スウェーデンに本拠地を置く企業「King」。キャンディークラッシュ登場以前には、その名前を知っている日本人はほぼいなかったのではないだろうか?
このタイトルのリリース以降、急速に成長を遂げ、2015年にはアクティビジョン・ブリザードに約7,000億円強で買収された。
そんなKingの日本のブランチが「King Japan」。率いるのは代表取締役の枝廣 憲氏。日本人だ。
世界的なトップゲームデベロッパーが日本の代表を任せる枝廣氏とはどのような人物なのだろうか?そして、King Japanはどのようにして、Kingのタイトルを日本で展開しているのだろうか?
都内某所にある隠れ家的なオフィスにお邪魔して、お話を伺ってきた。
全6回に渡って紹介していく本インタビュー。第3回目も前回同様、枝廣氏の人となりを中心にお話を伺っていく。(のつもりが、話があっちに飛び、こっちに飛び…)
目次
外では他社ゲームを触らないよう留意。
――ゲームプレイはどのような時間に行っているのでしょうか?
枝廣氏:
Kingという会社に勤めていますので、職場で堂々とプレイしています。
もちろん移動中もプレイしますし、他社のゲームを勉強としてプレイしています。
でも立場上、町中で他社ゲームをプレイしているところを写真に撮られるとまずいので、外では他社タイトルを遊ばないように気をつけています。(笑)
そんなわけで、外では自分の会社のゲームしかやりませんが、会社の中では他社さんのゲームを遊んで勉強させていただいております。
キャンディークラッシュは1288面まで進んでいる。
――ちなみにキャンディークラッシュはどのくらいのステージまで進んでいますか?
枝廣氏:
キャンディークラッシュは、今調べたら1288でした。
流行り始めた頃、Kingに入る前からプレイしています。
当時は英語ができる方や、Facebookに登録されている方がいると海外の方から招待来ていたりしましたね。(※元々、キャンディークラッシュはFacebookアプリ)
ただ、僕が入る前からローカライズはされていたのですが、大丈夫かな?という日本語が多かったです。
――日本語へのローカライズは大変でしたか?
枝廣氏:
徹夜してやりましたね。あれ?という状態だったので。
しかも、その状態で色々なプロモーションを行っていたので、もったいなかったと思います。
やっぱりしっかり仕上げた状態でプロモーションを行わないと、受け皿として目が荒くなってしまいますからね。
――最近はどんなゲームをプレイしていますか?
枝廣氏:
名のあるゲームはほとんどやっている自信があります。
コンシューマーも遊んでいますし、最近で驚いたのは「#コンパス」ですね。
任天堂さんのゲームもチェックしています。あとワンダープラネットさんが出されたグラングリッドも学ぶものが多いと思いました。
――ではこのタイトルならプレイとして自信がある!というものはありますか?
枝廣氏:
ゲームをプレイしている時間は多いのですが、他社さんの作られたゲームで自信はないですね。
でも、キャンディークラッシュは自信あります!
自転車、テニス、ゴルフ、スノーボード、サーフィン、お酒と食をこよなく愛する35歳
――趣味はどのようなものがありますか?
枝廣氏:
結構多趣味です。
自転車、テニス、ゴルフ、スノーボード、サーフィン、お酒と食をこよなく愛する35歳です。
お酒は好きなので、会社の地下にBARを作りたいと思います。(笑)
枝廣氏にとっての憩いの場は
――リラックスできるというお気に入りの場所はありますか?
枝廣氏:
家を除くと、会社がリラックスできますね。
――健康面で気にしていることはありますか?
枝廣氏:
体重です。社員に太った太ったと言われますので。今は週1ジムに通っています。
努力が足りないのかもしれません…。やっぱりお酒を飲んでしまうと意志とは裏腹に色々なものを食べてしまいます。
今家内が妊娠しているので、社員からダブル妊娠と呼ばれています。
そんなプレッシャーに耐えながら仕事していますね…。
本人公認!芸能人○○に似ていると言われたことがある
――似ていると呼ばれたことのある芸能人、有名人は?
枝廣氏:
この質問は悪意しかない(笑)
※以前別の機会でお会いした時にもこの話になり、トム・クルーズに似ているということからスクリーンに映された顔写真の隣で社員にポーズを取らされていた。
実際に10年前よく言われたのはスザンヌさんですね。しかも本人公認です。
当時日テレさんに出入りしていたのですが、朝のラジカルという番組でスザンヌさんがレギュラーとして出ていました。
日テレさんの廊下を歩いていた時に、スザンヌさんが何処かで似ていると気づいたようで、たまたま番組の関係で話をした機会に「似てますよね」と言われました。
日本で月間アクティブユーザが一番多いKingのゲームは?
次回インタビュー予告
第4回は、日本で月間アクティブユーザが一番多いKingのゲームや、日本と世界のユーザの違いなどを伺っていきます。