6年前リリースされスマートフォンにカジュアルな育成ゲームブームを巻き起こした「なめこ栽培キット」。
「なめこ栽培キット」以降、何かを育てて気持ちよく収穫するというゲームが次々リリース。
今ではスマホゲームの1ジャンルを形成するに至っている。
そんな「なめこ」シリーズに最新作が登場!
それが「なめこの巣」!
「なめこの巣」はこれまでの「なめこ」を収穫するゲームとはシステムをガラッと変え、「なめこ」の生活を見守りながら巣を作っていく…という内容。
今回の見どころや魅力は何なのか!? そして何故ゲームシステムが変わったのか!?
「なめこ」ファンなら気になるポイントの数々を、「なめこの巣」開発スタッフに直撃!
開発秘話から今後の展望まで、全5回に分けてお届けしたい!!
なめこの巣インタビューリンク:
[catlist tags=”なめこの巣インタビュー”]
目次
大きな画面の方がおもしろい!「なめこの巣」を最大限楽しむコツはタブレットでプレイすること!?
伴氏:
ところで、ネタバレは気にされない方ですか?
──え…。で、では今回はネタバレを気にしないということにしておきます(笑)
伴氏:
では、極限まで進めた状態の「なめこの巣」をお見せします…!
──ええ!!これは…こ、ここまで巣が大きくなるんですか…!? 使っているiPadの大きさも関係しているかもしれませんが…。
(※現在の実装されていない内容なので画像は控えさせていただきます。申し訳ありません)
伴氏:
ええ、実はぼくもiPadでプレイしているのですが、巣の大きさを実感できるので、「なめこの巣」はタブレットでプレイした方が楽しいんじゃないかと思います!
ライトに遊べるものの攻略要素も!?冒険は得意アイコンをついているなめこに任せよう!
──「なめこ栽培キット」が流行した当時、友だちのゲームをプレイしない女子高生の中でもすごい流行っているという話を聞いて自分もいそいそとプレイしてみたのですが、今回の「なめこの巣」にも「なめこ栽培キット」の魅力が活きていますよね。
伴氏:
ゲーム性は多様になっているので、ライトな人にどこまで遊んでもらえるのかわからないところもありますが、本当に軽く遊べるものになっています。
難しいところはほとんどないかな、と。
冒険に行く部分は多少攻略要素がありますが。
──攻略が絡む部分も出てくるんですね。
伴氏:
派遣する冒険先によってはなめこのレベルやステータスが低いと取ってこれないアイテムがあります。
この冒険先にはこのなめこを行かせて…という戦略性が多少必要になります。
ただ、得意アイコンによってわかりやすくはなっています。
河合氏:
得意ななめこを行かせていれば、その内なんとかなる…という形です。
内海氏:
冒険にはなめこの装備というのも関わっていて、装備によって見た目だけではなくステータスも変わるので、装備によってよりアイテムがゲットしやすくなるという要素もあります。
──今作から出るレアなめこというのもいるんですか?
河合氏:
今のところ、昔いたなめこをかわいがってほしいというのがありますので、あまり知られていないけどカワイイなめこを入れています。
もちろん、新しいなめこをみたいという期待や要望といったものもこれから出てくると予想していますので、おいおいは考えていきたいです。
ただ、「なめこ栽培キット」のように「新しいなめこが出たぞ!」というビックリがあるわけではないので、やり方は考えないと…と思っています。
──初代「なめこ栽培キット」ではマッチョななめこが出てきて、思わず友達に見せちゃったドキドキ感みたいのがありましたね(笑)
河合氏:
なめこの設定がどんどんインフレしちゃって、「この範囲までいけるならこれぐらい出てきても普通だよな」みたいになっていました(笑)
伴氏:
なめこが木を切ったりとか、農作業していたりとか…。
予想していたより重要アイテムに!「かっこいい石」エピソード
──なめこたちが最初異様に「かっこいい石」というのを欲しがっているのですが、これはなめこたちにとってどのような品物なんでしょうか?
