[関連記事]
・にゃんこ大戦争 レビュー記事
・にゃんこ大戦争 プレイ日記
アプリゲットをお読みになっている方で「にゃんこ大戦争」を知らない人はおそらく少数派だろう!
間違いなく今年の上半期を代表するスマホゲームのひとつである「にゃんこ大戦争」
アプリゲットでもプレイ日記を連載しておりました。読んでくださっていた方、ありがとうございます!
【にゃんこ大戦争プレイ日記】第1回「今までスルーしていてごめんなさい」
にゃんこ大戦争を生み出したポノスさんは京都にある会社なのでなかなか行く機会がなかったのですが、この度ついに行って参りました!
お話をうかがったのはポノス株式会社プロジェクトマネージャーの升田貴文氏!それではインタビューの模様をどうぞ!
―――アプリゲット編集部の阪森と申します!今更ですが、にゃんこ大戦争の勢いはすごいですね!
升田氏:いやいやいや(笑)ここまでDLされると全然思っていなかったので。あまり狙っていなかったですし。
―――リリースされたのは去年でしたよね。
升田氏:去年の12月末ぐらいですね。
―――まだ半年しか経っていないんですよね
升田氏::そうなんですよね。まぁ、もう半年なのか、まだ半年なのか分からないですけど。
―――DL数は今どれくらいまで伸びているんですか?
升田氏:先日600万DLを発表してからも、ちょこちょこ伸びていますね。
―――リリースされてからかなり早い段階でブームが起きましたが、何かきっかけがあったんですか?
升田氏:Google Play版をリリースさせて頂いた所で一気に火がつきました。
その時、iPhone版は結構下り坂だったんですよね。そこにGoogle Play版が出て、火がついて、同時にiPhone版も引っ張っていく感じで伸び始めました。
―――iPhone版は勢いがなかったんですか!?意外ですね。Google Play版は何故火がついたんでしょうか。
升田氏::実は、Googleさんの方で取り上げて頂いて。そこからはほぼ口コミですね。プロモーション自体はほとんど行なっていないです。
元々は2010年にリリースされたiアプリ
―――元々はiアプリで出されたタイトルでしたよね。iアプリ版が出たのは・・・
升田氏:3年前くらい?2010年くらいですね。
―――スマホ版のにゃんこ大戦争はiアプリ版から内容を変えたりしたんですか?
升田氏:いえいえ、全然。そのまんまです。
―――そうなんですか!? ちなみにiアプリ版は人気はどうだったんですか?
升田氏:残念ながら数という点ではそんなに伸びていないですね。弊社サイト内とかであれば、当社比ではそれなりに人気だった方だと思うんですけど。DL数は20万くらいですかね。
トータル3年間露出し続けてきて、それくらいしかいかなかった感じです。
―――20万DLだったにゃんこがスマホに移植しただけで600万DLとは驚きました。
升田氏:携帯ゲームのユーザー層が大分変わってきたっていう時代的な要素もあるのかもしれないですね。
iアプリのときはアプリを頻繁に使う方ってそこまではいなかったんですよね。
だいたいの方は存在は知っていたと思うんですけど。今みたいに皆がみんなアプリを使う状況ではなくて、あくまで携帯電話のサブみたいな。docomoさんの一部サービスみたいな。
その辺の意識の違いがスマートフォンになってから一気に変わりました。
―――ようやく時代が追いついてきたんでしょうか。
升田氏:やっとマーケットが出来たっていう印象ではありますね。
課金の仕組みは良くなかった
―――売上ランキングでも粘り強く上位に長い期間いましたが、ネイティブアプリで、しかもタワーディフェンスゲームで、売上ランキング上位に入ったのはちょっとした事件でしたよ。
升田氏:実は我々としてはちょっと失敗っていうか・・・
―――もっと出来たんじゃないかと?
升田氏:もう少し良いやり方があったと思っていますね。
課金のシステム自体はザルだらけというか、あまり良くは出来ていない部分だと思うんで、コンテンツの良さが引っ張ってくれているというイメージですね。
もう少しうまく課金の仕組みを作れれば、もっともっと会社的には上手くいったのかなって思うんですけどね。
―――それは、当たると思っていなかったことも大きいかもしれないですね。
升田氏:そこは大きいかもしれないですね。
全章クリア後も長く遊べるアップデートを予定
―――スマホ向けの開発はいつから始まったんですか?
