2タイトルをリリースしたゲームメーカーがAndroidから抗議の撤退? 「売上は立つがサポートコストで相殺される」

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執筆者:編集部

Google PlayとApp Storeで2つのアクションゲーム、「ゾンビビル」と「バトルハーツ」を販売しているMika Mobileが3月9日、Androidゲームの新規開発と既存タイトルのサポートから撤退することを発表した。

ゾンビビル

ゾンビビル

Mika Mobileの公式ブログで「Our Future with Android」というタイトルで投稿された内容によると、5日にGoogleが発表したAndroidアプリのファイルサイズ制限緩和を「歓迎すべき進化」と述べる一方で、その対応には対応に膨大なコストがかかりこと、総工数の20%を費やしたAndroidアプリによる年間収益が全体の5%にしかなっていないことを明らかにし、「純粋に経済的理由」から今後はAndroidアプリに一切の時間を使わないのだという。

同ブログによると、同社のAndroidアプリが収入を生み出さないわけではなく、複数のOSや多数の端末への対応にかかるコストで売り上げが相殺されてしまうのだとしている。

編集部が調査したところ、Androidアプリからの撤退を公式にアピールした例はこれが初めて。Androidプラットフォームへの対応にいかにコストがかかるかを詳細に述べた文章からはGoogleへの抗議の色が感じられる。

Mika Mobile公式ブログ
http://mikamobile.blogspot.in/

執筆者: 編集部