河合氏:
ただの納品アイテムではあるのですが…。
ちょっと違う話から説明しますと、ぼくが「NEOなめこ栽培キット」のディレクションをやっていた当時、ネジというアイテムが物凄く要求されるという状況だったんです。
伴氏:
ネジをたくさん集めないと、設備のグレードが上げられないという形だったんです。
河合氏:
ユーザーさんから「これはなめこじゃなくてネジを集めるゲームだ!」と言われるような状態になっていたんです(笑)
一同笑。
で、「何か極端に要求される要素があると、話題になるな」と思ったんです。
ネジはマイナスな受け止められ方でしたが、あえて分かったうえで狙うのであればおもしろいかもしれないな、と。
ただそれをやろうと思って「かっこいい石」を入れたわけではないです。
はじめに「手作り工房」でチュートリアル的に何かを作るってことをやってほしかったんですが、そこで素材を要求されてしまうと、何かを作るではなく、素材探しから始めることになってしまう…。
タマゴが先かニワトリが先かみたいな状態です。
なので、何も素材がなくても作れるもの…と考えて、そこで石を拾ってきてひもを通すだけったら素材なしでも納得が行くんじゃないかと思いました。
それを「かっこいい石」として使おうとした…というのがはじまりです。
ただ、やってみたら納品物が「かっこいい石」しかないので、掲示板が「かっこいい石」ばかりになってしまいました(笑)
そこで、「かっこいい石」で掲示板がいっぱいになっているような状況にお話をつけたら、元からある色んな設定が絡みあってイイ感じになるんじゃないか…と。
で、お話の中で「かっこいい石」がなめこたちの間ですごく流行っている…というものになったわけです。
──なるほど…!
伴氏:
流行っていることに疑問を持っているキャラもいますよね。
「流行りすぎじゃない?」とかって(笑)
──気づいたなめこもいるんですね(笑)
河合氏:
「かっこいい」石は食いつきがよかったので、ランク20くらいまでシナリオの方で「かっこいい」石の話をしている流れが入っています。
当初の想定よりも重要なアイテムになりました(笑)
伴氏:
あと河合が結構苦心していたのは、既存の農園ゲームの「コレやってコレやってようやく素材が集まって…」の形だと、ユーザーさんにストレスかけすぎなんじゃないかという部分でして。
もちろん、そこは課金要素でもあるんですが…。
──建物も、素材を全部集めると待つことなく建ちますよね。
河合氏:
建物が瞬間的に建つようにしているのは、会社から絶対に何か言われるだろうと思うんだけど、これは押し切らないと!と思った部分でして(笑)
素材を作るところにも時間がかかっているので、「やった!できたぞ」という時にできた効果がすぐ得られるというのは大きくモチベーションにかかわるだろうな、と。
ストレスがすごく大きい場所なので課金を促すポイントなのですが、逆にそこで離脱しちゃう人もすごく多いだろうなと思います。
「なめこ栽培キット」のユーザーさんはのんびり遊んでのんびり楽しむというタイプが多いだろうと思いますので、そういう人たちにストレスを与えるのはよくないなと。
何かの楽しみのためにがんばるっていうのなら、プレイしてくれるんじゃないかと思ったので、素材を集めたらすぐに施設が建つだとか、アイテムがもらえるという状態にしたいなと思いました。
まとめ:「かっこいい石」のエピソードを聞いてからプレイするとまた違った印象を持てそう!
チュートリアルのために素材なしで作れる納品アイテムを…というところからシナリオ上の重要な存在になった「かっこいい石」!
このエピソードを聞いた上でプレイすると、また違った思いでストーリーを味わえそう。
次回、第3回ではなんとこの「かっこいい石」の裏技情報が公開に! お楽しみに!
なめこの巣インタビューリンク:
[catlist tags=”なめこの巣インタビュー”]
キミも自分の出てなめこの巣を作ってなめこを愛でてみない?
なめこの巣ゲームプレイレビュー
なめこシリーズの新作は可愛いタウンシミュレーション!
「なめこの巣」は、色んななめこたちが棲む地下世界を作り上げるシミュレーションゲームだ。
なめこの生態を追い求める研究家のアナタに一通の手紙が届けられる。
差出人はなめこの男の子「タケル」。彼は立派ななめこになるために自分の巣を持つことになり、パートナーとして巣作りを手伝ってほしいと書かれていた。
なめこの巣は地下に作られており、そこに様々な施設を置いて彼らの生活を豊かにしよう。
工房では時間経過によって様々なアイテムを生成でき、地上にある掲示板では作ったアイテムをなめこたちに渡してNP(なめこポイント)を得られる。
巣には色んななめこたちを住まわすことができ、彼らをモグラの穴などの冒険先に派遣すると素材アイテムが手に入る。
これらのアイテムとNPを消費し、施設を設置したりアップグレードしたりしながらゲームを進めよう。
■公式ページ
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