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画像出典:https://matome.naver.jp/odai/2136416370560304201/2136416512560402003
『ファイナルファンタジーⅩⅤ』発売記念!スクエニの過去作品を掘り起こしてみよう!
初期のスクウェアは、RPGよりもアドベンチャー作品を複数作っていた。本作もその一つだ。
今回は、スクウェアからディスクシステム用に製作されたSFアドベンチャーゲーム―――
「水晶の龍」を紹介していこう!
はっきり言って、奇・想・天・外 by広告
「水晶の龍」って?
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
「水晶の龍(ドラゴン)」は、1986年12月15日にスクウェア(現・スクウェア・エニックス)よりリリースされたファミリーコンピュータディスクシステム用アドベンチャーゲーム。
スクウェアがブランド名「DOG(Disk Original Group)」でリリースした作品。
システム的にはコマンド選択型アドベンチャー。
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
「ファイナルファンタジー」の誕生する前に作られた作品で、世界観的にはSF設定の舞台となっている。
本編中のキャラデザ、作画強力を佐藤元氏、アニメーション製作を日本サンライズ(現・サンライズ)が担当したことで話題となった。
アニメーションアドベンチャーと銘打っているだけあり、当時のファミコンの作品の中では、なかなかに力を入れたものであった。
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画像出典:http://www.fc1983.com/cm.html
口パクするだけでもアニメ的、技術的に凄いと思われていた時代なので、TVCMでアニメさながらのドット絵と本当のアニメセルを見た子供たちはかなり興奮した。
雰囲気やBGMは良好!
だが低評価だった作品
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
コマンドをアイコンで表示する形式で、テキストで表示されるより近未来観を味わえた。
世界観の設定などをこういったUIで表現するという手法は、こういったところから生まれていったのだろう。
ストーリーは、ガールフレンドのシンシアにシャトルでの宇宙遊泳に誘われた主人公ヒューだったが、目の前に噂の「水晶の龍」が現れてシャトルが破壊されてしまうところから始まる。
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
気づくと別の宇宙船の中にいた。
そこでユージンと名乗る女性と出会う。
ヒューは、シンシアの行方を追うべく行動を開始する。
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
と、何となく後のファイナルファンタジーに通ずるものを感じないでもない。
雰囲気を盛り上げる音楽は、あの植松伸夫氏が手掛け、かなりいい感じだった。
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
だが、発売当初の評価はそれほど高くなく、雑誌での評価もそぐわない結果に終わった。
シンシアを脱がせる!
伝説のウソ技
この作品のを語る上でこれは外せない。
当時のゲーム雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』の裏技紹介コーナーに掲載された裏技―――
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画像出典:http://famicon.s348.xrea.com/entries/19861215_suishonodragon/
有名なワンシーンであるヒロイン・シンシアが手を広げたシーンで、
「この場面からヒロインのシンシアと野球拳ができる」
というもの。
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画像出典:http://twisoku.ldblog.jp/archives/21784547.html
野球拳!?
という事は、つまり脱がせる!!
画面紹介では、一枚ずつ脱ぐシンシアの画像が!!
これは、当時の少年たちの心を大きく揺さぶった。
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画像出典:http://plaza.rakuten.co.jp/yurinao/diary/200602210000/
なんと、この技が掲載された後、本タイトルのソフトは市場から消えて在庫切れとなり、ディスク書き換え回数が増えたと言われる。
シンシアを脱がそうと、ファミコン少年たちは奮闘した。
何度も!何度も!何度も!
そして、心折れる。
脱げない!
そう、それは当時、掲載誌面上で行われていた企画「ウソ技クイズ」のウソ技そのものだったのだ。
企画時には「シンシアとジャンケンができる」というものだったようだが、担当者が張り切り過ぎた。
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画像出典:http://famicoroti.blog81.fc2.com/blog-entry-457.html?sp
シンシアの脱衣画像を一晩で仕上げてきたという―――なんというジェバンニ!
この仕上がりの良さが、今も伝説となっている。
騙されたファミコン少年たちは、ウソ技と知って愕然としたのも伝説となっている。
―――っくそ。
スマホで遊べるスクエニゲーム
アカシックリコード(Akashic Re:cords)
『アカシックリコード(アカリコ)』は、誰もが知る物語に蔓延る「歪み」を、創作キャラを率いるクリエイターが正していく3DスマホRPG。
学園生活の傍ら、生徒達が異世界での活動を通して関係性が変化していく現代ファンタジーな物語。
そして多様な世界のキャラが混生してごった煮となった、カオスで賑やかな雰囲気は実にイマドキ。
バトルはリアルタイム進行、各キャラはゲージが溜まると行動可能。アクティブに動かしていく。
選択式のスキルや防御コマンドの他、協力マルチプレイではリアルに連動して必殺技を放つシステムも。
スクエニの完全新作ではグリムノーツも目立った2016年度だが、個人的にはこっちをオススメ!と推したくなる面白さだ!
星のドラゴンクエスト
「星のドラゴンクエスト」は、国民的RPGであるドラゴンクエスト、通称ドラクエをスマホ向けにシステマイズしたセミオートバトルRPG。
オリジナルキャラを自由なアバター設定で作り、星を探索していくというもの。
歴代の懐かしのBGMを聴きつつ、フィールドにダンジョンに冒険の部隊を広げていく。
移動は場所を指定すると自動で歩いてくれるシステムで、戦闘も基本はオートで戦ってくれる。
だが、コマンド選択はドラクエの王道!技や魔法はゲージが溜まったら任意で選択して使っていける。
プレイしてみるとわかるが、これは正統派なドラクエだ!
グリムノーツ
グリムノーツ、は、スクエニの王道RPGと、シンデレラや赤ずきん、ピーターパンなど、世界中の童話の世界が融合したファンタジーRPG。
童話の中で主人公になれなかったキャラに焦点をあてたストーリーが面白い。
戦闘はリアルタイムのスリーラインバトル。4人のパーティを組み、主人公だけを操作する。画面スワイプで移動、タップで攻撃だ。
画面上を自由に動きながら乱戦していくスタイルはテイルズを想起させる。
誰でもない主人公が戦うという物語、豪華なグラフィックと声優陣、自由度の高いバトル。バツグンです。
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