってもらえればと。
――それは嬉しいですね!色んなキャラが成長した姿を見たいですし、可能性が狭まる事はないとのお答えは心強いです。
第2回チェンクロインタビューまとめ
チェンクロを長く遊んでいるネットユーザーならツカム呼びは常識だが、まさか俗称が公式扱いに昇華したことには驚いた。
長い運営をする上でキャラクター像が固まっていくのはユーザーも同じで、親しんだ分だけ深みが増して更に味わい深く感じられるのだろう。
インタビューの次回以降は、当記事の翌日毎に公開していく。まだまだ興味深い話があるのでお楽しみに!
傑作スマホRPGを自分の手で体験してみるべし!
「チェインクロニクル3」ゲームプレイレビュー
バトルはキャラを個々操作してマス目に縛られず移動、リアルタイム進行で非常にアクティブ。面白い。
キャラは総勢900人以上、全てボイス付き・個別ストーリーが綴られ、設定も濃く、スマホRPG界でNo1の総ボリューム。
育成面も武器・絆アビリティ等の他、「親愛度」「技伝授」「バディ」と新たな要素が追加。初心者支援から廃人やり込みまで取り揃い。
筆者は年間で1000本以上のスマホゲームを遊んでいるが、3年経った現在でも本作を超えるRPGには出会えていない。
それほど強烈で、ずっと遊び続けたくなる魅力を持った、王道超大作だ。
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