1970年代は、アニメでは「宇宙戦艦ヤマト」のブームが起こっていた時代だった。
近年のリメイクでも人気となったが、当時はプラモデルも大ブーム。
その中、ヤマトの人気にあやかるパチモノ群の中、ひときわ怪しい光を発するシリーズがあった!
それが東京マルイの―――
「宇宙戦隊」
このシリーズは、パッケージに描かれたキャラがヤバい!
今回は、香ばしい程の危険なスメル漂う「宇宙戦隊」シリーズを大特集!
バカめ!と言ってやれ! by沖田十三(宇宙戦艦ヤマト)
東京マルイって?
現在の「東京マルイ」と言えば、モデルガンのメーカーとして有名。
トイガンやラジコンをメインとして、鉄道模型なども販売している。
エアソフトガンでは国内最大のメーカーで、非常にファンが多い。
エアソフトガン、電動ガン、ガスガンなど様々なタイプ、価格帯のアイテムを取り扱っており、どれも玩具としての使い勝手の良さが評価されている。
電動ガンシリーズの「89式小銃型」は防衛省にCQB訓練用教材として納入している。
日本国外にも輸出していて、海外でも人気があるようだ。
そんなマルイも、過去には様々なキャラクターモデルを作成していた。
特に1970年代から1980年代には、「宇宙戦艦ヤマト」や「機動戦士ガンダム」のプラモデルが大ブームとなった時代だった。
ガンプラに対しては「モビルフォース ガンガル」を、そしてヤマトに対しては「宇宙戦隊」を販売していたようだ。
キャラがヤマトにそっくりすぎ!
「宇宙戦隊」シリーズ
有名なガンガルに関しては、また別の話としておこう。
今回は、ヤマト風のプラモデル「宇宙戦隊」シリーズに関して……。
いや……まぁ、なんというか―――
そっくりじゃねぇか!
何がって?
この人たちが!
衣装のデザインだけ微妙に変えてみました?的な―――
マシンの矢印マーキングも似てると言えば似てなくもないが、メカデザイン自体はモチーフメカとは似ても似つかない。
いや、どれもこれも似せようという心意気は理解できるけど―――
違うよね?
それもそのハズ、この当時流行していた金型の使いまわしのモデル。
元は、「合体母艦シリーズ」や「キングダイバーシリーズ」といった別のプラモシリーズとして過去に販売されていたもののボックスアートのみ変更して作られた、いわゆる―――
輪廻転生プラモ
そう、命名してやろう!
しかも、一番最初のシリーズからして玩具としてのギミックにこだわったらしく、これゼンマイで走行します。
どれも走らせたり、ギミックで遊ばせてくれる良いプラモ。
だけど、これってパチモノなのよね!
惜しい!非常に惜しい!
パートⅡやら、パートⅢやら非常にヤマトプラモ寄りにして買わせようという味付けが濃い。
しかし……
シリーズ多いな!
軽く調べただけでも、ぽろぽろとそれらしいモノを発見できた。
これでも全部じゃないらしいので、興味ある人は探してみるのも面白いと思うぞ。
現在の非常に高いトイギミックの技術力の原点が、この「宇宙戦隊」などのシリーズには見て取れる気がする。
金型が残ってるなら再販してくれないかなぁ?
―――「宇宙戦隊」シリーズとしては無理だろうけど!w
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