升田氏:1年くらいは開発していますね
―――きっかけは何だったんですか?
升田氏:そうですね。面白いっていう自負はあったんで、ぜひユーザーに提供したいなって。
売れるとかはあまり意識せず。面白いから作ろうよみたいな。
―――にゃんこ大戦争がヒットして、社内の雰囲気はいかがですか?
升田氏:あまり変わってないですね。おかげさまで忙しくはしましたけど、まぁ、変わらないですね。
―――何か浮き足立ちそうな感じもしますけど?
升田氏:浮き足立ちたいんですけど、なかなかちょっと。まだまだ、ユーザー様に満足してもらう所までは出来ていないっていう所で。ヒットしたからこそ、課題が山積みで。
にゃんこ大戦争は元々終わりのある、こっからここまでっていうゲームなんですよね。
でも同時期によく遊ばれていたのがほとんどWEBのブラウザゲームばかりだったので、「モバイルゲームというのは基本、終わりがなく、永遠遊べるもの」というイメージを持たれているみたいで。
「にゃんこ終わっちゃうよ。どうしてくれるんだ。」みたいなところを、サポートできていないのが課題のひとつです。
―――なるほど。では、そこが一番の課題というか、ユーザーにとって不満が出てしまっているという。何か対応はされるんですか?
升田氏:そうですね。ちょっと時間かかっているんですけど、アップデートで長く遊べるものに変更していきたいと思っています。
―――じゃあ、エンドユーザー向けに無限に遊べるようなイメージ?
升田氏:イメージ的には。まぁ、そういう方向には落ち着けて、満足して頂けるようなタイトルにしていきたいなと。
―――新アプリではなくて、アップデートで対応していくんですか?
升田氏:そうですね。
―――まだ時間かかりそうですか?
升田氏::申し訳ないですが、もうちょっとかかりそうですね。
―――夏中には?
升田氏:には、やりたいなって思っている所なんですけど。
―――私は2章クリアして止まっていますね・・・。
升田氏:そうですよね。基本、皆さん1章クリアして満足されると思うので。
その辺が遊び、エンターテインメントとしてぬるいというか、作りが甘いなぁっていう部分でもあります。
実は2章3章はiモード版からスマートフォン版に移植する際に作ったんですよ。
―――そうだったんですか!?iモード版は1回クリアしたら終わりだったんですか。
升田氏:そうなんです。1回クリアしたらおしまい。
―――それだと短いから付け足したってことですか?
升田氏:そうですね。
―――ただ、まだ足りなかったと?
升田氏:まぁまぁ、それは足りないとは思いつつも・・・。もっとにゃんこ大戦争をやりたい人に向けて出したんです。
それでも、まだまだみなさんに物足りない思いをさせてしまって非常に申し訳ないと思っています。
50点以上のグッズ展開も開始!
―――しばらくはにゃんこに注力していく感じですか?
升田氏::そうですね。グッズの話とかもチラッと出てきていたりとか。
―――本当ですか?ついにグッズが!?
升田氏::ついにグッズが(笑) こんな所まで考えてなかったんですけど、ほんとうに有難い話です。
―――何点くらいあるんですか?
升田氏:全部でだと、50以上はありますね。本当におかげさまで色々な会社様からお声がけ頂いて。
うちとしてはこういう物展開をまったく予定していなかったので、どうぞ~という感じでやっていたら、こうなっちゃったみたいな(笑)
―――アップデートとグッズ展開がうまくハマるといいですね!
升田氏:アップデートはほんと長く遊べるものを予定していますので。キャラクターも、もちろん増えるし。
もっともっとより深く、より、にゃんこを遊べるように仕上げて、お客様に満足して頂ければいいなと思います。
―――最後ににゃんこファンに向けてひとこと頂けますか?
升田氏::にゃんこをご愛顧頂いてありがとうございます!
これからも、グッズとかアップデートとか、長く遊べるものを提供していきたいと思いますので、末永くにゃんこをよろしくお願い致します!
[関連記事]
・にゃんこ大戦争 レビュー記事
・にゃんこ大戦争 プレイ日記