ファンタジーな世界観、自由な育成、膨大なやり込み要素。
アプリゲットではインディーズの王道RPGが人気ジャンルの1つである。
そういったスマホゲームを求めて足を運んでいただける人も多いのではないだろうか。筆者も個人的によくチェックしている。
様々なアプリが世に出る中で「これはっ!」と思える良質な作品がある。その1つが「ソウルクリスタル(リメイク版)」だ。
能力・装備と豊富なカスタマイズ、自動でサクサク進める良テンポ、そしてキャラロスト等のシビアなシステム。
多くのイラストは専用に制作されたものでフリー素材だけの構成では無く、独自性が高い。
開発期間1年。開発費用200万円(プログラムを含めれば800万)。個人開発であるにも関わらず、多大な労力を費やされている。
【最新アップデート】装備アイテムのランダムエンチャントを実装!アイテム収集がちょっと楽しくなった!ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆
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— フイロン@お問合わせはお気軽にどうぞ (@lifeofsnufkin) 2017年2月12日
▲現在もアプデが継続して行われている
今回はソウルクリスタルを開発した「Taiyo Project」の大場さん(PN.フイロン)に、最新作となるリメイク版はもちろん過去作を含めた制作の裏側を直接伺うことが出来た。
全5回に渡って、如何にして良質なインディーズRPGが創られていくのかについて追っていく。
・「ソウルクリスタル」アプリ開発者インタビューまとめ(リンク)
第1回は、大場さんがどのような人物かについて触れてみよう。
元プログラマーで、ゲームは身近な物だった
――どちらにお住まいでしょうか?
大場氏:
出身は埼玉の戸田で、今も埼玉に住んでいます。あんまり動いてないです(笑)
――Taiyo Projectの名前の由来は?
大場氏:
私の名前が 大場 洋平(おおば ようへい)という名前なので「大洋」にしようと思い、それだけだと被ってしまいそうだったので横文字にしました。
2014年に仕事を辞めた際、デベロッパー登録をする時に。大体の企業名って名字が由来じゃないですか。それにあやかりまして。
――現在のゲーム開発以前はどういった仕事をされていたのでしょうか。
大場氏:
組み込み系プログラマーを4年、その後はスマホアプリからWeb開発までを幅広く4年程やっていました。退職してどうしようかと思っていた時にスマホアプリやウェブゲームを触り始めました。
――アプリを出されてからはどのような生活を?
大場氏:
今はソウルクリスタルのアップデートをメインとしています。後は3万人ぐらいの2ちゃんまとめリーダーのメンテンスですね。
意外とゲーム系よりツール系のアプリの方が改善要望がちょこちょこありますので。収益は広告がメインです。
――開発していた頃の生活サイクルを教えていただけませんか?
大場氏:
去年ぐらいだと8時起きが多かったですね。パソコン付けて、仕事して、ご飯食べて、仕事で。寝るのが12過ぎまで。
やる気が出なくて丸一日何もやらない時もありますね。1週間ぐらい働いていると何も出来ない日が出ますので。
――気分転換にはどんな事をされますか?
大場氏:
日によるけど、陽の光を浴びる為に外へ出ましたり。心の闇を溜め込むために一日中寝たり。
PCフリーゲームを探して遊んだり。夏だからホラーとか。RPG色もあるシナリオテキストの多い物が好きです。
最近だとADV「包丁さんのうわさ」というPCフリーゲームが楽しかったです。評判通りでした。
ヾ(゚∀゚)ノ というわけで「包丁さんのうわさ」コミカライズ2巻本日発売です!よろしくお願いします!アニメイト特典SSがとても良い意味でやばすぎですが、アニメイトだけじゃないようなのでゲットできた際には是非ごご覧くださいまし! pic.twitter.com/BHsC0MQsfw
— ささかまたろう (@sskm_tr) 2016年8月31日
▲コミカライズもされている。内容的には結構尖ってる。
その前だと「カナラズ殺しに来る殺意ちゃん」とか。世の中にはまだまだおもしろいのがあるなぁと。定期的に探しては積みゲーをストックしています。
ゲームが好きだからこそ作品作りに取り組めた
――アプリを作り始めた理由などはおありでしょうか。
大場氏:
仕事で少し触っていたので、身近でとっつきやすかったというのがあります。
会社勤めが嫌いでしたので、辞めるにあたって1人でどうにかしていかないといけない。自分にできることを考えた結果、アプリゲームかなと。
2014年頃ですと「カジュアルゲームを作って一攫千金」みたいな流れもありましたので。せっかく覚えた技術を活かそうとしました。
大場氏:
偏見かもしれませんがSFC時代のゲームが一番好きでして。ソフト単品も高かったですが中古屋めぐりで値下げ待ちしたり。
ソフトを挙げますとロマサガ、クロノトリガーだとか。FFタクティクス、タクティクス・オウガ。マザー2も楽しかったですね。今やると大人のジョークも挟まれていて。
アクション系はロックマン3とかやりましたが、そこまでです。やっぱりRPGが好きですので!(強調)
――両親や兄弟、家族からの影響は?
大場氏:
母親がゲーム好きでした。幼稚園の頃、ディスクシステムのFCを遊ばせてもらったり。データを消しちゃったこともありました(笑)
今はCS機はやってませんが、ブラウザで遊べる農場系のゲームをちょこちょこやってると思います。
まとめ:ゲームへの愛と技術力こそが原動力!
元々プログラムを生業とされていて知識はバッチリだった大場さん。
挙げられた作品のチョイスも納得のラインナップでPCフリゲーも遊んだりとかなりのゲーム好きということが分かった。
次回は、どのようにスマホアプリ業界に身を投じられたかについて追っていくぞ。
・「ソウルクリスタル」アプリ開発者インタビューまとめ(リンク)
良質RPGを自分の手で体験してみるべし!
「ソウルクリスタル(リメイク版)」ゲームプレイレビュー
「ソウルクリスタル」は、キャラメイクしてダンジョンを攻略していくハクスラ系ファンタジーRPG。
キャラメイクは7つの種族と8つの職業を組み合わせて作り、豊富なスキルを習得させて育成していく。
バトルシステムは、基本はオートバトルだが、回数制限のある回復「休息」やダンジョンを途中退場する「退却」なども選択可能。
更に一度クリアしたダンジョンは、「探索モード」で放置稼ぎが可能になる。
キャラ育成好きなら手放しでおススメだ!
■公式ページ
http://taiyoproject.com/
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