フィーチャーフォン時代から続く人気美少女アプリ「虹色カノジョ2d」(旧タイトル「虹色カノジョ」)とは、性格や服装だけでなく身長や声などの豊富なカスタマイズ要素で「理想のカノジョ」を育成するよめいく恋愛SLG。
このたび、その制作会社アンビションの担当ディレクターである「岡田 健」氏と「神保 貴欣」氏に、ニジカノについて、そしてアンビションについてなどなどを赤裸々に語ってもらった。
これまでのニジカノ、そしてこれからのニジカノ、また海外での展開や文化の違いによる試行錯誤、アンビションの有給事情!?とがったディレクターであるお二方から何が飛び出すのか!?
にじを越えて岡田さんや神保さんに会いに行ってみた!
本インタビューの様子はこちらから:
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目次
世界へ羽ばたけ!ローカライズ担当はスーパースペックの某牛丼チェーン育ち!?
―――現在アクティブユーザーはどのくらいますか?
岡田氏:
全世界で3万くらいですかね。デイリーの集計です。海外版の入会数が多くなっているんですよ。
MAU(Monthly Active Users:月あたりのアクティブユーザー数)になると、海外だけで10万くらいになります。
―――多いですね!海外展開ですが、メンテナンスやアップデートのタイミングはどのようにしていますか?
岡田氏:
当初は海外時間も考慮する方向でしたが、英語圏の時差がアメリカだけでなくヨーロッパやイギリスなど、オーストラリア圏もありますし、どこかの国に合わせるとなると不公平になってしまうと。
だったら日本時間に統一が一番いいんじゃないか?ということで、メンテナンスなどは一括になりました。
神保氏:
日本のスタイルをそのまま持っていったらどうなるんだろう?という点もありましたので、あえてそのままにしています。
ローカライズも社内でやっていますので、数名その担当がいます。
そのうちの一名が非常に優秀で、おそらく我々より正しい日本語が使えるんじゃないかと。
一同笑。
岡田氏:
箸の使い方は、某牛丼チェーンで覚えたらしいです。本人は牛丼屋で育ったと。
人気はやはりセクシー系だが、予想の斜め上の大人気アバターは「馬」
―――プレイされている最も多いのはどの時間帯でしょうか?
岡田氏:
最も多いとなると、そうですね0時前後ですか。20時くらいから0時にかけてが増えますね。寝る前にプレイされる方が多いんじゃないかと。
家で寝ながらプレイが多いのでしょうか。あとお昼も多少増えますね。
―――夜に愛でる人が多いと。ガチャは多い人でどのくらい一度に回しますか?
岡田氏:
月一の更新で、多い人なら100回くらい回すようです。
100回で新規が全部そろうのは難しいですが、虹のガチャの性質上、投入された衣装は4か月ほど残るんで、多くの場合それぞれのペースで回しているんだと思います。
―――ガチャ以外で人気のアイテムなどありますか?
岡田氏:
その時のテーマによりますね。MRになるだけでも違いますし、セクシー路線などは人気ではありますね。
※MR=(モーションレアと呼ばれる動くアバター)
神保氏:
やはりものによるんですが、イベント景品ですかね。
―――どのようなアバターが人気ですか?やはりセクシー系でしょうか?
岡田氏:
セクシー系は、男女ともに人気です。フリフリ系のファンシーなタイプは女性に人気ですね。
ネタ系は、そんなに投入しないのですが、「馬のかぶりもの」は意外と人気ありましたよ。
―――馬ですか!?
岡田氏:
ええ、こう頭にかぶるタイプのやつでした。ショップで無料で手に入るものだったんです。人気でした。
神保氏:
シマウマなんてのもありますね。うちは、動物系をやるときは妙にリアルにするんですよね。こだわり過ぎじゃないかってくらい。
一同笑
―――逆に不評だったアバターはありますか?
岡田氏:
不評だったものはあまりなかったですね。
神保氏:
ユーザーさんからの要望は、ありましたけどね。真正面を向いた馬が欲しい!と。
岡田氏:
馬の正面て、難しいと思いますけどねぇ。絵的に。
きわどさはどこまでがOK?誘っている?誘っていない問題ってなんですか!?
―――きわどい衣装が多いですがNGになったものはありますか?
神保氏:
きわどさだけでなく、総合的に判断してNGになってしまったものもいくつかありますね。
直前に最終チェックを入れています。
岡田氏:
何回か怒られるようなものもありましたが、止められるものは止めています。
神保氏:
ちょっと攻めはじめてからね・・・。攻めるなぁーと思ってみていますが。
岡田氏:
さすがに自重しようかな。とは思っています。
―――衣装などはユーザーからの要望が多いものはありますか?
岡田氏:
やはりセクシーなものとか、フリフリでファンシーなものとかの要望が多いです。
コンテンツの性質上、復刻とかしづらいんですけど、復刻の要望とかもありますね。なるべく意見を汲み取れるようにしています。
今のところ復刻するのは難しいんですが、「もう二度と手に入らないよ!」というのはかわいそうでもあるので、何かしらの救済を考えています。
その時に手に入れた人のことを考えると、どういったかたちがいいのか考えどころですよね。
―――誘っている?誘っていない問題があるとか?
神保氏:
ギリギリの路線の事なんですが、絵的に言うと内股をわざと見せているようなものはNGですね。過度に性的なものになってしまいますから。
※編集部注釈:海外では性的な表現に対して厳しい。
谷間はむしろ強調されておりますが。
岡田氏:
個人的には、どっちでも変わんないじゃん?とは思うんですけどね。
日本では、彼女としてみる場合が多いですけど、海外では娘とか友達といった視点で見る人が多いらしいんですよ。
おっぱい大きいは正義!制作陣もユーザーもなんだかスゴイ人だらけ
―――コラボはどのようなものがあったのでしょうか?
岡田氏:
「神姫覚醒メルティメイデン」の時にはイベントで、「妖怪百姫たん!」の時はこちらで衣装を描き下ろしさせていただきました。
神保氏:
「妖怪百姫たん!」のキャラクターは、かわいいのでこれなら一緒にしてもいけるんじゃないかという兼ね合いで。こちらの衣装は人気が高かったですよね。
岡田氏:
そうですね。おっぱい大きかったんで!
一同笑。
―――イベントで意識していることはありますか?
岡田氏:
一番は景品が衣装なので、なるべく他との被りがないようにしています。
―――こんなすごいユーザーがいた!ということはありますか?
神保氏:
とあるユーザーさんは、某日本古来の文学作品に登場する女性キャラクター一人一人の名前をカノジョに付けていたりするんです。
岡田氏:
ユーザー名も、その作品の主人公名にしてる感じで。
神保氏:
他に男性キャラを女性化したりとか、有名キャラに似せたり、そういう遊び方は過去作でもやっている方がいらっしゃいましたが、そこまで徹底した方はなかなかいなかったですね。
次回予告
次回は、「ロリはダメ!日本と違う文化の違いが企画そのものにも影響する!?文章だけじゃないローカライズの裏話!!」
はたして、どんなとがったお話しが聞けるのか!?こうご期待!!
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